朝の地下鉄、某駅で降りた女性が財布を落とした様子。
それに気づいた男性客（他人）が声をかけます。
（ここまではこの日本では普通に見られる光景です。
　欧米では、拾った人が自分のポケットに入れるそうですが…　）

ところが、その女性は気がつきません。
男性は立ち上がり財布を拾ってドア付近まで追いかけますが、いっこうに反応なし。
見ると案の定、女性はエアポッドにスマホの重装備。
これでは気がつかんでしょうな。

男性は大声で何度も声掛けしますが手応えはありません。
たまたまホームを歩いていた別の男性が事態を察し、身振りでその女性に気づかせます。

やれやれですね…
自ら聴覚と視覚を外界から遮断し、自分だけの世界に没頭する。
公共の場では、常に周囲に注意をし情報を得るべくアンテナを張っているのが身の安全のためと思うのですが、今は違うようです。

自分がその財布を拾った男性の立場だったらどうしてただろうと考えます。
電車を降りてまで追いかける？
朝の電車はみんなジャストタイムで乗っているので、一本見送ったら仕事に遅れますよね。

親切が仇となってまで人に施しを与えるべきか、自問しました。
そんなことを考えているうちに自分が降りる国際会館駅に到着。
さあ、仕事に行きましょう～
あかん？
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