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「大地の流れ」(2022年10月)

●10月4日/4th Oct
岡山のアーティストの金考姸さんにハナムラもタグ付けしてもらいましたが、9月30日より「岡山芸術交流2022」という現代アートのイベントが行われています。
 アーティスティックディレクターにタイの現代アーティストのリクリット・ティラヴァーニャが起用され、彼のオイルドラムステージという作品も展示されています。
これは彼の社会彫刻の考え方を表現する場で、市民や様々な表現者がこのステージで出来事を繰り広げることで完成します。
岡山の伝説のライブハウス「ペパーランド」のオーナーの能勢伊勢雄さんにお声がけ頂き、ハナムラも11月22日に作品を作る予定です。
タイトルは「わたしと居た時間はほんのわずかかもしれないけれど」という作品で、今回新しく作るつもりです。
 平日の昼間の岡山ですので、実際に足を運ばれるのが難しい方ばかりかと思いますので、ライブ配信も検討しています。まだ会場を見に行けてませんが、実際に会場に行くと今考えているプランがどういう感じで変化するのか今から楽しみです。

●10月4日/4th Oct
マネージャーが何やら奇妙なことを始めたみたい。これどう使うんだろう...

●10月10日/10th Oct
まなざしの革命放送がSpotifyにアップされました。前回の新月は瞑想修行のためにお休みでしたので、満月の今夜は"今を生きる"ということをテーマに、瞑想の話なども少ししてみようと思います。是非お聴きください。

まなざしの革命放送
Vol.025 今を生きる方法
満月の今夜は、私たちにとっての「今」とは何かについて少し考えてみます。私たちの苦しみは、常に過去に起こったことに悩み、未来に起こることに怯えて今を生きることができないことにあります。どうすれば今を生きることが出来るのかについて、瞑想とは何かということを紐解きながら話してみます。

●10月10日/10th Oct
4月に経済学研究科から環境システム学類に移動して、研究の方向性も社会科学系から自然科学系へと再び移行するべく準備中。今年の「まなざしの革命」の出版で社会科学系の研究にもひとつ区切りもついたので、ここのところは、より統合的な生命表象学の準備に向けた方向でフィールドワークをしている。この週末は「大地の再生」のフィールドワークとして、「森の学校つくも」さんで行われた三日間の講座で土木作業をしてきた。
 "大地の再生"とは近代土木によって傷んでしまった山や土地を、伝統土木の方法で再生させていく試み。プロジェクト単位で各地のチームがワークショップ形式で実践している。今回の講師は大地の再生に携わって長い西尾和隆さん率いるチームで鈴木恒平さん、鈴木圭さん、廣川景俊さんの4名。各地の現場で経験も豊富な若者たち。

僕自身はこの15年ほどはアトリエのリノベーションやインスタレーションの中で簡単な建築施工や造作は続けていたが、畑以外で本格的な土木作業を自分でするのは久しぶり。皆さんに色々と教わりながら、実際に身体を動かして、随分昔に経験した日本庭園の施工現場での要領を思い出していく。
 常々思うのは、ランドスケープデザインにおいて造園というのは一部で、基本的には土木の意匠部分にあたるのではないかということ。大地の再生の試みは構造と意匠を繋ぐ部分であり、それがピッタリと寄り添っていないとどこか風景に破綻をきたしてしまう。
 最も基本となる考え方は「循環」で、特に水と空気の循環を重視する。生態学でも生物学でも、循環の概念は重要なのだが、それが現場レベルでどう落とし込めるのかについては、実は専門家でもよく理解していない部分がある。実際の現場で作業される職人の方々は経験知としてそれを理解しているのだが、今回の皆さんは言語化能力も優れていたので、知識レベルでの理解も高い。

僕の提唱する生命表象学では、それに加えて熱や電磁気や、その他の目に見えないエネルギーという要素の循環が入ってくる。それはさておき、水と風の動きの連動、土の呼吸と微生物の活動、循環における負圧の利用、無機物と有機物のしがらみなど、水と土と風と命の連動について皆さん現場での経験をもとに深く理解されていると感じた。主に詰まった水の排水と風の通り道を作る作業だが、たった三日間、場合によっては数時間でみるみるうちに山の感じが変わっていくことが実感できた。

