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【読書日記】かかわると面倒くさい人|『他人』と『過去』は変えられない現実との向き合い方

本書の結論。
やっぱり『他人』と『過去』は変えられませんでした。
変えられるのは『自分』と『未来』だけです。


どうも
安全・安心と絆でつながる
キャリアコンサルタントのタルイです。

週イチでnote更新してます。


いきなりですが、
あなたの周りに面倒くさい人はいませんか?

悪い人じゃないんだけど...
とにかく面倒くさい人です。


たとえば

□ 思い込みが激しく、小さなことで大騒ぎする人
□ 他人の成功や好意を素直に受け止められない人
□ 空気が読めず、場を凍らせる発言をする人
□ 不必要な言い訳、「すみません」が多い人
□ 独りよがりの正義感を振りかざす人
□ どうでも良い手続きにこだわり、融通が利かない人
□ 持ち上げられないとすねる人
□ 遠慮深く振る舞うが、内心、忖度を期待している人
□ 話が長くて、何が言いたいのかわからない人
□ 肩書にしがみつき、定年後になお嫌われる人

いかがですか?

あなたのまわりにいる
特定の人が思い浮んだでしょうか?


今回は、この10タイプの面倒くさい人が
生まれる心理メカニズムについて
深く考えさせられました。


▼教科書はこちらです。


ここからは

「悪い人じゃないんだけど…」
とフォローしつつも
自分にストレスを与えてくる面倒くさい人。

職場から、ご近所、親戚関係まで...

そんな彼らの対処法はあるのか?

心理学的にメカニズムを知って
徹底解剖しちゃってください。


◆恒例の著者プロフィール

榎本博明さん

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榎本 博明は、日本の心理学者。 東京都生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学 大学院心理学専攻博士課程中退。1994年、「自己開示に関する心理学的研究」で、東京都立大学博士。


本書の内容について著者が
動画で語ってます。

著者の面倒くさい人に対する
細かい洞察とエピソード数は
とにかく凄いです。

いったい日々どれだけの
面倒くさい人を観察しているのだろうか🤔

本書の「おわりに」で

心理学者は人間関係に不器用な人物、社会的に不適用気味な人物が圧倒的に多い。はっきりいって奇人変人だらけである。なぜか。それは心の法則に関心があるような人物だからだ。

この自虐気味な文章が妙に笑えました😅


〈目次〉
第1章 「悪い人じゃないんだけど…」はなぜ起こるか
(「そんなことないよ」と言ってほしい人;他人の成功や幸福にケチをつける人 ほか)
第2章 不穏な空気を生み出す“あの人”の正体
(思い込みが激しく、小さなことで大騒ぎする―タイプ1 過敏で傷つきやすい;他人の成功や好意を素直に受け止められない―タイプ2 強烈な比較意識をもつ ほか)
第3章 面倒な人はなぜ面倒なのか―背後に潜む心理メカニズム(逆ギレする人が抱える心の問題;「バカにされた」と思うのは敵意帰属バイアス ほか)
第4章 「話をややこしくする天才」とどうつきあうか
(歪みは直せるのか?;心理傾向や行動はなかなか変わらない ほか)
第5章 面倒な人と思われないために
(もしかしたら、あなた自身も…?;上司にとってかわいい部下は、情けない先輩だったりする ほか)

この中から、
●「面倒くさい10タイプの特徴と
心理メカニズム」について
●「面倒くさい人」との付き合い方について
●ひょっとしたら自分は「面倒くさい人」なのかチェックポイント

