今、仕事で悩んでいることなのですがタイトルの通り性に対する意識を変えるのは難しい。

日本は性に対してオープンではなく、性教育=エロと連想する人も多い。最近ではメディアで性教育についてちょこちょこ出てきていたり、性教育の本が出版されてきているがなかなか性に対しての苦手意識は拭い去れないと思う。メディアや本が出版されていたとしても、見たり手に取るのは興味があったりする人や学んでいる人など一部の人なんだと思います。


私は内科と産婦人科の混合病棟で働いて、月平均3-4件くらいの婦人科患者さんの入院なので確かに関わる機会も少ない。内科の高齢者や認知症の患者と違い、しっかりしているのでついついスタッフの足が遠のいてしまう。

手術をした人に対して指導を行う性生活に対してや卵巣機能についてなどのパンフレットを作成して、活用は出来ているが他のスタッフが実際どこまで指導を行えているのかや、その患者さんがどう言う人で個人に合わせて指導が行えているかがわからない。
先日も後輩に指導をしているところを見てもらったら「難しい」「質問されたらどう返していいかわからない」「性について聞くのはハードルがある」と言われて、かなり苦手意識が高いのが改めてわかりました。

パンフレットを説明するだけで、果たして退院指導と言えるのだろうかとも疑問に感じる。その人が今後どうやって生きて行くか(例えば妊娠・出産についてや結婚など)も含めて、不安がない様に説明することや何かあったときは我慢せずに直ぐに病院に受診できる様な説明は必要だと思う。

でも、今の職場で自分一人やっていくには限界がある。


考えるほどに迷宮入りしてしまいそうになる。

まだまだ答えが見つからないですが、もがきながら1人でも多くの人が性に対して向き合ってもらえる様な人が増えてもらえればいいなっと思います。