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3月の韓国ドラマと本の記録

にわか韓国ドラマウォッチャーです。
自分の記憶のために、一言感想を記録しています。

「未成年裁判」

未成年役の役者さんたちがいい意味でナチュラルな演技をしていて(見ていて腹立たしくなるという意味で)、罪を犯すまでのプロセスも丁寧に描かれていて、リアリティという言葉を使っていいのかわからないけどリアリティがあって、非常にのめり込んで見れました。

そんなに調査ばかりしてたら裁判できないでしょ、資料も読む時間ないでしょ、いやさすがに寝ないともたいないでしょと、つっこみどころは多々ありつつも、そこは本筋ではないのでまあ置いといて。未成年の罪について、考えこんでしまう作品でした。こういうのこそ、見て誰かと対話したいなあと思います。

「怪物」

Prime Videoでの口コミがよかったので何気なく見てみたら、しっかりハマるように構成されていて、最後まで飽きずに謎を追えました。あーなのか?こーなのか?と考えながら参加できて、その答え合わせもできて。ミステリ系のストーリーを作るときの構成として、よくできているなあと思いました。

「ドクタープリズナー」

「怪物」を見終わったあとにPrime Videoで。I-LANDでMCをしていたナムグン・ミンが主役だったので、ちょっと見てみようと。これでもか、これでもかと、どんでん返しがあるものの、最後の方は「さすがにそれはないだろう」とつっこみたくなるような展開でした。寝る前にベッドの中でタブレットで見ることが多いので、1話が30分ほどになっているのはちょうどよく、さっくりと見終わりました。

「秘密の森」

こちらも口コミ評価がかなり高かったので、「ドクタープリズナー」のあとにPrime Videoで。最初の方は結構淡々と進んでいて飽きかけましたが、だんだんハラハラが加速していき、最後にピッタリ帳尻が合うような終わり方でした。「梨泰院クラス」でチャンガグループの会長を演じていたユ・ジェミョンの演技の幅の広さにも感服しました。シーズン2もあるので、どこかで続きを見たいと思います。

「ハイエナ」

「未成年裁判」の主演のキム・ヘスが気になって見てみると、こちらは笑顔や愛嬌がたくさん出てくるのでものすごくかわいらしかったです。すでに50代だというのにこのきれいさはすごいなあと思います。日本でいうと鈴木京香さんみたいな感じかなあ。セクシーできれいでかわいくて。思わずグムジャがいつもかけていたスマホのショルダーストラップをマネして買ってしまいました。

「秘密の森」と並行して見ていたので、重鎮を演じているイ・ギョンヨンが被ってしまい、じゃっかん混乱しました。韓国ドラマを続けて見ていると「あ、またこの人だ!」ということがよくあります。日本のドラマでいうと、光石研さん、生瀬勝久さん、遠藤憲一さん、鈴木浩介さん、大倉孝二さん、矢柴俊博さんなどは、何かのドラマや映画を見ると必ず出てくるという印象がありますが、そんな感じの俳優さんたちが韓国ドラマでもよく出てきます。

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韓国関連本は2冊読みました。

「韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか」

類似本は何冊かありますが、これは今年1月に発売されたもので一番情報が新しいかなあと思いながら読んでみると、いろいろ納得感がありました。

特に、どうしてドラマの質がよいのか?ということについて、よく予算が大きいからと言われていますが、実際のところ予算をかければいい作品ができるというものではないということや、役者の演技だけでも、脚本だけでもなく、国の文化の違いだけでもないということがわかってきます。

成功の秘訣は、トヨタ式KAIZENのように、ドラマの反響を次回作にしっかりフィードバックしていくところにあるようです。韓国の方は日本よりも辛辣なことを言うらしいのですが、そこにちゃんと耳を傾けて活かしていくことを地道にやっているそうです。

日本のドラマはどうなんだろう?と思っていたら、最後の章で日本のコンテンツについて書かれていて、韓国の人から見ると「テンポが遅くて幼稚」に感じられてしまうのだそう。幼稚かどうかはよくわからないけど、テンポというのはすごくわかるなあと思いました。

「誤解しないための日韓関係講義」

こちらも今年2月に出たばかりの本。

考えてみると、私たちは韓国という国をものすごく偏ったメディアを通してしか知らなくて、それで勝手にイメージを持ってしまっていますが、実際のところをデータやファクトに基づいて俯瞰して見てみると、日本と韓国の関係がこじれている要因がそういうところにあったのかと理解できるし、国際社会におけるそれぞれの国の立ち位置の変化などを知らないまま偏ったイメージを持ち続けることは意味がないなあと思いました。この本を読めてよかったです。もう少し韓国事情を知ってから、再読したいと思います。

番外編「dancyu 韓国日常料理」

「梨泰院クラス」は居酒屋の話だから当たり前だけれど、それ以外でも、韓国ドラマでは食事のシーンが本当にたくさん出てきます。

その影響で、韓国の焼酎を買って飲んでみたり、dancyuの韓国料理特集を見てナムルを何種類も作ってみたりしました。

私の場合は純粋に韓国ドラマが好きというよりは、韓国語学習の一環としてドラマを見ている側面があるので、そういう気分を盛り上げるという点で、お酒や料理が一役買ってくれています。

形から入る傾向があるので、そのうちステンレスの食器を買いだすかもしれません。というか、すでに検索したのだけれど、安いものではないので買わないでいる状態というか……。

4月はNetflixの新しめの作品を見ていく予定です。今「39歳」を見ていますが、毎話ボロボロ泣いてます。

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