以上の感想と。


そして最後に
●私の面倒くさい人にならないための
行動習慣


ここからスタートです。


◆面倒くさい10タイプの特徴


● 思い込みが激しく、小さなことで大騒ぎする人

大騒ぎする人

このタイプはひと言でいうと
「過敏で傷つきやすい」人でした。

このタイプの部下は
「叱れない」部下になりがち

軽くミスを注意しただけなのに
いきなり泣き出したりして
パワハラ疑惑になりやすい。

著者は
「心の中にクッションを持たない人」
と表現されてます。

普通は、
良いことがあっても
嫌なことがあっても

心の中のクッションによって
衝撃が和らげられるため
それほど極端な反応にはならないです。

ところが
このタイプは心の中のクッションを
持たないため
衝撃を和らげることができない❗

つまり
感情の浮き沈みがとても激しいです。


逆ギレする人が抱える心の問題は
「認知の歪み」です。

社会的情報処理モデル

このモデルの②に注目してください。

「手がかりの解釈」
人の言葉や態度の持つ意味を
どのように解釈するかと言うことです。

同じようなことを言われても

「侮辱された😡」と解釈して
怒る人もいれば

ユーモアと解釈して一緒になって
笑う人もいます。



最近の傾向ですと
手がかりが読めないので
容姿いじりのネタはタブーですよね。

心理メカニズム:認知の歪み



● 他人の成功や好意を素直に受け止められない人

なにかにつけて
対抗心を燃やす人がいます。

対抗意識のある人

このタイプは一言でいうと
強烈な比較意識を持っている人です。


たとえば親切心から
「手伝おうか?」 
と声がけしても...

「まだできないのか、手際が悪いな」
とバカにされたと周りに言いふらす😅


自分の仕事との手際の良さを
誇示してきたと

勝手にマウンティングされたかのように
感じてしまう。


これは敵意帰属バイアスという
認知の歪みです。

相手の言動が、「敵意」や「悪意」に
よるものだと認識してしまう
心理的傾向のことを言います。

このような認知の歪みのある人は、
「人から見下されるのではないか」
といった不安を抱えている。

だから
人のちょっとした言動にも
過剰に反応し

「バカにされた」

と歪んだ受け止め方をして
被害感情を持ちます。

要するに、本当は自信がないのです。


心理的メカニズム:敵意帰属バイアス



● 空気が読めず、場を凍らせる発言をする人

空気読まない人

このタイプは
自己中心的で相手の心に関心がない

ひと言でいうと「鈍感」な人です。

・場の空気を凍らせることを平気で言う
・落ち込んでいる人の傷口に平気で塩を塗る
・遠回しな言い方では無理ではっきり言わないと通じない


生活や文化の欧米化により

最近の若い人は
文脈度の高いコミュニケーション
うまく対応できないそうです。

鈍感の人は
自分の欲求充足しか考えていない
からです。

と、ここまでまとめていて
いま気づきました。

私はこのタイプです😅

私もかなり鈍感で、
リアクション芸できませんし

オブラートに包んで 
発言したつもりが
油紙に包んでしまって、
場を炎上させます💧

著者は心理学的にいうと
「自己モニタリング」 
ができていない状態

心の中のモニタカメラが壊れている

とおっしゃってます。

先生、どこで修理できるのでしょう?