生命表象学ではシャウベルガーやシュベンクのような自然の捉え方を重視しているが、本当に自然を理解しようとすると、生態学での語り方と主語を逆転させねばならない。"植物"が土地を選んで生えてくるのではなく、"土地"が必要な植物に要請して助けてもらっている。つまり竹が生えるのは、竹が生えやすい土地なのではなく、水分循環が悪くて土地が竹を必要としているのだ。だから竹の力を借りて土中の水分を空中に逃がしていると言える。
 これは熱力学的な放散の考え方からも説明できるので、現代でもべジャンなどは工学からその考えに辿り着いた。大地を主語にする語り方は先住民は当たり前に取っていた考え方だが、そこまで遡らなくても近代化の少し前の土木でもそういうアプローチを取っていたはずだ。まなざしが反転してしまったのは近代的な力の強さによるところが大きいのだろう。

そんなことを考えながら、黙々と穴を掘り続けている三日間だったが、実に皆さん気持ちのいい顔をされていたのが印象的だった。今の狂った社会を何とかしようとするよりも、傷んだ自然を自らができる範囲で何とかしようとする方がよほど健全なのではないかと最近は特に感じる。主催して下さった森の学校さん、講師を務めて頂いた大地の再生チームの皆さんに心より感謝。

●10月11日/11th Oct
ランドスケープとモニュメントの経過視察とメンテナンスの打ち合わせのために現場へ。竣工に間に合わせで植栽したのでなかなか根が活着せずに夏を越した下草が多い。
 ぺニセタムのギンギツネかそろそろ穂をつけるはずだが成績があまり良くないことに比べて同じペニセタムのファイヤーワークスは非常に色づきも良い。カレックスは場所によって生育に差があってよくわからないが、緑陰がしっかり取れている場所はどれも比較的成績がいいので、やはり夏の日差しでやられた感じが強い。
 モニュメントの方は今週に入って湿度が55%前後まで落ちたことで、かなりいい感じになってきた。しばらく座って空を眺めると時間を忘れる。夕刻になってパティオに上がるとマジックアワーにだけ現れる現象を堪能する。自然は無常に変化し続ける。そのことを感じてもらうことが肝要だ。

●10月13日/13th Oct
過去はもう過ぎ去った。未来はまだやってこない。だから今を生きるしかないのだが、我々の心はすぐに過去や未来へとさまよい出る。今を生きることしかできないなら、今を丁寧に生きつつも、すぐに流れていく今に取り憑かれないことでしか幸せはやってこない。それをリアルに知ることが悟りと呼ばれる。前回の満月の晩の「まなざしの革命放送」ではそんなことを話した。

●10月13日/13th Oct
「Seeing Differently」の撮影はもう3年前か。あの頃はまだパンデミック前で、京都はオーバーツリーリズムの問題を抱えていた頃。状況はすっかりと変わったが、メッセージの本質は今でも必要なものだと思う。

●10月14日/14th Oct
久しぶりに大阪で講演します!
総合デザイナー協会(DAS)という団体が、日本の未来をデザインから考えるという「DAS未来テらす」というセミナーシリーズを始められるようで、その第一回目にハナムラがお話させて頂く機会を頂きました。
 日時は11月19日の土曜日、場所は大阪府立中之島図書館です。前半1時間ほどはまなざしのデザインと革命の一部の話、後半は来場者の皆様からの質問にお答えしていければと思います。
 今回からはお聴きになられる方々がデザイン関係の方が中心ということで、今年ずっとやってきた革命旗を前に朗読するスタイルではなく、まなざしのデザインの話が中心になるのではないかと思います。
 お聴きになったことある方はともかく、まだ聞かれたことない方は是非この機会にお聞き下されば嬉しく思います。

