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地元でエネルギーを創る、使う意味

先月、清水町立清水中学校清水中学校の生徒さん達が美蔓バイオガスプラントに見学に来られました。
皆うちの娘より年下でしたが、一生懸命勉強しているのが伝わりました。
今の中学生は社会科見学でもすごく真面目にメモを取ったり話を聞いたり。
自分の頃は小樽の田舎で…まあこれ以上やめましょう。

今回の社会科見学のスライドの最後に公開したページはこちらとなります。

美蔓バイオガスプラント発電量と町の脱炭素の関係について
美蔓バイオガスプラント発電量と清水町の脱炭素の関係について

地域の基幹産業である酪農業から発生する2,000頭規模、年間57,000㌧の牛ふん尿からエネルギーを生み出している美蔓バイオガスプラントの2020年の年間FIT売電量と2012年度清水町公共施設の利用電力量がほぼ同じ。そして公共施設の利用エネルギーから発生するCO2排出量のうち、このプラントの電力で賄えると45.8%の脱炭素が可能ということです。

脱炭素という観点も重要ですが、我々が伝えたかったことはもう一つ。そのエネルギーは地元の産業から生み出され、地元の人たちが運営、そして地元に還元されるということです。

地域経済とエネルギー自立

ウクライナ戦争から最近の混沌とした情勢を受けて、原発再稼働や欧州が脱炭素から現実路線に動いたという報道から再エネに関する不安や悪者説などをよく目にします。

自分達でエネルギーを創るということは、大量に発電する電力会社に比べて手間もメンテナンスもかかり、リスクも大きいです。
しかしすべて再エネで賄えるとは流石に思わないですが、自分たちでできることは自分たちでやる。外に支払うエネルギーの代金を地元で回す。

こうした取り組みが、やがて脱炭素、循環型社会へつながると思っており、この混とんとした日本でこうした取り組みをきっかけとして、新たな社会や価値観が進めばと思っております。

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我が家の家庭菜園(バイオ敷料とバイオ液肥100%)で収穫したダイコン、貴重な食料です笑

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