台北旅行記②〜食、歩、食、歩〜
台北で迎える2日目の朝。
1日目はこちらから↓↓
台湾旅行で朝食つきのホテルを予約することほど、無駄なことはない。
朝食の国、台湾。
朝4:00、5:00からやっている店も少なくなく、通学通勤前に朝ごはんを買って行く人がたくさんいる。
今回、ホテル近くでいいところないかな〜とGoogleマップで適当に探していたらなかなかディープそうなところを発見した。
筆者は台湾朝ごはんの定番「蛋餅(ダンピン)」が大好物なので、もちろんそれ目当てで行ったのだが、いざ店内へ入ると…
謎に押し出されているメニューがあることに気がつく。
「炒麵」=炒め麺で想像はしやすいけど、食べたことがない………なら、食べるしかない…‼︎
味は4種類。
「宮保雞丁(鶏肉とピーナッツの辛炒め)」「義大利(=イタリア。トマトソース?)」「黑胡椒」「蘑菇(きのこ)」
香辛料に目がないので迷わず「黑胡椒炒麵」を選ぶ。
目玉焼きつき50元、目玉焼きなし40元。もちろん目玉焼きつき。
起司蛋餅(チーズダンピン)40元、無糖豆漿(無糖豆乳)20元も一緒に頼んだ。
今この記事を書きながらも、まじまじと写真を見つめてしまう。100点満点の朝食だ。
とろみのある胡椒の効いたソースが少し太めの麺にがっつり絡む。
パスタでもラーメンでもそばでもうどんでもない、なにこれおいしいーーー涙
名古屋名物「あんかけスパ」に似ているが、麺はもう少し柔らかかった。
本来の目的だったはずの蛋餅の印象が薄くなってしまったが、いいお店を知れていい1日のスタートを切れた。
(ちなみに私たちが日本人だと分かると、かわいい日本語で書かれたメニューも出してくれた。)
この日は特に何をするか決めてなかったので、とりあえず日本で出会えないパパイヤミルクを飲もうと、中山駅にある「台北牛乳大王」へ。
一時期好きすぎて、帰国したあとも自分で作ってみたりしていた。
でもパパイヤ自体、数百円〜高いものだと1,000円近くかかってしまうので日本だと貴族の飲み物と化す。
次に向かったのが、留学時代週に2、3回は通っていたフルーツ屋さん。
数年前までいかにも台湾!という店構えだったのに、いつの間にかリニューアルしていた。
儲けてるのかな…
ここで芭樂(グアバ)をたらふく食べることにした。
これもパパイヤミルク同様、なかなか日本では辿り着くことのできないフルーツだ。
ひとくち食べる。
ん?
もうひとくち。
こんな硬くて味気なかったっけ………
たぶん旬じゃなさすぎたからだよね。
それはそうと、ここの水果綜合盤(フルーツ盛り合わせ)おすすめです。
もうお昼の時間です。
乗り換え駅まで歩いたりしていると時間があっという間に過ぎる。
ここで母親のアイデア採用。
ここ美味しそう!といって紹介された「青花驕麻辣鍋」。火鍋のお店である。
台北には、連日観光客で溢れる中山駅のほかに3店舗あるみたいだ。
中山駅店の口コミを見ると「予約しないと……」という声ばかりだったので、台北光復南店に向かってみる。
この時点で午後2時。店内は空いていて普通に入ることができた。
外国人が来ることは全く想定されていないようで、中国語をかじっている私でも少し手間取った。
火鍋のお店だと先ほど述べたが、ここではぜっっっっっったいに酸菜白肉鍋も頼んでほしい。
酸菜白肉鍋は酸味のある白菜をたっぷりいれた辛くない鍋なのだが、正直、火鍋の主役である麻辣鍋より何倍も美味しかった。
そしてとりあえず花椒が効きまくっている。
独自の花椒クラフトビールがあるほどで、飲んでみるとちゃんと香りが立っていて、でもビールらしさもあって、香辛料好きとしてはたまらない味。
台湾の、安い!うまい!B級グルメ‼︎に飽きた方は訪れてみてはいかがだろうか。
さすがに食べすぎている。
運動しよう。
そんなときにおすすめなのが象山。
台北の市街地に突如として現れる山だ。
地下鉄の終点駅でもあるので、とっても行きやすい。
そして184メートルという低標高だが、意外ときつい。ずっと階段を登らなければならない。
途中で「え〜⁉︎まだあるの⁉︎無理だよ〜」と嘆いている日本人親子のお父さんを見かけた。
分かる、その気持ち。
でもね、登り切らなきゃお父さん。
入山料も展望料金もいらない、ただ少しがんばれば見れる光景。
30分ほど台北の街並みを眺めていた。
象山を下山して、登山口目の前にある愛玉専門店で愛玉入りパッションフルーツ茶と、謎にクリームパンを買った。
2日目の夜は夜市へ行くことにした。
士林夜市をはじめ、台北の大きめな夜市はほとんど行ってしまっていたので先日YouTubeで見かけて気になっていた「延三夜市」へ。
YouTubeにも登場していた「新竹米粉」に向かってみる。
観光客皆無。
適当に店の人に注文して、好きな場所に座る。もちろん相席。
なかなかハードルが高い。
最初どうしたらいいか分からず、注文したまま突っ立っていた。
この味の薄さが台湾料理の魅力だね〜
置いてある調味料で味変しながら食べられるのがいい。
お会計は食べ終わったら、おばちゃんに声をかけてお金を渡す。
レジなんてないよ! このゆるさもいいね。
デザートを求めてやってきたのはこちら。
おもち屋さん
冬はお餅をそのまま、夏はお餅を白玉のように乗せたかき氷を食べるのが定番らしい。
この日、最高気温25度超えとはいえ、朝晩は冷えて肌寒かったのでかき氷は諦めた。
ごま餅と花生(ピーナッツ)餅の盛り合わせ。
粉がたっぷりかかっているおかげで、最後までピーナッツとごまの香りを堪能することができる。
そしておもちがもっちもち。時間が経っても固くならず、美味しかった。いい締め。
〜つづく〜
〈おまけ〉
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