●10月15日/15th Oct
バルセロナのサグラダファミリア前でコレフォックのお祭り。この時はカタルーニャの独立運動が盛んで街全体が緊張していた中だったので、少し息抜きになったのでは。

●10月17日/17th Oct
先週に参加した「大地の再生」講座だが、それに参加するきっかけになった映画「杜人」。実際に土木作業した後に再度鑑賞しようと六甲山まで出向く。やはり二回目になると発見するポイントがかなり変わってくる。
 コンクリートで固められた現代土木による都市は、水と空気の循環を阻害し続けてきた。そのため排水がうまくいかず、呼吸できない土壌が出口に近い部分から徐々に酸欠状態になっている。つまり山全体が下の方から呼吸不全に陥っているといえる。
 昨今多発する土砂崩れや斜面崩壊、洪水などは全てこの呼吸不全から起こっており、いわば大地が息抜きするために起こしているようなものだ。そうなる前に人の手で呼吸できるように手助けするのが大地の再生であり、それは少しずつであっても我々の手で出来る環境活動でもある。

この映画ではこの活動を始めた造園家の矢野智徳さんを追いかけているが、彼の言葉で僕が印象的に感じたのは、「今の環境問題は綺麗事」というものだ。拙著「まなざしの革命」でも綺麗事に満ちた現代のシステムをたくさん書いたが、今回は紙幅の関係で環境問題については含めることが出来なかった。この話は僕の講義でもいつか出来ればと思う。

●10月18日/18th Oct
「「神秘主義は教養だ」というのは誰の言葉だっただろうか。資本主義や共産主義は研究や学問の対象になるのに、神秘主義を研究するのは如何なものかというトーンが流れるのは滑稽にも見える。
 昨今のスピリチュアルブームのように、何でも神秘に還元するのは愚かな態度ではあるが、かと言って我々の理解の範囲では推量れないものがあることを受け入れられないのも、同じように愚かな態度だと思える。そこは真摯に教養としてでも知っておくのでも良いのではないだろうか。

●10月20日/20th Oct

●10月25日/25th Oct
今宵は新月。満月と新月の晩にアップされるポッドキャスト「まなざしの革命放送」の新しいエピソードがアップされました。今回は「私たちはなぜ働くのか」というタイトルで、働くことについて少し考えてみようと思います。Spotifyのアプリをお持ちの方はそちらでもお聴き頂けますし、お持ちでない方は普通にWebで検索してもらうとanchorのサイトでお聴き頂けます。

まなざしの革命放送 シーズン2
Vol.26 私たちはなぜ働くのか

私たちは日々何かの仕事をしながら生きているのですが、なぜ私たちは働くのでしょうか。働くのは収入を得るためだけなのでしょうか。そもそも働かなくても良いなら働く必要はないのでしょうか。先日、研究室を訪ねてきた学生との会話をもとに、私たちにとって働くこととは一体どういう意味を持っているのかについて、少し考えてみたいと思います。

●10月27日/27th Oct
地形模型を作るための下図を抽象絵画のように色塗りした作品として描いてみた。メノウを割った時の断面にも同じような紋様が現れるが、地球では岩石から地形まで同じような形態がフラクタルに展開される。地形はランドスケープデザインの最も根本的な素材になるが、地形そのものこそ大きなアートだ。

●10月28日/28th Oct
地形模型を作る生命が取る(表象する)デザインには法則があり、それを考察するのが僕が考える「生命表象学」ではあるのだが、そこでの生命とは生物ではなく無生物も含まれる。流れるものは全て生命であるという範囲にまで定義を拡大すると、我々動物だけではなく、水や雲や溶岩の流れという自然現象はおろか交通や電気や情報の流れの形もそこには含まれる。

この辺りまでは熱力学や流体力学の一部で唱えられる「流れ」に関する法則の範囲だが、仏陀の言うことを考慮すると、そこに「心」という別のエネルギーの流れが入ってくる。来年から本格開講するデザインサイエンス特論でどこまで語って良いものか考えあぐねているが「総合知」とか言うのであれば、どこまででも語ってもいいのかという気にもなってくる。聴きたい学生がいるかどうかが問題だが。

