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東京の図書館を巡る②豊島区立中央図書館

図書館、この素晴らしき空間

都内の図書館を紹介するこの企画。
2回目は、豊島区立中央図書館である。

多くの人が行き来する池袋にある図書館。
再開発が進み、近年人口が伸びているだけあって、生活に密着した空間づくりがなされている図書館だ。

※基本的にパソコンを持ち込み、図書館の資料を生かして作業するという観点で書いています。
なお、図書館館内は基本的に撮影禁止となっているため、写真は各自治体のウェブサイト等から借用します。

アクセス・立地

豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル4・5階

東京メトロ有楽町線 東池袋駅直結
JR池袋駅東口 徒歩8分

都心の図書館らしく、商業ビルの中に位置している。
東京メトロ東池袋駅から直結と、有楽町線ユーザーならばかなりの好立地と言える。

ただ、JRなど池袋駅からならば少し時間がかかる。東口からスクランブル交差点を渡って大通りの並木道沿いに進み、豊島岡女子学園を越えて首都高の高架をくぐった先にある。


蔵書量

豊島区立中央図書館は、さすが住みたい街ランキング上位に選ばれる池袋にある図書館だけあって、約27万冊となかなかの蔵書量を誇る。

中でもメディア資料は豊富で、各ジャンルのCDから映画・学習系のDVDを多数取り揃えている。
とくに目につくのは落語CDの充実度で、2つのラックにまたがるラインナップは特筆に価する。
個人的には桃月庵白酒師匠のCDがほぼ網羅されているのがうれしい。

加えて、漫画家の聖地トキワ荘を始めとしてマンガにゆかりのある豊島区のことで、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫らトキワ荘メンバーによる漫画本・資料が非常に充実している。
作業の息抜きにマンガでも読むか、なんて一冊読み出すと止まらない…なんてことにもなりかねないが、なんともありがたい特長だ。


※画像はイメージです

快適さ

4・5階にある館内は吹き抜けの二階構造になっていて、計100席近くの閲覧席がある。
図書館発行の「図書館利用カード」を使用し、閲覧席利用受付端末からの手続すれば閲覧席を利用できる。
利用カードの作製は豊島区民、東京都民である必要はなく、誰でも可能。

ただ、パソコン使用可能な持ち込み席については16席しか設置されておらず、しかも1日最大4時間までの利用となっている。

つまり一般の閲覧席については豊富に席数があるが、パソコン持ち込みの作業については、やや使いづらい仕様になっている。
多くの利用者がいることもあり、都市型の図書館としては致し方ないところであろうか。

まとめ 周辺施設

アクセス・立地 ★★★☆☆

蔵書量     ★★★★☆

快適さ     ★★★☆☆

豊島区立中央図書館の所在地東池袋は、近年高層マンションが増えたことで居住者が増加し、子育て世帯を含めて人口が増加傾向にある。
周辺は公園などの整備も進められ、芝生の広場で子供が駆け回れるようなスペースもある。

また、近くには東池袋大勝軒本店、自動車事故慰霊碑、さらには都電荒川線も目にすることができる。

東池袋は雑司が谷エリアにも近く、都心にありながら木立が多く歴史的な風情ある町並みも広がっている。
時間に余裕があれば、都電荒川線で早稲田方面まで足を延ばしてみるのもいいだろう。

B1からの入口。
ややBackrooms感が漂う写真になってしまった。

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