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【レビュー】舞台は海底都市じゃなくて天空都市!『BIOSHOCK INFINITE』

こんばんは、初プレステ作品のレビューです。テレビのチャンネル権争奪戦や、そもそもPS4自体主人のものなので、どうしても任天堂ハードに比べるとプレイ頻度が低くなりがちです。ゼルダ無双の合間にやってたらこっちが先に終わってしまった(笑)

今回ご紹介する作品は『BIOSHOCK INFINITE』です。

 ストーリー:★★★☆☆
やりこみ要素:★★★★☆
   難しさ:★★★☆☆
    音楽:★★★★☆
グラフィック:★★★★★
   操作性:★★☆☆☆
    総合:★★★★☆
※個人の見解によるものです。

BIOSHOCKといえばプレステユーザーの間では結構メジャーなゲームシリーズで本作はその第3作品目にあたります。バイオハザードじゃないですよ?2013年にPS3向けに発売され、もはや少し昔のゲームなのですが、その人気から様々なハード向けにシリーズ3作品がまとめられた『BIOSHOCK: The Collection』が発売されました(わりと最近Switchにも)。単体作品発売当時は主人がやっているのを傍で眺めていただけで、この同梱版で初めて自分で全部プレイしました。INFINITEだけ初見です。1作目のBIOSHOCK、2作目のBIOSHOCK2では、荒廃した海底都市ラプチャーを探索するお話でビッグダディというキャラクターがマスコットキャラクター的な存在でした。

↑片手がドリルの潜水服を着た不気味なキャラクター。ゲーム本編ではいろんなタイプがいて、強敵として立ちはだかることもあれば、自分がこの中に入って主人公をするときもあった。ちなみにこれは主人のフィギュア(笑)

INFINITEはナンバリングが付いていないことからもわかるようにシリーズの中ではちょっと異色の作品でした。


ストーリー:★★★☆☆

「娘を連れてくれば借金は帳消しだ」飲んだくれで借金にまみれた私立探偵ブッカー・デュイットは、その言葉通りに天空都市からとある少女を連れ出すことになります。天空都市コロンビア、そこは預言者カムストックが統治する一見楽園のような世界ですが、その裏には差別、宗教的思想、そしておそろしい計画が潜んでいました。そしてブッカーはあらゆる時空の扉『ティア』を開く能力もった不思議な少女エリザベスに出会います。天空都市に隠された陰謀は、そしてエリザベスの持つ能力の秘密とは・・・?

まず驚いたのは舞台が海底ではなく空だったことです。それでもBIOSHOCKと名がついているので、ちょっとだけ過去作品と関係があったりします。が、あんまり本編にはがっつりは絡んでこないです。他にも、過去作では主人公がほとんど喋らなかったのに対し本作ではめちゃくちゃ喋ります。そういうところが他の作品と比べて少し異色かなと思いました。海だろうと空だろうと大都市が広がる光景は本当に圧巻の感動がありました。SF!!って感じが前面に出ててとても夢がありますよね。

↑空の上にめちゃくちゃ建物が飛んでいて感動。建物同士は直接繋がるときもあれば、スカイライン(後述)や船を使って移動することができる。

ストーリーは過去の2作に比べるとわかりやすく感じました。予想を覆すようなどんでん返しも2、3個あって最後の方はシリーズファンへのサービスもあってめちゃくちゃ鳥肌も立ちました。ただ、自分がほのぼの任天堂ハードのゲームに慣れているせいなのですが、後味の悪さを引っ張るような、大手を振ってハッピーエンドと言えないような結末がちょっともにゃりとしました。えぇ・・・そう終わるんだぁ・・・。


やりこみ要素:★★★★☆

やりこみ要素はめちゃくちゃあります。例えば、ロックピックという鍵をこじ開ける道具を集めて、それでしか開かない扉を開けたり、各所にある観光ムービーを見たり、インフュージョンという能力強化アイテムを全部探しに行ったり。あとはプレステなのでトロフィーシステムもあります。全部やろうと思うとかなり時間とテクニックが必要なので、私は本編とDLCクリアまでとしています。

