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Vtuberの根幹に横たわる『崇拝』

8月に、『Vtuberに信者もアンチもない』という記事を書いた。 ざっくり内容を要約すると、 ・Vtuberには不健全な二次元・偶像信仰がのしかかっているよ ・本来Vtuberは三次元的なのに、ガワが二次元だからそうなっているよ ・この信仰は立場に関係なくあるものだよ ・このままいけば『偶像』としての役割が先鋭化しすぎるよ という感じ。 10月1日のいまネットを見てみると、上の記事でかいたようなことがまさしく現実となって、そこらじゅうに転がっている。『偶像』としての役割が

    • Vtuberに信者もアンチもない

      Vtuberとは極めて『三次元的』な存在であって、アニメのキャラとは根本的に違う。けれど、最近のインターネットには『ガワ』が二次元だからといってVtuberに絶対的な信頼を置こうとする人々が存在する。 Vtuberには一種の『信仰』がある。 もちろん、こういった現象は普通のアイドルにもありうる訳だが、Vtuberに対してはそれが度を過ぎて、過酷に、そして異方向から行われている。これはサブカルチャーという文脈から生まれた『偶像』だからこその問題だ。 端的に言えば、偶像崇拝の

      • Vtuberは『にじ』か『さんじ』か。

        先に結論を言おう。Vtuberは『さんじ』だ。 そして、それこそがVtuberが躍進した理由なのだ。 (評論・4000字弱) 二次元・三次元 Vtuberの属性について語る前に、そもそも『二次元・三次元』とは何か? 当然だが、画面上に投射されていれば二次元ではないし、立体であれば三次元となることもない。声優が『二・五次元』ならば、どうして舞台役者は『三次元』なのか。そこを紐解かなければ話が始まらない。 俗語としての『二次元』はもともとオタク文化発祥であり、(最初期は

        • ニコニコに安楽死は訪れない

           ときどき、体がニコニコ動画を求めることがある。  Twitterには気乗りしない話題しかないし、Youtubeにコメントする気にはなれない。惰性が体を支配している。そんな時にニコニコに行き着く。  思うに、これはたぶん、ニコニコが生き延びている理由なのだ。  あるサービスに、恒常的に多くの人が集まるためには、どうしたって「コミュニケーション」が必要になる。何をどうこねくり回そうとも、何百万人ものユーザーを一度に、孤独に集めることはできない。  ゼルダの伝説BotWがどれだ

        Vtuberの根幹に横たわる『崇拝』