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計画無痛分娩での出産~妊娠中編~

私が娘を出産した産院では、週数30週までに「順調な経過で経腟分娩が可能である」と見込みがある場合にのみ無痛分娩をすることができました。

無痛分娩とは、分娩時の陣痛の痛みを、硬膜外麻酔を用いて軽減させることを目的とする。分娩の妨げを少なくするために、陣痛開始前から麻酔を打つのではなく、陣痛がある程度お出ましになってから開始する。分娩が順調に進み、出産が近くなって陣痛が強く感じるようになったくらいから麻酔を開始する。

陣痛の痛みが全くなくなる訳ではなく、通常の分娩よりは痛みが緩和されるということです。硬膜外麻酔は、鎮痛効果が確実な「点滴による麻酔」とは違い、赤ちゃんへの直接的影響を受けないことや、産後の母体回復が早いことがメリットとして挙げられる。

人の背骨には脊髄が通っており、それを包んでいるのが硬膜。硬膜外は、その外側を指します。硬膜の外側のスペースに細いチューブを挿入し、留置することで麻酔薬や鎮痛薬を投与できるため、脊髄の痛みを伝達する神経を遮断し子宮収縮による痛みを感じにくくするという仕組み。

無痛分娩に伴うリスクについて。無痛分娩では麻酔を使用するので、普通分娩より出産の進みに時間がかかる場合が多いのが特徴。私の場合はチューブから持続的に麻酔が流れてくる方式ではなく、痛みを感じた時に一定量麻酔薬が流れるスイッチを自分で押すという方式でした。陣痛が2分間隔で来ていた私にとっては次の陣痛がとても恐怖で、そのスイッチを震えながら連打していました。(助産師さんには「大丈夫ですよ、もう満量入ってますよ」ともう押すのをやめろと言わんばかりに言われた)

妊娠28週で妊婦検診を受けたときに「出産では無痛分娩を希望したいのですが」と伝えて、医師の説明を受けつつ同意書などにサインをして、計画分娩の日取りを決定しました。こどもの誕生日の日取り決定と同義ですね。


次は、無痛分娩を終えてのメリットや費用面。デメリットや実際のことを書こうと思います。

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