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外傷とは、外力(機械的、物理的、化学的)により生じた組織・臓器の損傷(けが)〜日本形成外科学会サイトより〜

外傷の予防は、交通事故の予防と似ている。

日常生活、スポーツ場面での外傷を予防を交通事故予防になぞって考えてみましょう。

①危険察知(見ること)
眼が見えている方は外力から避けられるように、対象の危険状況を目視で把握できているべきです。例えば、歩きスマホ。スマホに注視しているため周辺視野で状況を把握しているだけなので、壁に気づかず正面衝突して左眼負傷したり、段差に気付かず躓き転倒したり、駅のホームから転落したり(東京消防庁サイトより抜粋https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/topics/201602/mobile.html)
スポーツ場面でもありますよね。バスケットでボールを見ながら走っていてら、相手選手に突っ込んでしまい転倒したり、柔道で足を注視していた瞬間に奥襟取られて気づけば投げられてたり。
見ているつもりで、見えていない状況はよくあることです。
予防として、もちろん注視できることが一番大事です。併せて周辺視野を広げたりするビジョントレーニングも良いかと思います。スポーツ現場であれば、技術練習にビジョントレーニングを織り交ぜることも大事になりますね
意外とあることが、考え事をしていたり、疲労性からボーっとしてしまい、見ているつもりで見ていないなんてこともあったりします。注視できない状況の改善もちゃんとしましょう。

②危険予測(イメージするとこと)
「わかっているつもり」っていうやつですね。その「つもり」が外傷を引き起こすわけですね。
運転免許証の更新時に必ず観るビデオでも、言ってますよね。「公園横に停車中の車の影から子どもが飛び出してくる危険性を予測できてますか?」
では、皆さんの日常生活ではいかがですか?それしたら、ヤバくね?と感じるセンサーが働いてますか?私事ですが、斧で薪割り(薪ストーブ用)をしていた時です。振り下ろした斧が木に弾かれて薪割り台から外れました。「あぶね」と。原因も分かりましたが、気の緩みも多分にあったと思います。ケガがなくてよかったですが、良い教訓です。
よくある巷の例だと、運動会でおお父さんがリレーに参加。日頃、運動していないお父さん…気持ちは若いままでも、身体はちゃんと衰えてます。よーいどん…でアキレス腱断裂。心の片隅で『大丈夫かな…』って思いませんでしたか?って例ですね。
スポーツ現場でもそうですね。指導者にも求められますね。「この環境下で追い込んだら、熱中症で倒れるのでは?」「このサーフェイスで練習した時に転倒事故を起こすのでは?」
現場に素直になる事、危険性に対する対策を準備する事、そして「止める勇気」も併せ持つ事。
求められるのは情報収集とイメージトレーニングですね。今までの経験や見聞きする情報をヒヤリハットの法則に則り、これが大惨事になったらどうなるかをイメージする。

③車間距離(間合いをとる)
車の車間距離を間違えると簡単に衝突事故を起こしますよね。車間距離を空けましょうといいますよね。
ちょっと手狭なお店の中を歩く時に机の角に身体をぶつけたりした事ありませんか?人は自分の動く範囲を無意識に感知してぶつからないように行動するものです。しかし、先日の私は疲れていたのでしょうか、ぶつかるはずのない所で「イテッ」と。【間合い】を察知する無意識センサーが働かなかったのか、身体がセンサー通り動いてくれなかったのか。
そうなんです。ぶつからない(間合いを保つ)ためには、を対処しなければいけません。
「空間認知能力」と「身体を思うように動かすトレーニング」
例えばスポーツ現場だと、バスケットボールで誤ってボールに指を弾かれて指を捻挫したりします。これはボールと身体の位置のズレが引き起こしている可能性があります。ビジョントレーニングでいう「眼と手の協調性」ですね。自分が思っている位置に手が動いていない(微妙にズレている)、タイミングが合わないとか。
お年寄りの方が椅子の角とかにぶつかってしまいがちとかは、コーディネーショントレーニングが必要だったりもします。お年寄りだと、根本的な筋力が必要かもしれませんが。
柔道など格闘技でいう「間合い」。格闘技以外のスポーツや生活の色々な場面に必要だったりします。

④運転前点検(身体のコンディション)
自動車教習で運転前に、タイヤのチェックやライトのチェックするように指導されませんでしたか?当院の隣がクロネコヤマトなのですが、毎朝トラックのチェックを声を上げてしっかりやってます。そうですよね、運転中にパンクしてたら仕事になりませんしね。それこそライトがつかないで事故になったら大変ですしね。
身体の調子(コンディション)もそうです。皆さまチェックしてますか?この頃、荷物が重く感じてきた(筋力低下)、前より歩くと疲れやすくなった(持久力低下)、起床時がすっきりしない(睡眠の質量の低下)などなど
スポーツ現場で疲労困憊時に、大事なスキル練習をしても身につきません。悪い癖がより身について悪化します。
ウォーミングアップを軽くあしらえば、自分の今日の身体の状況を把握できないのだから、良いパフォーマンスが安定して毎回できるわけがない。
身体は変化したがらないですが、毎日変わらぬベストコンディションな人はいない。
一般の方は、朝の体操なんて良いチェックですよね。クロネコヤマトさんはみんなで毎朝ラジオ体操みたいなことしてますね。
調子をチェックして、普通でない状況があったら対処しましょう。
車のエンジン音がちょっと変なら車屋さんに相談なんかしたりしますよね。エンジンオイルが古くなってるので変えてみるかと。一般的には定期的に変えているものですが。
身体の不調をちょっと感じるなら専門家に相談してくださいね。当院でも大丈夫ですよ。
手があげづらいんだけど…床からの立ち上がりが不安だとか…健康相談やスポーツ選手のコンディション相談も対応します。

不慮の事故でない限り、外傷も障害も予防できるものは、予防するに越した事ないですからね。

※ 佐野接骨院、筋トレクラブ、トレーニングガレージ(会員制)は予約制です。

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