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新生児なのに12時間起き続ける娘と寝んトレに挑戦した話

子育てをする中で大変だと思うことは何ですか?
いろいろありますが、私がずっと悩んでいるのは寝かしつけです。

現在7ヶ月の娘は、新生児の頃から1日10〜12時間起き続け、寝付きが悪く、眠りが浅いTHE・寝ない子。
寝てほしい一心で、さまざまな寝かしつけ方法や寝んトレに挑戦し続けました。

同じく寝ない子の育児で疲弊しているママやパパのヒントになればと、
試したことをすべてご紹介します。

偶然見つけた背中スイッチ攻略法

新生児の頃は、授乳していると途中で寝ちゃってたのですが、ベッドにおろすとアレが発動するんです。そう、「背中スイッチ」

なので、抱っこするんですが、うとうとしても、その姿勢から1mmでも動くと起きちゃう。

でも、ずっと抱っこをし続けられるはずがありません。
ある日、授乳したあと、授乳クッションの上に寝かせて、そこで熟睡するまで待ってみました。

すると、この方法が功を奏し、熟睡したあとは、ベッドにおろしても、オムツを替えても起きなかったのです!

しか〜し、問題は寝つきの悪さだけでなくて、眠りの浅さ!
寝かしつけても30分しか寝ません。

こんなにちっちゃくて、おっぱい飲むだけで疲れて寝てしまうような子がずっと起きているなんて、しんどいはず!早く長く寝て欲しい!

そこで、知ったのが寝んトレ。
うとうとしてきたら、ベッドに寝かせてトントンする。ベッドは寝る場所だと覚えさせるのが重要』と書いてあったので、授乳クッションでうとうとさせて、熟睡する前にベッドへ下ろしてトントンするようにしていました。

すると、リズムができてきたのか、午前中と夜は3時間くらい寝るように!
一方で、深夜から早朝と、日中は全然寝ず、寝ても30分がデフォルトでした。

寝んトレが辛くなる

里帰りを終え、自宅に帰ると、寝んトレで作ったリズムが崩れ、日中は30分しか寝なくなります。

また、今までは母のサポートがありましたが、今は家事をやってくれる人もいなければ、ご飯を食べてる時に泣かれても、代わりに抱っこしてくれる人もいません。

基本的に泣きっぱなしなので、泣き声を聞くのが辛くなってきていました。
そんな中、1回で確実に寝かせられるかわからない寝んトレを続けるのはしんどい。心の余裕がなくなっていったので、思い切ってやめました。

「初心にかえって、授乳クッションで熟睡させてからベッドにおろすようにすれば、きっと寝てくれるはず。」と思っていたのですが、日中は10分くらいで起きてしまうようになります。

グッズを使って寝かしつけてみる

試行錯誤は続けていると「くるむといい」という情報を知った夫が、たまご型のおくるみと抱っこ用の布団(mofua)を買ってくれたので、試してみることに。

たまご型のおくるみはくるまれていることで、お腹の中にいたときと同じ安心感を得られるため、寝てくれるというもの。

mofuaは小さいお布団なので、包んだまま抱っこし、寝たらそのまま布団におろすことができます。冷たい布団に急におろされないので、背中スイッチが入りにくいというものでした。


が、あまり効果はない感じ...。

そこで、現状を打破するべく助産師さんに赤ちゃん訪問してもらいました。

すると、「首がすわってなくて、まだ体が外側に開いてしまう姿勢に慣れていないお腹の中で丸まってたように、背中を丸くしてあげるといいかも」と教えてもらい、授乳クッションごと寝かせる方法を伝授してもらいました。



しかし、すごく寝る時間が延びた!という実感がなかったので、数回しか試しませんでした。

それよりも「背中が急に平らな布団に接するとびっくりするから、たまご型のおくるみはすごくいいと思うよ!使えると思う!」と助産師さんに絶賛していただいたので、たまご型のおくるみを使うのですが、改善せず…。
寝かしつけ方法21選というのも試してみましたが、寝ませんでした。

