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音楽と人をつないでくれる「楽器」

昨日3月2日に、大学時代に所属していた音楽サークルのOG・OB総会に出席してきました!

2019年は、創部90周年という節目の年でもあるので、OG・OBと現役の部員の合同で演奏会を開催しようということになり、この日の総会は、そのキックオフとなりました。


私が所属していた音楽サークルは、いわゆるビックバンド形式と呼んでいるものなのですが、

メイン楽器はハーモニカなのです!

ハーモニカを主体として、フルートやクラリネット、ヴィブラフォン、マリンバ、グロッケン、パーカッションという、吹奏楽系の楽器と、
ギター、ベース、ドラム、キーボード・アコーディオンというバンド楽器が混ざった、かなり変則的な編成になっているビックバンドです。
ちなみにわたしはフルートを担当していました!


そんな珍しいビックバンド、通称ハモソ(ハーモニカソサイエティ)ですが、
ここ数年、その存続に大きく関わる事態が起きています。

それは、ハーモニカの生産中止です。

2016ー2017年と、ハーモニカを生産していたメーカーが、相次いで生産を完了してしまっているのです。

ハーモニカの使い手が減ってきているのだという事実を突きつけられた気持ちです。

ハモソは、吹奏楽や管弦楽、軽音楽などに敷居が高いと感じてしまう人でも、音楽未経験でも始めやすい音楽サークルということが特徴です。ハーモニカは、誰でも簡単に音を出すことができるので、敷居が低いと感じる人も多かったのかもしれません。だけど音楽を表現するとなったら、他の楽器同様に、奥深くやりがいのある楽器でもあります。

わたしは高校時代から音楽をかじっていましたが、ハモソでハーモニカと出会い、音楽の楽しさにのめり込んでいったという人たちのことを知っているし、そういう話を多くの人から聞いてきました。
そういう意味で、ハーモニカは、多くの人々を音楽とつないできたんだなと思います。


生産終了という危機は、何もハーモニカだけではありません。

この事実に改めて向き合ってみると、わたしはこれまで、フルートがこの先の未来、なくなってしまうかもしれない、ということを、まったく考えたことがなかったなということに気づき、思わずハッとしてしまいました。

このハーモニカの危機は、フルートも、ピアノも、ギターも、例外ではない。
使い手が減ってしまえば、当然その危機が訪れても不思議じゃない。


音楽と人をつないでくれる存在である楽器。
自分と音楽をつないでくれた楽器も、いつかはなくなってしまうかもしれない。

音楽活動をしていく上で、楽器という存在の大きさを改めて感じています。

もちろん、楽器がなければ音楽ができないわけではない。
頭ではわかっているけれど、楽器の現実と、そして音楽自体との向き合い方も、とても考えさせられています。


これを最後まで読んでいただいたそこのあなた。
もし良かったら、最後に下のリンクものぞいていってください。

これも何かの縁。
ハモソが織りなす音楽に、少しだけ触れてみませんか?


本日はここまで!
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