心理メカニズム:自己モニタリング



● 不必要な言い訳、「すみません」が多い人

以前は私がコンサルしてる飲食業界でも接客用語にプラスして「すみません」をつけちゃう人が多かったです。

すみませんが多い人

このタイプは一言で言うと
自己防衛意識が非常に強いタイプです。

このタイプの心理には
「セルフハンディキャッピング」がありました。

セルフハンディキャッピングとは
印象操作の一種です。

万が一失敗したときに
無能な奴だと思われないように
あらかじめ自分にハンディーを
負わせることです。

・ 自分のコンディションの悪さを強調する
・ 忙しさをアピールする
・ 体調不良を持ち出す


また
このタイプの部下がいると
何かにつけてイライラさせられます。

さらにこのタイプが上司であると
もっとややこしいです。

責任の所在を非常に気にして
失敗を過度に恐れるため
ゴーサインがなかなか出ません。

心理メカニズム:セルフ・ハンディキャッピング


● 独りよがりの正義感を振りかざす人

独りよがりな人

このタイプは一言で言うと
劣等感を隠し持つヒーローです。

ネット時代になって
急に目立つようになりました。

自分なりの正義感から見て
相手に落ち度があると思われると
許せないといった感じで攻撃してくる。


それはあまりに一方的で
相手の立場に対する想像力が
欠けている人です。


口癖は
「 それは絶対に違います」
「 それは絶対におかしいです」

このタイプに潜んでいる
心理メカニズムは
「メサイア・コンプレックス」でした。


救世主妄想とも呼ばれて

自分が救済者になることを
運命づけられている 

という痛すぎる信念を
抱く心の状態です。

本人は正義感で動いているつもりですが

心の深層には

劣等感と歪んだ優越感

が複雑に絡み合い
うごめいています。


心理メカニズム:メサイア・コンプレックス



● どうでも良い手続きにこだわり、融通が利かない人

手続きや規則に必要以上に
こだわる人がいます。

どうでもいいような
細かい規則を持ち出し
仕事にストップをかけてくる。

全く融通のきかない人です。

融通が利かない人

このタイプは 一言で言うと
自分の判断力に自信がないタイプです。

コンプライアンスが大好き
・所定の用紙に異常にこだわる
・規則にこだわるだけで、成果はいまいち😅

つまりは
規則に必要以上にこだわる人は
臨機応変に適切に判断する
自信がないのです。


累計発行部数400万部を超える
空前の大ヒットを飛ばして

2003年の新語・流行語大賞も受賞した
ベストセラー『バカの壁』より
このタイプの心理メカニズムを考えると


人間は自分の脳に入ることしか
理解できません。

情報の伝達が突き当たる壁が
「バカの壁」と表現すると


自分の自信の無さからか
知りたくないことは遮断し
耳を貸さないのは

自分で判断して能力を発揮したいと言う
モチベーションも高い人物にとっては
「バカの壁」としか言いようがない
面倒な存在なのです。


心理メカニズム:バカの壁



● 持ち上げられないとすねる人

褒められないとやる気をなくすタイプ

一言でいうと「かまってちゃん」です。

そして、
私がもっとも苦手とする
面倒くさい人です😅

拗ねる上司

著者の説明においては

本来褒めるとは、
逆境にもかかわらず
必死の頑張りを見せた時や

素晴らしい成果を出したときに
褒められる。

ところが
このタイプは成長過程で
親や教師に褒めて育てられたせいで

大したことをしていなくても
褒められるものと思っている。

何かにつけて褒め言葉を期待してます。


つまり...

自尊感情が未発達
自尊感情が異常発達しているです。


本書では「自尊感情」と
明記してありますが

最近は
自尊感情自己肯定感は同意語ですね。


そして、
これは最近の若い社員の子
だけではありません。

このタイプが上司になると
「かまって上司」という
モンスターになります。

著者は「かまって上司」対策として

心のケアとしての「ホウレンソウ」

を提唱してます。

要は、部下からの
頼られてる感を演出しよう
ということです。

かまって上司の心の中には

自分は部下から尊敬されているだろうか?
部下がついてきたいと思う上司だろうか?
部下から軽く見られていないだろうか?

