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『ニホンノミカタ ―ネバダカラキマシタ―』が一日中耳から離れなかった

一日中、『ニホンノミカタ ―ネバダカラキマシタ―』という歌が耳から離れなかった

知ってる?
矢島美容室

某Vtuberがウクレレを弾きながら歌っている切り抜きを見て、久々に本家も聴いた

歌自体は2010年のものだ
とんねるずの二人が参加していて話題を呼んだ

とにかくアホで、底抜けに明るい曲だ



……と思っていたのだけど、聴き直したら案外深い曲であることを知った

1番はやっぱりアホだ

遠くから 来ています
NEVADAから 来ています

海外から来た女性3人組のユニットという設定で、それだけで面白い

サビも明るくて良い

だけど…
MI・KA・TA
サムライはどちらで会えますか?



ただ、2番の中盤になると、雰囲気が変わってくる

政治家嘘をつきません
先生は生徒守ります
税金無駄には使わないです

ん?
逆……?



Cメロになると、この傾向がさらに進む

ニュースキャスターは今夜も
沈みきってます暗い顔
見ていてとっても可哀想です

そう……

90年代のバブル崩壊以降、日本は未だに不景気の中にある
「失われた10年」が、この歌の時点で20年になっていた
今ではもう30年になる

景気が悪いことに、みんな気づいている
日本はどこかおかしいと、みんな思っている



そして最後のサビだ

だけど…
MI・KA・TA
ブシドウは首都高速ですか?
それでもニホンが
愛してます

確かに日本の景気は悪いけど、それは日本人が悪いからじゃない

「私たちは応援するよ!」
「日本が、日本人が大好きだよ!」

そういう曲なのだ

「だけど…MI・KA・TA」のフレーズは、ただ明るいだけじゃない
苦しい局面にいる日本人を、全力で肯定して、後押ししようとする言葉なのだ



この構造に気付いて、歌詞の温かさと3人のユーモラスな姿に、ちょっと泣きそうになってしまった
とても強く応援されている気がする

そりゃヒットするわけだな
改めて聴いて、めちゃめちゃ良い曲だと思った



このブログも、ずっと聴きながら書いていた
いい気分だ

曲を知ってる人も知らない人も、ぜひ一度聴いてみてね……!

じゃまたね
読んでくれてありがとう

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