意外と知らないことって多い②
アマチュアミュージシャンがけっこう戸惑うことのひとつにライブの際のリハーサルやサウンドチェックがあります。
まずリハーサルは練習ではありません。語義だけでみると同じこととする解釈もありますが、少なくとも音楽ライブに於いては明らかに違います。
練習は出来ないことを出来るようにすること。リハーサルは出来る(出来るようになった)ことを確認することです。ここを間違えると大変な時間の無駄になりますし、バンドの場合はケンカの原因にもなります。
サウンドチェック。音響スタッフから例えば「じゃあマイクください」と言われるとマイクに向かって声を出す。ここまではご存知の方も多い。ただひとつ留意して欲しいのはスタッフが「はいオッケーです」というまで声を出し続けて欲しいということです。
ひとことふたこと「アーアー」と言われてもチェックにはなりません。出来れば破裂音を含む言葉、さしそせそ、たちつてと、を入れた言葉をオッケーが出るまで続けてください。
「チェック、ワン、ツー」がいいですよ。聞いたことがあるでしょう?「ツー」は「トゥー」よりいいです。
破裂音を試すとハウリングやピーク(最大音量)のチェックにもなるのです。なるべく大きな声でお願いします。
ちなみに照れてモニョモニャ小さい声でちょっとだけ声を出してニヤニヤしているのが音響スタッフはいちばん腹立てますので、それはやめた方がいいです。
またサウンドチェックの際に小さい声しか出さないで本番の時にデカい声を出すのもムカつかれます。それじゃあサウンドチェックになってないですもんね。
ライブの際は音響がすごく大事なので、無駄に嫌われたらすごく損をしますよ。
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