抱っこなら寝てくれるように

しかし、やはり眠いのは眠いのか抱っこしてると勝手に寝るんです。

そこで、市がやっている育児相談に参加し、「抱っこじゃないと寝ないんです。」と相談すると、
授乳クッションごとベッドに寝かせる+母の匂いがついた物をかける方法を提案されます。

抱っこされているかのように錯覚させる方法を考えてくださったのです。

匂いが濃い方がいいかと思い、キャミソールとか肌着をお布団の上にそっとかけてみました。

結果、勝率は五分五分といったところ...。

1時間くらい寝てくれることもあれば、相変わらず10分もしないうちに起きることもありました。

寝ないじゃすまない恐怖の夜

昼間は「寝ないなら寝ないで、いいか。眠たくなったら寝たらいい」と思ってましたが、夜は寝かせないと自分が寝れません!


娘も娘で1日分の眠気が襲ってくるから、当然ぐずるんですよ。

泣かれながら、抵抗されながら、「いつ寝るんだろう...」とゴールが見えないのに抱っこし続けるのは心身ともにキツかったです...。


でも、新生児の頃からお風呂→授乳→寝かしつけのサイクルをつづけたことで、夜の寝かしつけにかかる時間が、目処立たず→2時間以上→1時間以内→30分以内と短くなり、夜19時〜20時の間に寝るようになったのです!

一方で、深夜1時か3時には一度起き、その後は寝言泣きと言われる「まるで起きているかのように泣くが数分で止む現象」が度々起こり、その度に起きてしまうので、寝不足でした。

ゆるく寝んトレを再開

そんな状況を見かねた夫が、たまひよの寝んトレ特集の号を買ってきてくれました。

ほぼやっていることばかりでしたが、1つだけやっていないことがありました。
ギャン泣きされても、トントンで寝かせること!

寝んトレの何が辛いって、たぶんこれだと思うんですよ。

ちょうど連休があり、実家に帰る予定だったことと、1週間で完了するというものだったので、再び挑戦することにしました。

「1週間頑張れば、やめてもいい」と思うことで気持ちも少し楽でした。

また、本に書いてある通り「一度うとうとしだしたら、布団におろし、泣いてもトントン」するのではなく、「泣いたら2〜3分様子を見て、だめならまた抱っこする」とルールを緩くすることで、自分の心がしんどくならないように工夫しました。

結果、抱っこして10〜15分以内には目が閉じるように。
そして、目が閉じたあと数分で布団へおろしても泣かないことが6割くらい増えました!


なによりも授乳クッションに寝かせる工程を挟まなくてよくなったので、寝かしつけの時間がグッと短縮でき、嬉しかったのを覚えています。


そして、日中寝る時間も10分から30分に戻ったのです。
今まではトイレに行って終わりでしたが、30分あれば、洗濯物も干し終わるし、ご飯食べて洗い物も済ませられる!
素晴らしきかな30分!

でも、30分じゃ一緒にお昼寝するとこまではいかないんですよね〜...。

昼間も長時間寝るように

私もお昼寝したい一心で次に試したのが、お昼寝のときでも部屋を暗くすること。
今までは昼夜のリズムをつけるために、夜は暗く、昼は明るくしており、お昼寝も、生後3ヶ月以内は明るい方がいいと聞いたたので、明るくしていたのです。

一般的に昼夜のリズムがつくのは5〜6ヶ月。
でも、このとき娘は、夜は1回だけしか起きず、7時間くらいは連続で寝るようになっていました。
また、生後3ヶ月になったばかりでしたが、発達が早めなので、試しにカーテンしめ、暗くしてみました。

すると、日中も2時間くらい寝るようになったのです!