●10月31日/31th Oct
先月、神奈川の桐光学園で高校生たちに講演をした。その時の司会をしてくれた生徒が、他の生徒から講演の感想を集めて送ってくれた。大人に話す以上に熱が入ったが、予想以上に皆さんに響いたようでとても嬉しい。

内面の観察能力や言語化能力の高い生徒もいて、読むことで学びになると思ったので許可をもらってシェアする。もちろん送ってくれた感想なので基本的にはいいことしか書かれていない。だが、あの話で何をどこまで理解したのかも確認できるし、今の高校生がどんなことを考えているのかに触れれるのは個人的に大きな学びになる。心より感謝。

(以下)

とにかく心奪われる素敵な講義でした。人生を大きく変えるような心地でした。 まなざしを変えることで世界をも変えていけることに感銘を受けた。***
とても興味深い内容で考えさせられることが多くあったように思います。大学で学びたいと思ってい た人文科学のお話を聞けてよかったです。
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今回とても面白いお話をしていただきありがとうございました。 様々なSNSに触れる事が、高校生になって増えてきて、どの意見や情報が正しいのか悩む事が多 くなっていました。そんな中で今回のお話を聞けて新しい視点をもてたように感じました。これからおとなに なってゆく中で、本当に自分の考えを持てているのか考えていきたいです。
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自分自身の見方によって風景が消えたり、失ったりすることがあるというのに驚いた。 自分の見方を変えることで自分をとりまく環境をいくらでも変化できうるということに気づいて、これから何を見るにしても自分の今までの固定観から脱出していこうと思った。
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風景異化にとても興味がわきました。ハナムラチカヒロ先生の想像力がほしいです!! 「風景の半分は想像力でできている」この言葉は最初意味がわからなかったですが最後にやっとわかり ました。時間が経つのがあっという間でした。artが医療になる時代が楽しみです。 元乃木坂46の松村さんが大好きなのでひっそりうれしかったです! ここまで面白くて楽しい講演は初めてでした!ありがとうございました。 一番最初に実行したものは私は「アリ」を選んだので、他の人も「アリ」を選んでいたとしたら、みん なうまく誘導されたんだなと思い、とても驚きました!!
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風景を対象に変えることで、自分の固定化されたまなざしを新しくすることができるという考え方は 今後不可欠だと感じました。その例として、病院の設計に関して、医療技術や薬が病気を治すという のは人が生存することを物理的に支えるだけで、自分の体を治す力を引き出すための芸術は今後 医療と呼ばれるようになるということに今後の進路を考える上で重要だと思いました。自分のまわり に起こる物事に対して、まなざしの目を変化させて見ようと思います。
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話し方がとても素敵でした。「見方」の重要性や、役割を演じているという話、とても興味深かった し、「自分」を意識しすぎているのではないかというお話もドキっとさせられました。
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森の中にプラスチックの植物を入れる作品はものの見方を変えられる面白い作品だと思いました。 また病院での作品も、もし自分が見ていたらとても感動するものだと思いました。
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考えるということの重要性を知った。 それを相手に伝える方法を最後の質問タイムで得ることができ重要な体験をさせてもらった。
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風景というものは様々な見方がある。見る人がいなければ風景ではない。 ハナムラ先生は単なる風景造りだけではなく、人の心を動かす事ができる風景造りにとても興味を 持った。
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風景の半分は想像力で出来ている。社会の中でみんな演じている。 生命をサポートするのが医療別に芸術でも良い。 想像力のリミッターを外すこと。
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高校生になって、SNSを格段に使う機会が増えた中で、どの情報や意見が正しいのか分からずに 悩むことがあった。今回のお話を聞いて、新しい考え方が生まれたように感じた。これから大人に なっていくなかでも、周りの情報を鵜呑みにせず、自分の答えを探しながら生きていきたい。
