人生で初めて当たった馬券 マグナーテンはまだ元気

誰しも、自分が初めて当たった馬券というのは、忘れられないものだと思う。

私の馬券が初めて当たったのは、2003年のアメリカジョッキークラブカップ(AJCC)だった。

初めて馬券を「買った」のは、2か月半前の天皇賞(秋)。
珍しく中山競馬場で開催された天皇賞で、私はナリタトップロード‐ダンツフレームの馬連500円の一点買い。
結果は3歳馬シンボリクリスエスが勝ち、ナリタトップロードは2着になったものの、ダンツフレームは14着に沈み馬券は見事に外れた。

それから毎週のように馬券を買い続けたが、サッパリ当たらず、年が明けてからAJCCでようやく的中させた。

今でも払戻の金額は覚えている。
2,340円。
マグナーテン‐グラスエイコウオーの馬連780円を300円分。

計1,000円馬券を購入して、2,340円と非常に固い決着で払い戻しも多くはなかった。
それでも、あの時の歓びは忘れられない。


勝ったマグナーテンはダンチヒ産駒の騙馬。アメリカからの持込馬で、芝・ダートで1200mから2200mまで距離に関わらず勝ち星を上げた。
8歳まで走り、生涯獲得賞金の4億5299万5000円は騙馬として当時の国内最高記録だった。

今年もAJCCの時期になり、懐かしいなあ、という思いで久々に調べてみたら、マグナーテンはまだ元気に生きていた。
札幌市の乗馬クラブにいるのだという。
今年で27歳になるマグナーテン。
いつか、会いに行けるだろうか。


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