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トルコアイスの思ひ出

トルコに移住したあと、先生の繋がりで人を紹介してもらったり、モスク(ジャーミー)での特別なイベントに呼んでもらったり。また、師匠に就いた弟子の一人となったので、各国から来た他の弟子と仲良くなったり、、と、勉強まわりで人脈が広がっていきました。

ある日、ピクニックで知り合ったSさんから、夜8時に電話が。

「今からカナート・ロカンタスでドンドルマ食べない?9時にお店の前で会おう」

ドンドルマというのは日本でも有名な、トルコ風アイスのことです。街角では観光客を楽しませるために、「必要以上に伸びる」のですが、お店のは、実際はそんなに伸びません 笑 

それにしても、トルコの人は直前に予定を決めるのが好きなようなんです。日本人的には1週間後の予定を決めるって普通だと思うんですが、トルコ人は、あまり先の予定を決めたくないというか、予定に縛られたくないみたいです。今回もホント急ですが笑、折角なので急いで着替えてドルムシュ(乗合タクシー)で向かいました。

カナート・ロカンタス(Kanaat Lokantası)は、ボスポラス海峡のアジア側、ユスキュダルの港にほど近い場所にあるオスマン料理のお店です。前菜、メイン、デザート等のコーナーがあって、料理を見て注文が出来るので便利です。伝統系オスマン料理なので、お酒は出ませんが…

ちょっと古めかしい内装で、観光客にも人気があるみたいですが、とくに料理が特徴あるわけでもないので、先生たちにも「あそこ行ったほうがいいよ!」とか勧められてたわけでもありませんが、、そこで敢えてアイスだけ??

店の前でSさん夫妻と合流。レストランですが、「今日はデザートだけ食べに来た」と言っても快く迎えてくれていたので、こういう客はよくいるのでしょう。

Sさん曰く、ドンドルマはここのが一番おいしいとのこと。早速注文です。Sさん夫妻と僕はシンプルなミルクのもの。妻は、店員さんの「フルーツ入りもすごく美味しいよ」という言葉に乗せられてミルクとイチゴを注文。

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カナートロカンタスのアイス。たしかに美味しい。

食べてみると…美味しい!ミルクの味が濃いし、植物っぽい香りもわずかにしています。まさにオーガニックな食感。自然な粘り…。(ドンドルマの原料は、ランの球根なのです)これは、ほんとにおすすめするレベル!

ドンドルマと言えば、イスタンブールではmadoというチェーン店が有名ですが、カナートの方がより濃厚でおいしいと思いました。

こんなことを書いていると、またカナートのアイスが食べたくなってきました… 皆さまもイスタンブールに行かれた際は、ぜひアジア側へ渡って寄ってみてください。

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