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人間ドックを詳しく解説〜受診するメリットとは〜

こんにちは。
札場(フダバ)と申します。

今回は、人間ドックについて説明していきます。
『人間ドック』という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、具体的な内容や金額、時間などはご存知でしょうか。
またメリットや、どの検査を受けたら良いか分からず、『人間ドック』の必要性を感じていない人も多いかと思います。

本記事を通じ、人間ドックの理解を深め、疑問を解決できればと思います。
それではどうぞ!



人間ドックとは(メリットとは)

人間ドックとは、予防医学の観点から、自覚症状の有無に無関係で定期的に健診施設に赴き、身体各部位の精密検査を受け、普段気づきにくい疾患や臓器の異常や健康度などをチェックすることを指します。

また、人間ドックは健康診断の一種に分類され、法的な義務はなく、個人の意志によって受診するものになります。大きな違いは「検査項目の多さ」です。一般健診や特定健診の内容に加えて、胃カメラやCT、MRIなどの検査項目が増え、女性特有の病気や脳に特化した検査など医療施設によってさまざまなコースが用意されています。

「人間ドックは健康診断だけではわからない病気の早期発見が目的」の認識になります。
基本的には自費になりますが、上記がメリットとも言えます。

また、人間ドックは、病気の予防にも効果的です。身体の状態を把握することで、食生活や生活習慣を見直し、生活習慣病などを予防することができます。結果、健康寿命を延ばすことにつながります。


以前に『健康診断と人間ドックの違い』をまとめていますので、気になる方はご覧ください。



人間ドックの選び方

一般的な検査項目の選び方の基本は、性別・年齢をもとに選ぶ方法になります。性別・年齢によってかかりやすい疾患に違いがあり、男性の場合は、40代から胃がん、大腸がん、50代から脳血管疾患の発症リスクが高まります。女性の場合、20代から子宮頸がん、30代から乳がん、40代から大腸がんの発症リスクが高まります。

また遺伝リスク(家族歴)や喫煙や飲酒などの生活習慣によってもかかりやすい疾患があるため、自身の気になる疾患のリスクに合わせて、検査コースを選びます。例えば、全身の健康リスクをチェックしたいのであれば、スタンダードな検査コースになり、特定部位の疾患リスクを調べたい場合は、単独受診の検査コースを選ぶ流れになります。

複数の検査を組み合わせて疾患リスクを発見する確率を高めたい場合は、スタンダードな検査コースにオプションで検査項目を追加して、全身の健康チェックと気になる部位を検査するという、組み合わせも可能です。



人間ドックの受診年齢は

人間ドック受診はライフスタイルや仕事のステージに変化の起こりやすく、健康リスクの上がる30歳以降の受診がおすすめです。ただし、例外として女性は子宮頸がんの発症リスクが20代後半から高くなるため、20代から婦人科検診を行うことをおすすめされています。



人間ドックの費用相場

人間ドックは基本的に、保険適用外です。医療施設によって検査項目の組み合わせはさまざまであり、さらに同じ検査であっても医療施設によって費用は異なります。以下は、一般的な費用相場と、検査から分かる病気をまとめた内容になります。

人間ドック
費用相場:3~5万円
検査可能な病気の種類:肺がん、胃がん、動脈硬化など、、

●脳ドック
費用相場:3~8万円
検査可能な病気の種類:脳卒中、脳腫瘍、動脈硬化など、、

レディースドック
費用相場:4~8万円
検査可能な病気の種類:乳がん、子宮頸がん、卵巣がん、子宮筋腫など、、

メンズドック
費用相場:4~6万円
検査可能な病気の種類:前立腺がん、前立腺肥大症など、、

PET検診
費用相場:10万円程度
検査可能な病気の種類:早期胃がんを除く全身のがん、脳腫瘍など、、

上記からも分かるように、人間ドックは金額が高くなります。
少しでも安く受診することが出来ればという方も少なくないかと思います。
その場合の費用を抑えるポイントとして、「補助金(もしくは助成金)制度を利用すること」があります。

まず自分が所属している健康保険の種類を確認してみてください。保険証の「保険者名称」という欄に保険の種類が記載されていますので、担当者に確認することをお勧めします。もしくは所属している勤務先の担当者などにお尋ねてみるのも良いかと思います。



人間ドックの所要時間

人間ドックのプラン・コースには大きく「日帰り」「宿泊」があります。

「日帰り」に関しては、基本的な検査のみであれば、プラン名にかかわらず4時間以内で受診可能な医療施設がほとんどです。1~2時間の効率的なプランもあれば、内視鏡検査やがんの検査も加え4時間程度のプランもあるなどバリエーションは多岐にわたり、所要時間は検査内容によって異なります。

「宿泊」に関しては、1泊2日が中心です。1日目にほとんどの検査を行い、2日目は短時間の検査のみで午前中に終わるプランや、基本的な検査に頭部MRIや胃、大腸内視鏡なども加え2日間かけて全身をじっくり調べるプランなど、検査内容やスケジュール、所要時間は医療施設によってさまざまです。

時間帯の例ですが、【所要時間の目安】「1日目4~5時間、2日目1~2時間」のイメージになります。



まとめ

今回は、『人間ドック』についてまとめてみました。

『人間ドック』を受ける重要性としては、健康寿命を伸ばすために、さまざまな病気の早期発見が可能になります。
特に人間ドックは、検査項目が多く、より詳しく身体の状態を把握できるため、検査後に医師による診察や結果説明、必要に応じた検査結果の内容をもとに保健指導を受けられることも人間ドックの特徴です。

どんなに生活習慣に気を付けていても病気になることはあります。
医学の進歩により、病気は早期のうちに発見できれば治すことが可能になってきましたので、日頃から自身の健康管理を実施する必要性があります。

人間ドック受診が推奨されている年齢の方や、身体に気になる部分がある方は、1度人間ドックを受けてみるのも良いのではないでしょうか。





弊社ALTURAは、健康診断を起点に医療体験の向上を目指しております。『健診結果web参照PHRアプリ』『健診システム』の提供をおこなっておりますので、気になる施設様や担当者様はお気軽にご連絡ください。

札場
Tel:06-6123-8162
Email:m.fudaba@altura.co.jp


参考
○人間ドックのミカタ(MRSO)
https://www.mrso.jp/mikata/30/
https://www.mrso.jp/mikata/153/
○人間ドックナビ(EPARK)
https://www.docknet.jp/media/


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