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2月26日(月):実践を伴った「知行合一」に

昨日は10数年ぶりに「遠ざかっていた料理を最近になって再開した」という個人的な話に終始しましたが、本日もその続きをもう少しばかり。

料理を再開した当初は重い腰をあげるように「できるだけ手間のかからないものを」を考えていましたが、一定頻度で続けているなかで「もっとバリエーションを増やしてみよう」といった前向きな気持ちも生じて、料理に対するフットワークも軽くなってきました。

これは一定頻度で取り組むことで手際がよくなったり、心理的なハードルが下がるのが大きいのだと思いますが、定期的な行動そのものがフットワークを軽くし、そこからポジティブな変化も出てくるので、まずは肩肘張らずに始めて、その出来や是非は気にせず一定頻度でそれを継続してみることが大事だと実感しています。

このような面は料理だけに限ったことではなく、例えば身体を動かすことも、勉強をすることも、人と会うことも、新しいスポットへ出かけることも、自然に触れることにも、きっと似たような側面があるのでしょう。

ここで触れたような内容は実行力や継続力を高めるための書籍を読めば、どこにも似たような事柄が書かれているものですが、やはり実体験を通じて自分が強く実感した感覚が重要だと思っています。

私が学生時代にサッカーをしていた時も監督からは「自分で考えて、自分で見つけた答えしか、自分のものにならない」と言われていたのを思い出します。

監督からは様々なシチュエーションで指摘や選択肢の提示を受けるわけですが、それらのいずれも外から与えられたもの、示唆されたメッセージであることに変わりはありません。

それを聞いて自分のなかで「そうだったかもしれない」「その通りだな」と感じたとしても、それは頭でわかっただけのことであり、もっといえば与えられた答えやお仕着せに過ぎないともいえます。

それをふまえて、改めて自分の頭でしっかり考えたり、それ以降の自分のプレーを通じて得た実感が実践知であり、自分の身体を通じて得られた答えとしての身体知こそが、本当の意味で自分にとっての血肉になると言われていました。

一言でいえば知行合一ということになるのでしょう。

人の話を真剣に聞いたり、書籍を通じて何かを学ぶことも大事ですが、もっとも身になるのは、やはり「自分でやってみる」ことです。

幾つになっても「自分でやってみる」ことで、はじめてわかることや実感することがありますからね。

ましてや若い時ならなおさらなので、まずは臆せずに様々なことへチャレンジをしていくことが大切なのだと思います。

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