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仮想通貨とは?|難易度別の説明にトライ

ある物事を説明する時、簡単に説明したり、専門的に説明したり、相手によって説明の仕方を変えて、より伝わりやすいように工夫することがあると思います。
今回はそんなトライをnote上でやってみようと思います。


はじめに

私も仕事の中で色々な知識レベルの人や、色々な思想や信条の人と会話をすることがありますが、なるべく相手に合わせて分かりやすくなるように工夫をしています。
今回は不特定多数の人が見ているnoteという場で、あえて同時に色々なタイプの人に同時に説明するという実験をしてみたいと思います。

対象のセグメントと媒体の選定

本編に入る前に、少しメディア論的な話をさせてください。
実験記事に入る前の補助線です。

マーケティングの世界では、ターゲットとする相手を色々な角度からセグメントして、それに適したメディアに広告を掲載したり、また検索型広告ではキーワードによってある程度相手のモチベーションを絞り込んだ形で広告コピーをぶつけたりします。

従来のマスメディアは、テレビであれば放映される番組の内容や曜日時間帯によって視聴者の傾向がある程度予想できるため、そういった対象に自社の商品を告知したい企業が広告を出しています。新聞、ラジオ、雑誌も同じような考え方です。

一方でインターネット、特にSNSの場合はターゲティングが更に巧妙になり、一人一人の閲覧サイトの傾向や現在表示している記事の内容に連動した広告を自動的に掲載するような仕組みが発展しています。広告コピーやバナー画像も自働化が進み、何百通りの表現がターゲットに合わせて選びだされます。

ではnoteはどういう媒体なのでしょうか?
既に諸先輩が語りつくしていると思いますが、私なりの解釈としては「広告モデルでは無い新しい表現発信の場」であり、「これまでの広告だらけの記事やアフィリエイト目的の怪しい記事にうんざりした意識の高い人」が閲覧者に多い、と思っています。

なので、「お役立ち情報」でも「ためになる情報」でもない、実験記事を書いてもゆるされるかなあ?と思っての本投稿です。
(そんなん興味無いわ!というかたはスッとここで閉じてくださいw)

「仮想通貨」の説明あれこれ

とまあ、前置きが長くなってしまいましたが、今回はそんなわけで、
「仮想通貨」について、色んな難易度での説明を試みて見ようと思います。
お時間ありましたら最後までお付き合いくださいませ。

ではまずは一般的な説明から。

ウィキペディア

仮想通貨とは、デジタル通貨の一種であり、開発者により発行され、通常コントロールもされており、特定の仮想コミュニティ内で受け入れられ、使用されているものである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/仮想通貨

マス媒体向け

仮想通貨はビットコインに代表されるようなデジタル通貨の事で、国際間での送金や政情不安な国における安全資産として注目されている。一方で発行元が国家では無く、特定の団体や匿名の個人が設計したアルゴリズムで動作しており、万が一の場合の保証が無いため注意が必要である。

文系ビジネスマン向け

仮想通貨とは、その名の通り現実世界には存在しない「仮想の通貨」である。実在しないため、利用者相互の信用によって成立している。国家が発行するドルや円と誰でも自由に新しい通貨を発行できるため、新しい貨幣経済のあり方として注目されている。

理系ビジネスマン向け

仮想通貨とは、ブロックチェーンの技術を使った金融アルゴリズムにおけるトークンの事である。トークン自体はユニークな情報の単位でしかないが、その交換処理をブロックチェーン上に記録することにより、価値の交換、すなわち貨幣としての役割を果たすように設計されたものである。

投資家向け

仮想通貨は既に100兆円以上の総時価総額があり、「デジタルゴールド」と言われるように投資対象として検討すべきアセットになっている。ただし法規制が追い付ておらず、各国によってこれを商品として扱うのか、証券として扱うのか、課税をどうするのかといった点が未整備であるため、価格の変動が激しくハイリスク・ハイリターンのアセットである。

高校生向け

仮想通貨は新しい金融の仕組みで、従来の国家が発行する通貨とは異なり、誰でも発行することができる。ブロックチェーンという技術を使用しており、全てはアルゴリズムで決定されるため、非中央集権的な仕組みであり、多くの可能性とリスクをはらんでいる。

小学生向け

仮想通貨とは、インターネット上で使えるお金のようなものです。パソコンやスマートフォンでゲームのアイテムを買ったりするときに使えますが、そのためにはインターネット上にウォレットというお財布が必要です。お財布を作るには、お父さんやお母さんに相談が必要です。

さらに違うターゲットを想定して

一通り予備知識のあるなしや、それぞれの興味のポイントを想定しながら書き分けてみました。「分かりやすさ」とは、受け取る人によって違うという事が分かりますよね。

ここからは、更に突飛な相手を想定しながら別の切り口での説明を試みてみたいと思います。普段は遭遇することの無い仮想の相手を想像してみます。
さて、どんなバリエーションが生み出せるでしょうか。

陰謀論者向け

仮想通貨は、なぞの人物「サトシナカモト」が考案した技術により国家権力に縛られない自由な通貨である。そのためマネーロンダリングや裏社会での取引に使われていて大変怪しい存在である。なお「サトシナカモト」はスティーブ・ジョブスではないか?という説がある。

アンチデジタル派向け

仮想通貨とは一部のデジタルギークが生み出したインターネット上のプログラムであって、現実世界では何の役にも立たないものである。

終末論者

仮想通貨とは、7つの大罪の内「金銭欲」を表す人類の罪である。現実世界にある富を越えて仮想的な数字だけを積み上げ、そこに価値があると喧伝する危険な思想である。

UFO信者

仮想通貨は、宇宙から飛来した宇宙人が人類に伝えたテクノロジーによって生み出された全く新しい通貨である。

神秘主義者

仮想通貨は預言者「サトシナカモト」によって伝えられた神の予言であり、信徒が実現したものがビットコインである。現在も世界中に信者は増えており、膨大な額の献金が積みあがっている。

エコテロリスト

仮想通貨はインターネット上で膨大な計算量を消費して行われている愚行である。そこでは膨大な電力と冷却水が使われており、CO2の排出や地球温暖化を助長している。

まとめ

いや、実験記事なのでまとめる必要も無いのですが、いかがでしたか?
後半はかなり無理な展開になってしまいましたね。すみません。

がんばって色々な切り口を出してみましたが、他にも「こんな人にはどう説明する?」という思考実験をしながら説明を考えてみると、自分の表現力の練習になって良いかもしれません。(ならないかもしれません汗)

ちなみに、一応ChatGPTとBingとBardにも質問してみましたが、あんまり面白いのが出てこなかったので全部自分で書きました。(まあ、プロンプトが悪かっただけかもしれませんが)


ここまで読んでいただきありがとうございました。
また気が向いたらお立ち寄りください。

ー注意事項ー
当記事は思考実験のネタとしてたまたま「仮想通貨」という言葉を取り上げただけであり、投資信の勧誘を目的としたものではありませんので、あしからずご了承ください。


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