私の大学奮闘記1年次。 vol.2

北海道から青森県についてから、(下宿山田)という名前の建物に住むことになった。部屋は6畳間の畳の間。家具は備え付きで、ベッドや机などあり、洗濯機やトイレは共同であった。

まず、挨拶をして、仙台から来た隣の部屋のやっさんと仲良くなった。はじめの印象は怖かったけど、なんとなく夜な夜な起きて、テレビを見たり、本を共有したり、夜まで語り明かして怒られたりした。

そんな戦友もいて、下宿山田は蔓延っていた。
他には、ラジオサークルの子、吹奏楽部の子がおり、なかなか楽しかった。

しかしながら、1年後にには、下宿をでることになる。

理由は、”下宿先との先輩との闘争にあきれて、引っ越したい。”

あとー、”年上の彼氏ができたから、遊ぼうかな!?”

そんな19歳の考えもあり、引っ越すことになる。

場所は品川町。駅から、15分、大学から15分。
この引っ越しは2年次の春に行われた。

当時、一緒だった全学写真部の先輩と友達の協力もあり、引っ越し準備をした。

(そうだ。この家を制作の部屋、もしくはみんなが集まるアトリエみたいな空間にしたい)

そんな浅はかな考えもあり、10畳のその部屋では、かなり泣いたり喚いたりすることになる。

ということで、2年次の春には、19歳のとき交際していた小学校専攻の国語ゼミの一個上のこうじ先輩とは、なんとなく(冬休み・春休み)を超えると、消えてなくなる恋愛で、引っ越しの頃にはもう別の世界の人間になっていることも気づかず、普通に一人暮らしをはじめるようになったのである。

19歳の浅はかな儚い距離の恋愛はそれをもって終了した。


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