夜も続けて寝てほしい

「これで、夜も1回も起きずに、寝てくれたら完璧なのにな〜。」と思ったので、一旦21〜23時の間に起こして、授乳してみます。
というのも、夜は19時前後に寝ていたので、朝7時まで寝て欲しい場合、授乳が12時間近く空くのです。

さすがに12時間お腹を満たしてられるほど、胃は大きくなってないだろうと思ったので、授乳してみたのですが、やはり深夜に目覚めます。
腹持ちがいいミルクなら…と思い、夜寝る前だけミルクを足してみますが、これもだめでした。

それどころか、夜に起こす生活をするようになってから、0時より前は絶対起きなかったのに、起こさずとも起きるようになってしまいます。

この頃、私はクラウドワークスのWEBライター育成プログラムに参加しており、時々オンライン相談会がありました。そのため、夜に起きられると参加できなくなってしまうので、起こす作戦を中止します。

が、時すでに遅し、寝かせたと思ったら、1時間で起きるときも出てきてしまいます。

さらに悲劇は続き、今までは起きても授乳したら寝てくれていたのに、授乳しても寝なくなってしまいます。仕方ないから、抱っこで寝かしつけていたのですが、ベッドにおろすと起き、何回も何回も繰り返して夜中に2~3時間起きなければいけない日が続きました。

夜中に寝れないだけでなく、抱っこしないといけないのがしんどいので、ベビーベッドをやめて、添い寝で寝かしつけるように変更します。

そうすると、夜中に起きても、私も横になりながら寝かしつけられていたので、抱っこより楽でした。
あと最初から布団に寝かせているので、背中スイッチが発動せず、1回で寝てくれるように。

何回もねたと思っては、またやり直し…は精神的にきついので、これで夜中起きても大丈夫!と安心できました。

夜中に覚醒!嬉しそうに顔を踏んでくる

しかし、次は夜中に覚醒するようになってしまいます。
添い寝で寝かしつけようとするのですが、寝返りして、布団から這い出して寝ません。それどころか、嬉しそうにこっちへ寄ってきて、遊ぼうとします。最初は押さえつけるのですが、力が強くて根負けしちゃっていました。

なんとか寝かそうと授乳したり、抱っこしたり、寝たふりをするけど、だめ。

助産師さんに相談すると、5つアドバイスをもらいます。
・体力が余っているのかも。体を動かさせて疲れさせてみて
・お昼は寝なくても、13時〜15時の間は頑張って寝かせる
・13〜15時の間は、寝なくても抱っこ紐の中に入れて大人しくさせる
・そうすると夕方眠くて寝ちゃったり、グズったりするのがなくなるから、夜遅くまで起きていられる
・夜19時に寝てるのは早すぎ。20〜21時の間に寝かせる

お昼寝以外は、頑張って実行に移したところ、
夜中に覚醒することはなくなり、起きても授乳すると寝てくれるように。
(お昼寝も頑張ったのですが、してくれない日々に逆戻りしていました)

しかし、夜泣きが始まります。
取り乱したように泣き、授乳で泣き止む時もあれば、何をしても泣き止まないときもあります…。

もう何をしたらいいのかわからないので、抱っこしたり、自由にさせたりしているうちに2〜3時間経ち、いつの間にか娘も私も寝ている…という状態です。
このままだと職場復帰した時に、死ぬので、現在は、夜間断乳に挑戦しています。

寝んトレの成果は?

寝んトレをしたことで2ついいことががありました。
・寝かしつけの時間が短くなった
・寝かしつけの方法が楽になった


でも、娘の成長・変化とともに、状況も変わっていくので、寝んトレで楽になったのはほんの数週間でした。
当たり前ですが、生きているんだからその時々に応じて対応を変えて行かざるを得ないのだと感じています。

だからこそ、「こんなに泣かせてまで、寝んトレやる意味あるのかな?」と悩んでしまうときは無理に挑戦しなくてもいいと思います。
気持ちに余裕がある時でないと、かえってしんどくなってしまう可能性があるからです。

「どれだけ泣かれてもトントンしかしたくない」と思えるようなときに挑戦したり、ちょっとルールを緩くしたり、思い切ってやめたり...と
その時の自分にとって、一番負担がない方法で寝かしつけるのが、心の衛生上はいいのかなと思います。

子どもと楽しく向き合うためにも、自分の気持ちを一番大切にしていきましょう。

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