といった不安がある。

そのため、部下から頼られると
必要とされていると実感でき
不安が安らぎます。

ゆえに
上司への「ホウレンソウ」を欠かさない
ことが
上司の心のケアになるということです。


プレイでする「ホウレンソウ」は
かなり面倒くさいですね😅


ここで注釈です。

著者が文中で表現している
「ほめる」とは
「おだてる」も混ざっていると思います。


真の意味ですと、
「褒める」と「煽てる」
は全然違います。


詳しくはこちらに整理してあります▼


心理メカニズム:自尊感情が未発達 or 自尊感情が異常発達

ちなみに自尊感情がこじれちゃって
表層化しているモンスターを

私は「カーマ」と名付けました。

そしてカーマからの
気まぐれなかまってアピール
メンタルがやられないように


この歌を心の中で口ずさんで
反応しない練習をしてます▼

カーマカマカマカマカマカミーリーオーン♪


● 遠慮深く振る舞うが、内心、忖度を期待している人

▼こんな笑顔する人です。

忖度するひと

このタイプは一言で言うと
謙虚な自分を売り物にしている人です。

遠慮は1つの美学ではありますが
それが行き過ぎると
面倒くさい人と言うことです。

・「私なんか」という印象操作

新しいプロジェクトの立ち上げ時
メンバー推薦するときに
自分は興味があることを
周囲に遠慮がちに口にする。

そこを汲み取って推薦されると...

「でも私なんか力不足だし」
とか言い出す🤣


・やたらと自己卑下するタイプ

何かにつけて「自分はダメだ」
とこぼす人です。

とにかく自分の無能を嘆き
できないアピールに余念がありません。

なぜできないアピールをするのか?

それは励まして欲しいからです

「そんなことないよ」
と言って欲しいのです。


心理メカニズム: 励ましてほしい願望


● 話が長くて、何が言いたいのかわからない人

話が長い人

ひと言で片付けちゃうと
取捨選択ができない人。

・まず話の前置きが長い

・とにかく話が細かい

話の要点を自分で絞る能力が
無いわけです。


さて、
このタイプの心理メカニズム
は著者も特定してませんでしたが

何がいいたいのかわからない人は
単純に「要約力」がない技術の問題です。

この本に書かれている言葉を借りると
人に説明する際にはなにを要約とは
What? Why? How? 
の「3つの疑問」を伝えるだけです。


● 肩書にしがみつき、定年後になお嫌われる人

定年後も町内会で嫌われている
マウンティングおじさんのことでした🤣

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定年後に面倒くさい人の典型は

過去の肩書きにしがみつくことで
自尊心を保とうとするタイプです。

かつて管理職として権限を持ち

それを自分の支えにしていた人物。

・昔の同級生の集まりでもかつての役職をちらつかせる
・趣味の会に出ても、周囲となかなか溶け込めない
・新参者なのに雑用は自分がやるべきものと思ってない態度


このような人物は
自分の価値=肩書き
として生きているため

肩書きを脱ぎ捨てた
「その人そのもの」
の魅力に乏しいのが一般的です。

友だちづきあい
趣味の会のつきあい
近所付き合い

など、
みんな対等だと思って
つきあっている人たちとは
相容れられない。

つまり
対等な付き合いができない
寂しい人生です。

心理メカニズム:マウンティング



いかがでした?

面倒くさかったですよね。

私も10タイプをまとめる途中で
面倒くさくなりました😅


面倒くさい人を総括すると

●とにかく自分の話を一方的に話す
●とにかく自己中な行動を取る
●とにかく自分のルールを曲げない
●とにかく意見があわないと攻撃してくる


では、
いよいよこれらの面倒くさい人と
上手やる方法について解説します。


◆面倒くさい人と接する解決策は...


面倒くさい人が
せめて普通に接してくれたら...

こんなに素晴らしい事はないですよね。

しかし、そんなことありえるのだろうか?