↑扉ごとに必要なロックピックの数が異なっているので、探索が甘いと足りないなんてことがあるかも。私は完璧でした。

難しさ:★★★☆☆

戦闘は左手でビガーと呼ばれる特殊能力を、右手で銃火器を用いて行います。FPSです。ビガーは8種類ぐらいあって、装備は2種類ですがいつでも必要に応じて入れ替えることができます。右手の銃火器は過去作では6種類ぐらい持ち歩けたのですが、今作では2種類を道中で拾いながら入れ替えながら使い分けます。オートエイムも効きますし、ここはこれでしかいけない、なんて場面はないのでRPGとスナイパーライフルのようなバカみたいな組み合わせでもいけちゃいます。攻撃されてもライフがいきなり減るのではなく、シールドと呼ばれる装甲が先に傷ついてくれます。シールドは時間経過で回復するので、危ないと思ったら逃げ回ればOK(上の画像はぶち破られたシールドが回復したところ)ライフ、ソルト(ビガーを使用するときに消費するMP的なもの)、果ては弾薬まで、パートナーのエリザベスがある程度は補充してくれるので私のような猪突猛進タイプでも大丈夫(でも死ぬ時は死ぬ)スカイラインというジップラインに乗ることがあるのですが、それで進みながら狙撃はちょっと難しくてあまりできませんでした。

音楽:★★★★☆

BIOSHOCKシリーズは音楽がいいですよ!レトロな感じのジャズとかカントリーがたくさん流れます。ちょっと検索して聴いてきて欲しいです。使用曲はINFINITEよりは1、2作目の方がいいものが多いようには感じました。

グラフィック:★★★★★

まずはこれを見てください。

う、美しい・・・!これが天空都市コロンビア・・・!まるで楽園です!始めたばかりの時はあまりにも綺麗でいろんなところをぼーーっと見てしまいました。BIOSHOCKといえば仄暗い荒廃した町のイメージだったのであまりにもイメージとかけ離れすぎてびっくりしました。この美しい都市が後半ではものすごいことになります。

任天堂ハードのグラフィックも綺麗なのですが、どこかフィクション感のある質感に感じます。ファンタジーって感じです。プレステのゲームは結構リアルな質感の綺麗さがあってまた違った趣があります。人間はちょっと人形感があります。

操作性:★★☆☆☆

普通に遊べます。別にバグとかどこかに詰まったりとかはありません。1番気になってるのはシリーズ通してなんですが決定ボタンがXでキャンセルが◯なんです。つまり日本のイメージと逆!これは海外では普通らしくて、チェックボックスにXつけて回答することに由来するとかなんとか・・・。とにかくこれのせいでいらないものを何回も買ってしまいました。購入画面を間違って開いて、閉じようとX連打してめっちゃ買いました。違う・・違うんや・・・。これは最後まで慣れませんでした。ゲームのアプリケーションを終了すればいつも通りのボタン操作になりますからね。

あとはスカイライン操作がちょっと難しい。この速さで狙い撃つのも難しいのですが、着地地点を見定めてここ!って押すタイミングも難しかったです。遠目に見たらあの人何してるんだろうって思うくらい何回も行ったり来たりしながら着地タイミング見計らってました。

ブッカーさん普通の人間なのにあんなに遠くに『飛び移る』って出るんですよ。「えっ。あんなに遠いところ行けるの?」と半信半疑でXボタン押したらめちゃくちゃジャンプします。かと思いきや結構近くを掴みたいのに判定が難しくて全然掴めないときもあります。ブッカーさん・・・!?

総合:★★★★☆

久しぶりのFPSめちゃくちゃ楽しかったです!そんなに上手ではないのですが、ヘッドショットとかスナイプできると「私結構いけるのでは!?」と勘違いしてしまいます。あと、BIOSHOCKシリーズは本当に探索が楽しくて、道中落ちている箱や棚をガチャガチャ開きながらお金とか弾薬とか探すのが癖になります。キャラクターも今までで一番感情移入しやすいくらいよく喋りますし、声優が藤原啓治さん(ブッカー)、沢城みゆきさん(エリザベス)となかなか豪華。「えっ・・・まじで・・・まじでか・・・・」と何度も呟いてしまうような2転3転するストーリーにも続きをみたくなるようにさせる魅力があります。この作品はネタバレなしではあんまり感想が上手くいえないのでまた後日DLC終了後にネタバレありで感想書きたい!


プレステ楽しい・・・!!たまにはプレステのゲーム挟むのもいいですね!と言ってもあんまりFPSでやりたいものないんですよね。FPSってやっぱり戦争モノとかが多くて、私が初めてやったのもCall of dutyでした。BIOSHOCKはファンタジーというかSFが強くて自分にはバランスがすごく良かったです。またこういうのしたいなぁ。

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