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5月6日(月):「joy」が生まれる場を増やしたい

昨日は日経新聞の連載「データで読む地域再生」で取り上げられていた首都圏での都市公園の記事をもとに、気軽にスポーツできる環境が拡充されている状況に触れながら生涯スポーツ、生涯レクリエーションのことを記しました。

本日もこれに関連した話をもう少しばかり。

昨日にも簡単に説明しましたが、生涯スポーツは健康づくりや社交の場を目的として「生涯を通じて、いつでも、どこでも、誰でも」親しめるスポーツのことを指し、スポーツ技術や記録の向上を目指したり、勝敗を重視する競技スポーツとは、同じスポーツでも目的や意味合いが大きく異なります。

生涯スポーツはもちろんのこと、レクリエーションも含めたそれらの場は自然な形で交流が生まれるし、楽しさと賑わいのある時間になるので、先日までに触れてきた社会課題の孤独・孤立を解消に寄与するし、健康増進にもつながります。

このようにして「誰かと一緒に楽しむ場」があるのは本当に有意義だと思っています。

以前に何かの書籍で触れられていたのが「pleasure」と「joy」の違いについてでした。

どちらも「喜び」や「楽しさ」を意味する語ですが、そのニュアンスには微妙な違いがある旨の説明がなされていました。

前者の「pleasure」は自己完結的、自己充足的に作り出される快楽といった意味合いです。

これに対して後者の「joy」は自分と対象、あるいは自分と他者との関係の中で組み立てられる「快」のことだといいます。

前述したような生涯スポーツやレクリエーションは、先の内容に照らし合わせると「joy」を生み出す場だと言えるでしょう。

無論、「pleasure」もその人にとっては喜びを感じる素晴らしい瞬間だから、そのような場もたくさんあるに越したことはありませんが、ことに孤独や孤立の緩和や人とのつながりによる社会的健康の面では、意識的に「joy」が生まれる場を増やしていけると良いですね。

私たちはスクール制小型フィットネスクラブを運営するなかで、積極的にイベントなどを実施しながらコミュニティも大切にしてきたので、今後もクラブのなかで「joy」が生まれる場を積極的につくり出していければと思っています。

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