著者の結論です。

心理傾向や行動はなかなか変わらない。


...うん、やっぱりね🤔

うすうすは気づいてましたよ。

もし仮に
各タイプに効果的な対処法があったとして

10タイプ別に対処法を変えるなんて
それを実践するのも面倒くさいです。


私はエリック・バーンの言葉を
思い出しました。

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他人と過去は変えられない。自分と未来は変えられる。


この言葉の真の意味は
「他人を変えられなくても、付き合い方は変えられる」
ということだと思います。

確かに夫婦関係や仕事上の人間関係など
逃れられない付き合いや
対外評価があるのは事実です。

面倒くさい人物が身近にいる場合
相手を変えるのは不可能に近いわけだから
こちらの対応力を高めるしかないのです。

他人を変えられなくても
付き合い方は変えられます。

つまりは
面倒くさい人と一緒の土俵に上がらないこと。


そのために
いくつかの方法論があります。


方法論①:面倒くさい人の価値観を理解する5つの類型

自分とは価値観が相容れることがないのが
面倒くさい人が生まれてしまう理由でもあります。

相手のタイプを理解することで
付き合い方をかえるということです。

教育者でもあり心理学者でもある
シュプランガーは人生を構成する
主要な価値を

理論型・政治型・社会型・審美型・経済型・宗教型
6つに分類しました。

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著者の榎本さんは
この6つの類型から

現在の日本では
自己やキャリアの形成になじまない
「宗教型」以外の5つを噛み砕いて
説明されてます。


①理論型
理屈に合わない事は納得できない

②政治型
「支配ー被支配」で人を見る

③社会型
他人と助け合ったり、
気持ちの交流をもつことに喜びを感じる

④審美型
美的センスを体現することに価値を置く。
頭で考えるより感覚で動きがち

⑤経済型
現実的な利益や「役に立つか立たないか」でものを見る


その中のどれを重視するかによって
人間を6つのタイプに分ける価値観による
人間の類型を提唱しています。

たとえば、
人間関係を利害中心に考える
「政治型」の人からみると

人情を大事にする「社会型」の人、
融通のきかない「理論型」の人は、
鬱陶しく面倒くさい存在となりがちです。


方法論②: 極度に面倒くさく、手に負えない人の場合

ここまでで本書に取り上げられた
面倒くさい人の行動を整理すると

・物の見方が歪んでいたり
・ちょっとしたことで反発したり・落ち込んだり
・人間関係のトラブルが多かったり
・突然怒り出す

などでした。

著者は、

「ただあまりにも極端で手に負えない場合は人格障害の可能性もある」

と指摘してます。

【自己愛性人格障害】
【境界性人格障害】

このタイプとは
適度に距離を置く以外に方法はない
と書いてあります。


適度な距離って...?

と思いますよね。

私は本書の内容とは違いますが
「面倒な人」との関わり方に

「アンガーマネージメント」

適切な距離に有効と考えてます。

怒り=べき×マイナス感情・状態

アンガーマネージメントについては
次回書くのでお待ち下さい。


◆他人の振りみて反面教師とする

ここまでの私の感想を読んで
(ひょっとして私も面倒くさいかも...)

と、思われましたら

面倒くさい人かどうかを診断する方法があります▼

以下の16の設問に
イエスかノーで答えるだけで
診断結果が出ます。

●細かい規則にあまりこだわらないほうである
●自分よりも評価されている人の言動が気になって仕方ない
●「融通がきかない」と言われたことがある
●自分の話、とくに「自慢?」と感じさせるような話をよくしている
●軽く注意されただけなら、とくに気にしない 
●身近な人が成功したり幸運をつかむと、嫉妬してしまう 
●誰かのうっかりミスや言い間違い。スルーすればいいのにできない 
●よくいる「事なかれ主義」な人を嫌っている
●誰かにミスを指摘されると、そのショックから立ち直るのに時間を要する
●多少話がこじれても、感情的になることはない
●一度落ち込むと、なかなかそこから這い上がれない
●自分の意見に反論されると、「でも・・」と言い返さずにはいられない
●「ありえない」「絶対」を口癖のように言う 
●「ケース・バイ・ケースでお願い」などと言われると困惑しがちだ
●自分が正しいと思うことが、他人にとって正しいとは限らないと思っている
●決められた手順があっても、従うかどうかはケースによると考えている

