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タイガー服部レフリー引退記念大会

新日本プロレス、後楽園大会を観戦してきた。

この日はタイガー服部レフリーの44年のレフリー生活を締める最後の試合。

セミファイナルとメインの2試合を、タイガーさんが担当する。

当日を前に発表されていたのは、FC限定撮影会とサイン会はタイガー服部さん。

だがご存知の通り、現在はコロナウイルスの横行で、このイベントは前日夜に中止が発表された。

タイガーさんとの撮影会は本当に楽しみだったのだが、御歳74のタイガーさんを危険に晒す訳にはいかない。

他にも当日は会社が消毒アルコールを用意して下さり、後は事前に協力要請されていた「観客のマスク着用」さえしっかりしていれば万全。

だが、実際のところしてない人も結構見られた。

選手もSNSで呼びかけたり、タイチ選手などは結構分かりやすく(但しヒールっぽさは残して)ツイートしてくれたりしてたんですがね…

マスク着用が多い中、歓声はどんなものだろう?と思っていたが、試合が始まってしまえばそこはいつもと変わらぬ光景。

実際私もマスクをしていたわけだが、いつも通り選手の名前を呼んだり手を叩いたりと盛り上がった観戦が出来た。

第1試合はヤングライオン3人の気合溢れた気持ちいい試合だったが、体験相手の真壁&本間&ヘナーレ本隊組の前にはまだ勝利は遠かった。

ただ、試合後に辻くんが真壁さんに場外乱闘を仕掛けるのを見ると、辻くんなりのNJCへのアピールなんですかね?

上村くんはタイガーさんと組んでJrタッグリーグに出場してるし、辻くんにもそろそろ公式戦に出場して欲しい!

第2試合は翌日にタイトルマッチを組まれているSHO&YOH+オスプレイvs田口&ロッキー+タイガーマスクでの前哨戦。

こちらも試合後に田口さんがYOHくんがアンクルホールドを仕掛けるなど、タッグベルト奪取に向けて火花バチバチ。

普段おちゃらけた田口さんですが、やはりアンクルはほかの選手よりも上手ですな。

第3試合はYOSHI-HASHI&フィンレー&ジュースのCHAOS本隊組vsBUSHI&ヒロム&EVILのロスインゴ対決。

恒例のBUSHIの水吹きなし。こんなところにもコロナウイルスの弊害が…

実は私、ヒロムくんが復活してからは初の観戦ということで、動いている生ヒロムに僅かに涙…

やはり怪我って怖いですね…

第4試合は第三世代vs鈴木軍

入場してすぐに金丸さんと何やら相談していたみのるさんですが、ターゲットを中西さんに定めていたのだろうか?

2.22に引退の決まっている中西さんへ鈴木軍一同総攻撃!が、多々見られた。

ただ、みのるさんはやはりお上手ですね。

皆にエルボーを打ち込む姿は見られたが、中西さんへはどうにも当たりが弱く感じられる。

まあ、それをそうと見せないのがプロレス王の所以だろう。

余談だが、試合後にリングから降りようとした金丸さんの頭部にタイチくんの膝が入ってしまい、その後少し動けなくなってしまったところは、申し訳ないが少し笑ってしまった。

恐らくこの日のどの攻撃より痛そうだったであろう…

第5試合、セミファイナルにとうとうタイガー服部さんが登場!

会場は「Thank  yo u服部」コールが!

登場選手たちと握手やハグをしてボディーチェック。

棚橋&飯伏+矢野&カバナvsバレットクラブのこの試合も2.21に行われるタッグ戦の前哨戦。

普段であればセコンドの介入があるが、この日は曲者矢野が非常にいい仕事を(笑)

これはベルト奪取に向けて幸先よさそうじゃないですか!

そもそもGODは一度ジュース&フィンレーに奪われたとはいえ、保有日数はかなりの数だろうからそろそろ手放すだろうとは思っている。

加えて飯伏さんに1.4&5でオール敗戦という痛い思いをさせているので、そろそろ何か…と思っていたところなので。

何にせよ、2.21が楽しみだ。

そうそう。この試合を締めたのは、なんとタイガーさんご本人だったことも忘れずに明記しておこう。

矢野さんの反則行為では?と訴える邪道外道選手に、タイガーさんは自ら急所蹴りをかまして彼らを撃退したのだ(笑)

そしてとうとうメインの時間。

タイガーさんのレフリー姿にお別れの時間が近づいて来た。

メインはオカダ&石井&後藤vsSANADA&鷹木&内藤で鷹木vs石井のNEVER戦の前哨戦。

だが私にはそれ以上に、タイガーさんの最後の試合にオカダさんがいるということが嬉しかった。

オカダさんは海外遠征では大抵タイガーさんと一緒にいたし、ご本人も前日に「こんなに一緒に写真撮った先輩はいない」とツイート。

だから最後のボディーチェックの時は笑顔でずっとタイガーさんの腕に触れていた。

寂しさは人一倍だったに違いない。

そんかタイガーさんが最後にスリーカウントを数えたのは、SANADAさんだった。

引退日を前にロングインタビューに答えていたタイガーさん。

その時に「オカダや内藤が育ってきて飯伏やSANADAが入ってきて…」と言っていた。

SANADAさんは新日本プロレスの道場育ちではない。

だが今彼が与えている影響というのはファンなら知っていることだろう。

私はこの時、タイガーさんがSANADAへの期待を強く感じた。

他にも外から来た選手は沢山いるのに、名前をあげたのはSANADAさんということに意味を感じた。(飯伏さんもだが…)

そんなSANADAさんを含んだロスインゴのお決まりポーズの中にタイガーさんも入れた事が、内藤さんからタイガーさんへの餞だったのかな、と思う。

こうしてタイガー服部レフリーの引退試合は幕を閉じた。

続くセレモニーでは、新日選手や審判団、社長たちから花束贈呈と記念写真。

その後グレートサスケさん、馳浩さん、武藤敬司さん、長州力さんも駆けつけそれぞれに労いのコメントを。

天龍さんと猪木さんもメッセージを。

タイガーさん自身のご挨拶では「コロナウイルスという不気味な…」というものから始まり、感動こそしたが涙よりも笑顔に溢れたセレモニーになった。

さすがに10カウントゴングには私は涙したが…

偉大なレフリー タイガー服部さん。

本当にお疲れ様でした。

これからもどうぞお元気で。




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