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今年のクリスマス

今朝のネットニュースに、今年のクリスマス期間の都市ホテル、予約が堅調とありました。
それも、少し高額のプランが復調してきていると報じてました。

そうなんですね、また疫病以前のお祭り騒ぎが復活するのでしょうか?
敬虔なキリスト教信者の方や教会関係者の方にとっては、胡散臭いこの日本の習慣に辟易している方も多いかと思います。
それに甘んじて過去に商売をしていた身としては少しばかり辛くもありますが、また業界が活気づく週間であるので楽しくもあります。

まだ遊びたい盛りの若いスタッフにとっては、別の意味で嫌な期間でもありますね。
この12月から年始にかけては、希望休はおろか規定の公休数すら消化できないこともあり、一年でも繁忙の極みの時期であるからです。

ホテルの宿泊部門にとっても、この期間は厄介な時期であります。
クリスマス前に誕生した即席カップルが、わんさと予約してくるからです。
溢れかえる予約で全室が満杯になるのはいいのですが、いかんせん即席のカップルであるだけに、直前キャンセルも多々あります。

直前キャンセルなどはまだよいほうで、ノーショウ(いわゆるすっぽかし)が多発するのもこの時期ならではの悩みごとです。
宿泊の予約部門では、このノーショウを見越してオーバー・ブッキングします。
過去の経験値から、どれほどのすっぽかしが発生するかを予測できるので、部屋数より余分に予約を受けておくのです。

もちろんそれでもなおかつ当日はノーショウで空き部屋が発生します。
こんな掻き入れ時に空き部屋をそのまま放ってはおけませんので、当日のフロントはウォーク・イン(予約なしの飛び込み客)を積極的に取り込みます。

また、時期が時期だけに当日の飛び込み客もこれまた多いという具合になってます。
当日の即席カップルも通常の日々よりも俄然多く発生するわけで、世間にはインスタント・カップルがその日の聖夜?を過ごすための宿を求めて徘徊するという仕掛けです。

あ~、嘆かわしいという勿れ、これが我が日本のクリスマス商戦なのですね。
さぁ、今年も各ホテルは賑わうのでしょうか?
しかし、今年は曜日廻りが最高?ですよね~
24日が土曜日、25日が日曜日という具合に週末にクリスマスがあるので、どれほどの盛り上がり(狂乱状態)が展開されるのか、興味津々です。

宿泊もレストランも、スタッフのみなさん頑張って下さいね~!
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画像は、某ホテル36階スカイラウンジのエントランスです


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