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#1保育をどうしよう未来会議2022冬

どうも、保育主任やまもです。
このシリーズは、ユニファ株式会社主催のオンライン研修会のレビューです。研修の内容は「保育・子育て」です。

今年の夏も「保育をどうしよう未来会議」が行われましたね。いつもリアルタイムでの参加が難しく、アーカイブ視聴になっていますが参加させていただいています。

こんなに豊富で、しかも無料で見られる研修会はない!といつも思っています。

無料登録をすれば、みなさんも見られます。
登録はこちらから↓↓

園単位の申込みになっていますが、園を通さず個人で見たいという方もいると思います。その場合は、ご相談ください。

未来会議のコンセプトは、
「子どもを真ん中においた保育・子育て社会の実現に向けて」です。
今回のテーマは、
「子どもを真ん中に語り合おう」です。

子どもを真ん中に。
語り合い。
素敵ですね。


視聴した動画

今回視聴した動画がこちらです。

一般社団法人 家族・保育デザイン研究所 代表理事
東京大学 名誉教授  汐見 稔幸先生
「理想の園づくりを考える~子どもを真ん中にして語り合うことの意味~」


3行レビュー

理想の園づくり=もっといい園になるために自園を探るという意味。今回の未来会議のテーマにある「語り合い」の不足を指摘されていた。語り合うのは子どもと子どもに限らず、子どもと大人、そして大人と大人である。


やまも的ポイント3選

ここからは、私の独断と偏見で研修動画のポイントを書いていきます。
動画を視聴して思いついたことでもあるので、動画の内容とズレることもあるかもしれませんが、ご了承ください。

昔の良さと変な変化

昔は遊ぶものはなかったけれど、遊ぶ場所はありました。例えば家の前、空き地、山、森。ものがなかったため、替わりに頭を使って遊んでいました。それは暮らしも同じです。今のように便利に時間を潰せるものはなかったんですね。
汐見先生は「暮らし」という言葉を使っていました。
 ◆ なんとかして〇〇する
 ◆ 工夫してなんとかする
こんな経験を子どもも大人も暮らしの中でたくさんしていきました。
今は便利になりました。100円でものを買えば解決できたり、機械を購入して解決できたりします。しかし、便利の全てが良いことなのでしょうか。便利は経験不足を生み出すことがあります。考える時間を奪う(考える間もなく解決してしまう)ということもあります。
便利のメリットデメリットは常に考えないといけないですね。


日本は議論が足りない

大人も子どもも、人と議論することがないのが日本だそうです。議論=論破と考えていたり、批判合戦のイメージが強いからかもしれません。というか私がそう思っています。そうではいけないですね。
大学院のある先生は議論と対話の違いについてお話していました。

議論は相手の考えを変えたら勝ち。
対話は考え方が変わらないと意味がない。

いかがでしょうか。私はなるほどと思いました。
この先生のおっしゃる”対話”と汐見先生のおっしゃる”議論”が同義なのだと思います。汐見先生は”語り合い”ともおっしゃっていました。

朝に「今日何して遊ぶ?」とワイワイし、
帰りに「今日どうだった?」とワイワイする。

この簡単な語り合いの時間が大事なんですね。また、どうだったかという質問は、子どもたちがそれぞれのやりたいを深める時間が充分にあるからこその質問です。一斉活動を一日した後の「どうだった?」だと発言の幅が狭いそうです。全部が全部そうではないですが、そう感じます。


意図に共感する

本棚から本を一冊ずつバタバタと落としていく子どもがいます。
どうしますか。

どうしますか?

足に落ちたら危険なので、やめさせる。
片付けが大変なので、やめさせる。
本の使い方として正しくないので、やめさせる。

これでは意図に共感していないと汐見先生は言います。
意図に共感するというのは本を落とす行為の善悪判断、正誤判断ではありません。


「なんでやりたがるんだろう?」

この疑問です。
この子のこの行動には何らかの意図があるんです。
動画では「バタバタ鳴る音」「本を落とせる自分(俺すげえ)」といった見立てをしていました。そうです、これが「見立て」です。

評価、アセスメントとも(最近は)言います。
見立て、評価、アセスメントを語り合いましょうというのが汐見先生のメッセージです。


まとめ

いかがでしたか。
語り合いの大切さはここ数年でとても話題になっていました。
今は何を語り合うのか。ここにお話の中心がありますね。

動画の最後に言っていましたが、できない・心配が中心の「対策的保育」というものを脱却していくのが課題なんですよね。そうなんです。

私のまとめでは汐見先生のお話の素敵さを伝えきれません。
ぜひご自身でご覧ください。


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