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身近なものでも見方を変えればまた違った景色が見えてくるという考え方など面白くためになる考 え方があり、ハナムラさんの発想もすごいなと思った。 想像してたよりもずっと面白い授業だった。
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本当に心を奪われるような素晴らしい講義で、心の底から感動しました。プラスチックの植物で森 の中をデザインすることで何気ない風景の見方を変えたり、まさに霧の中のような先の見えない不安 な状況で闘病をされている方々が、普段演じているに過ぎない「患者」という役割を忘れ、その場に いる人達と立場を平等にし心を一つにできるような希望の光を指す、シャボン玉を用いた空間のデ ザインをしたりと、素敵な活動をされていると感じました。私達は世界の様々な物にまなざしをデザイ ンされ、偏見にまみれた自分が正しいという固定観念を確立しようとしてしまいますし、変わりゆく世 界の中で自分自身が変容することが怖いため、ニュートラルに物事を捉え直して新たなまなざしをデ ザインすることは非常に困難なことだと思います。しかし時には自分にかけている数々のフィルターを外し、鍛えられた頭と心を持ち、大きな視点で対象を見つめられるようになりたいと強く思いまし た。また、ものの見方を変えることで世界を変えられるかもしれないということに感銘を受けました。 私は、今まで自分を取り巻く環境は変わることがないと思っていましたが、逆に自分が変わることで 環境を能動的に変えていけることを知り、このことがもっと多くの人に知られれば、この国の未来が 明るいものになると感じました。私の人生を大きく変えるような偉大な講義でした。貴重な体験を本当 に有難うございました。
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常識についての概念が覆された。私の見えているものは何も操作、誘導が加わっていないのか考 えるようになった。
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自分の眼差しをデザインするのは難しいことだが、大切であると思った。また、勉強や自分自身で 確かめることの重要性を改めて学んだ。
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一番最初に先生がおしゃっていた「デザイン」のみかたを変えることは、自分だけではなく、規模が大 きくなれば、国際的に大きく影響しているのだと思うと、些細なことから、 世界のみかたを変えられる んだなと思えた機会になりました。他者を思いやれる、気付ける人になろうと思いました。 特に「選択肢には裏がある」という話にハッとさせられました。 授業を受ける前に調べた「霧晴れて光きたる春」のお話も聞けてとてもおもしろ かったです。
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講義で使われていたスライドがすごくおしゃれで見やすいデザインになっていてすごいなと思いました。また、話を聞いて他からの情報や常識によってものの見方が固定化されないように自分でまなざ しをデザインすることが生きていく上で大切なんだとわかりました。
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先生のお話とスライドがわかりやすかったです。
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まずはじめに思ったことがランドスケープってなんだろうでした。でも、ハナムラチカヒロ先生のお話 を聞いて、こんなにも人の心って動くんだなと感じました。とても楽しく、興味がわきました。特にみんながアリと選択していたのが驚きでした。
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私はお話を聞いていて何度も驚くようなことだらけでした。まずスライドを使っていたんですが今と 次のページで共通しているアルファベットが移動してそのまま切り替わったり話されている言葉の通 りのことが起こったりとすごくおもしろいスライドでした。先生は風景デザインのお仕事を中心にたくさ んのことをやられていて特に俳優をやったこともあることと、誰かにここで作品を作ってほしいなどと 言われないとやらないことに驚きました。 病院での作品はオルゴールのような神秘的な音楽が霧と シャボン玉の流れる吹き抜け空間とよくあっていて目の前の風景に画面越しの数分の動画だけでも 唖然としながら見てしまいました。この場にいたお医者様、看護師さん、患者さんとその家族の方々 はどれだけこの風景に癒やされ希望を持てたのか考えずともわかるくらいとにかくきれいでした。 見 るものをデザインすることがデザインという言葉を聞いて一番に思いつく意味だと思います。その固 定観念のようなものをスムーズに取り払ってあっという間に見る側をデザインしてしまう先生はとても すごいなと思います。すごくためになるお話でした、ありがとうございました。

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