Ryuichi Amano

【Changing the way flower business is done.】…

Ryuichi Amano

【Changing the way flower business is done.】 元フラワーアーティスト 現在はLACA西荻窪店 店長 花を作るより生産者さんの作る花の魅力を伝えたい 売り手になり花の仕入れ担当になった今、 感じるこの楽しさと花の魅力をもっと伝えていきたい。

最近の記事

『花が好き』とは何か。ある花好きによって気付かされた『花が好き』の真実

私は花が好きで仕事を始めたわけではない。 学生の頃、配達員募集の張り紙を見てこの業界に入った。 配達だけなら簡単な仕事だ。と不純な動機で始めたのが本当のきっかけだ。 結果的に人手不足で一番やりたくない接客業をやることとなった。 今だから言えるが、アルバイトの時は花が好きという感覚には正直なれなかった。 当時、私は美術大学に通っており、カタチ(形態論)について研究をしていた。 それもあってか、唯一興味を惹かれたのが、花のもつ自然のカタチと、自然の色。 これが唯一継続できる

    • 花屋として認められた

      先日、Threadsに以下のことを投稿した。 こちらを投稿すると、たくさんの方に共感をしていただいた。 Threadsを初めてから、ここまでの反応はなかったので、嬉しさと驚きで変な気持ちだった。 この反応をきっかけに、改めておばあ様が来店されたその日のことを振り返ってみた。 するともうひとつ自分の中で、花屋を始めた当時のとある記憶が蘇ってきた。 その記憶を文字として残しておきたいと思い、今こうして急遽記事を書いている。 私が花屋を初めて2.3ヶ月ほど経った時だろうか、

      • 花屋歴20年 アーティストとして花の作品を作り続けてきた僕が、丹精込めて作られた一輪の花の魅力に気づいた経緯。(後編)

        前編では「花を買う基準」について、触れてきた。後編で、タイトルにある【一輪の花の魅力について】惹かれていった経緯を伝えさせて欲しい。 言うまでもないが、たくさんの農家さんや産地を知ってきたことも事実である。 そしてもうひとつが 一輪で買うことは『価格が安い』からだ。 この『価格が安い』と聞いて皆さんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。 品質が良くない。選べない。花持ちが悪い。
などプラスよりもマイナスなイメージの方が多いのではないか。 私が伝えたい『安い』は皆さんが

        • 花屋歴20年 アーティストとして花の作品を作り続けてきた僕が、丹精込めて作られた一輪の花の魅力に気づいた経緯。(前編)

          花を買う時、何を基準に買うのだろうか。 センス?価格?ボリューム?人柄? それぞれいろんな意見があるのではないだろうか 当時花屋で独立開業した時。 フラワーアーティストと名乗り数多くの作品を作ってきた。 当時は花の種類や品種も少なく、限られた花の中でいかに自分のオリジナルの作品を生み出せれるのか。に力を入れていた。 上記の買う基準でいうと「センス」の部分一択だったに違いない。 お客様が欲しい商品よりも僕自身が作る花を気に入ってくれた人に買ってもらいたい。と、今思えば我儘な花

        『花が好き』とは何か。ある花好きによって気付かされた『花が好き』の真実

        • 花屋として認められた

        • 花屋歴20年 アーティストとして花の作品を作り続けてきた僕が、丹精込めて作られた一輪の花の魅力に気づいた経緯。(後編)

        • 花屋歴20年 アーティストとして花の作品を作り続けてきた僕が、丹精込めて作られた一輪の花の魅力に気づいた経緯。(前編)