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『フォントかるた』のニュース記事を書いてもらいました(法政大学社会学部)


まずは取材の様子から

フォントかるた制作チームは10月30日、法政大学多摩キャンパスに行き、社会学部でジャーナリズムを学ぶ学生さんたちに取材していただきました。
授業を担当されている講師の飯田先生は、共同通信社の常務監事で長年記者も務められたジャーナリズムのプロ中のプロ。こんな凄い方に教えてもらえるなんて、学生さんたちは本当に幸せですよね。

秋晴れの美しい法政大学多摩キャンパス

取材のテーマは、フォントかるたの世界進出について、です。
まずは最初に、我々の活動内容を知ってもらうためのプレゼンテーションを行いました。フォントかるたとは何なのか?制作チームのメンバーについて、これまでの活動の経緯、そしてエッセン・シュピール出展の様子などを、写真をお見せしながら説明しました。

最前列で聞いているのは飯田裕美子先生!
学生さんたちに4,5人のグループに分かれてもらい、
実際に『フォントかるた 欧文版』を試遊してもらいました
事前に申し合わせたわけじゃないのに、黒Tシャツで揃うわたしたち!(1号は欠席)

そしてプレゼンの後は、学生さんたちから質問を受けます。
記事にするために必要な情報を漏らさないように!と、飯田先生からも指導が入り、「制作チームメンバーの出会ったいきさつを教えてください」、「5年あまりも4人のメンバーが仲良く?活動を続けてこられた秘訣は何ですか?」「海外進出にあたって難しかったことは何ですか?」などの質問が、時間いっぱいまで続きました。

我々のように、チームでボードゲームを作っている学生さんも!
ゲムマにも出展されるそうなので、再会が楽しみです

そして記事ができました!

学生の皆さんが書いてくださった記事は、すべて読ませていただきました。我々はジャーナリストではないので、記事としての良し悪しはわかりませんが、どれもわたしたちの話をしっかりと聞いていただき、わかりやすく伝えようとしてくださったことが、よくわかるものばかりでした。
僭越ながらメンバーそれぞれに1作ずつ選ばせていただき、小さなプレゼントを先生から渡していただきました。

我々が選んだポイントは以下の通りです。
・フォントかるたが世界に進出したタイムリーな話が中心となっていること
・独自に調べたところが組み込まれ、より深く掘り下げた内容であること
・予備知識のない読者にも、魅力や面白さが伝わる内容であること
・フォントかるたを体験して、わかったことや感じた部分が入っていること

先生、そして学生さんたちに許可をいただくことができましたので、以下に選出作を公開します。

1号賞『世界へ羽ばたくフォント愛』

「フォントかるた」の紹介が詳細でした。海外進出への課題とともに、わかりやすく丁寧に書いていただき、ありがとうございます。
書き出しの部分がフォント好きに挑戦をしかけてきているようで面白かったです。(1号)

2号賞『4人のハイブリッドワーカー〜「フォントかるた」を世界へ〜』

冒頭の説明が簡潔にわかりやすかったです。またフォントの楽しさ・面白さについて、取材当日に語った部分を強調して書いていただいたことで、我々の目指すものがクリアに読み取れました。(2号)


3号賞『「正月の余興」世界進出!? フォントかるた欧文版』

ゲームの特徴やそのなりたち、プロジェクトの広がりがわかりやすく、時系列や発行部数、イベントの規模などポイントポイントで具体的な数字が書かれていて、説得力があると感じました。また活動を続ける中で変化していった気持ちやフォントへの愛を汲み取っていただけて嬉しかったです。(3号)


4号賞『海を越える新たなかるた遊び“フォントかるた”』

フォントかるたの誕生から世界進出までの道のりがわかりやすく、わくわくしました。
さまざまな困難に出くわし、ときにはまわり道もしながら進み、たくさんの幸運な出会いにも恵まれてきたフォントかるたの歩みはまさに冒険でした。続きが気になります。(4号)

最後に

学生さんの記事にも書いていただいたように、フォントかるた制作チームのメンバーには、それぞれに本業があります。これまではどちらかと言うと、本業のかたわらの「お遊び」や「趣味」のような気持ちでフォントかるたの活動を行ってきました。しかし徐々に規模が大きくなり、多くの人に楽しんでいただいていることから、活動にももっと時間を割いて、いつか、何らかの形で社会に利益を与えられるような存在になりたい、と考えるようになってきたのです。

その手始めとして、2022年にフォントかるた合同会社として法人化し、会計を厳密化しました。また製品を作るメーカーとして、デザインやフォントのことだけではく、安全基準や関税、保険についても少しずつ勉強をし、必要な条件をひとつひとつクリアしようとしています。

今回こうやって制作チームの成り立ちや、活動の内容に焦点を当てて取材や記事にしていただいたことで、これらのわたしたちの活動の変化についてを改めて客観的に見ることができた気がします。

学生の皆さま、飯田先生、ありがとうございました。


フォント名を読み上げて、そのフォントで書かれた札を取る。「フォントかるた」の制作チームです。書体やフォントに関するあれやこれを楽しく綴ります。https://www.fontkaruta.com