自分を客観的にみる視点は必要です。

ただ、
この診断結果から
他人の目を気にしすぎる
というのも問題です。


精神的に健全な状態は
自己受容感が高い状態です。


そのためにはまず
「あるがままの自分」を受け入れて

その上で
より前に進むためには
どうしたらいいか

を考えられる状態を指します。

だからといって
歯を食いしばって頑張らない。

私はこうだから
こうすれば前に進めるし
できるようになるだろう

と肩の力が抜けた感じでいることです。


他人と過去は変えられないが
自分と未来は変えられる。

自分と未来のためにできる改善は
自己受容」なのです。


自己受容を高まっている状態は
自分の内なる言葉で
自分で自分を癒せている状態です。

大丈夫だよ。
もう安心していいよ。
お休みしていいんだよ。
きっとうまくいくよ。
人のためにならなくてもいいんだよ。
別にやらなくたっていいんだよ。
自分勝手になっていんだよ。
自分の感情なんていくら変わってもいいんだよ。
あいまいな感情があってもいいんだよ。


これができる状態になるためには
自律神経のトレーニングが必要です。

 詳しくはこちらにまとました▼



◆〈まとめ〉ありのままの自分を愛せる人になる

本書のまとめとしては

●面倒くさい人の心理メカニズムを理解する
●面倒くさい人と一緒の土俵に上がらない
●面倒くさい人を反面教師とする


そして本書を読んで考えた
効果的な解決策は

●自己受容を高めて「ありのまま」を目指す。


つまり、
自分主体でマイペースで生きることが
一番なのではと考えました。


面倒くさい人にイライラさせられず

自分は面倒くさい人なのか?
と他人からの評価にも怯えず

自分のありのままを大切にする生き方。


「ありのまま」方程式を考えてみました。


理想−現状=課題


図解にするとこちらです▼

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【理想をつくる】

多くの書籍にふれてわかったことは
人間の理想は

どう自己成長したいのか?
どう他者貢献したいのか?

この2つに集約されます。

 こちらに詳しく書きました▼


ビジネスでもプライベートでも
自分が大切にしている
どう思っているかをリストアップする。

それを見ながら
自分はどうありたいのか
どうなりたいかを
見極めて行動に移すことです。

しかし理想というのも
仏教的にはただの煩悩です。


なりたい自分の姿や
ありたい自分
のことばかり見ていると
現状の自分に満足できません。

理想の自分のため、
自分の話を一方的に話す。

理想の自分のため、
自己中な行動を取る。

理想の自分のため、
自分のルールを曲げない。


理想の自分のため、
意見があわないと攻撃してくる。


これらはまわりから
面倒くさい人に見られる人でした。


また
現状の自分であるあるがままの姿
認めてもらおうとする生き方も
まわりからみれば面倒くさい人です。

現状の自分のため、
自分の話を一方的に話す

現状の自分のため、
自己中な行動を取る。

現状の自分のため、
自分のルールを曲げない。


現状の自分のため、
意見があわないと攻撃してくる。


やっぱり
まわりから見れば面倒くさい人です。


そこで引き算です。


理想から現状を引き算すると問題が発見できます。

その問題を解決しようとすれば
課題が生まれます。


ありのままの姿とは
「あるがままの自分(現状)」
を受け入れて

その上で
より前に進むためには
どうしたらいいか


つねに自分に課題を設けて取り組んで
自己成長と他者貢献する人

そんな人を
周りは面倒くさい人とは思わない。

私はそう考えてます。


エリック・バーンの言葉をもう一つ

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人類永遠の課題は
起きている時間を
どのように構成するかだ

人類永遠の課題を解決させる方法も
課題をもって取り組む毎日を構成する。

課題解決は自ら課題を作ること
というパラドックスですが

これはとても幸せな人生なのではないでしょうか。


本書ではさらに

「ママ友カースト」が生まれる心理
「やたら友達自慢する人の反映過程の心理」
「人は見た目じゃない」と強調してモテたい人
雑用を押し付けるタイプは自己愛が強い

などなど、
まだまだ面倒くさい人についての
解説がふんだんにありますので

ご興味のある方はお手にとってください。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。

感想はスキとコメントで
お知らせいただけると嬉しいです。


ゆうゆうさん。
私も「ありのまま」について記事を書いてみました。

私もこれからジムに行きます。



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