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保育をどうしよう未来会議 雑記7

どうも、主任やまもです。

幼稚園教諭をしたり、大学で講義をしたり、主任やまもの園内研究室を運営したりしています。


ルクミーの保育をどうしよう未来会議の録画視聴が1月15日まで見られます。今日は未来会議の数ある動画の中から、私の心が触れたキーワードをピックアップしていった雑記をお送りします。
2,000文字くらい書いたら終わります。


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セッション(動画)が18本もあります。無料です。


では、書いていきます。(現在224文字)


幼保小接続における、幼児教育・保育が持つ意味

本日は無藤隆先生のセッションです。

ちゃんとまとまるかなあ…心配です。
とっちらかったらごめんなさい。

まずは、幼児教育の位置づけについてお話していました。

小学校以降の教育とははっきり異なる。
家庭での子育ては非常に近い。
と同時に、家庭とは違う独自の教育の場。

学校との違いはよく聞きますよね。
総合的な学びの場や、遊びが学びが幼児教育、
教科学習、時間割が小学校。ざっくりですが。

さらに子育てと幼児教育の位置関係です。
非常に近いが、独自の教育の場が幼児教育。
どうですか、うんうんとなっていますか?
私はうーん、とまだ頭が整理できていません。

集団、という部分?
教育部分があるかどうか、ということ?
環境を通すところ?

子育てと幼児教育が違うことは分かりますが、
「ここが違うのが決定的」というのが分かりません。
そういうのがないから非常に近いのかな。


学校側が考えること と 架け橋プログラム

1年生の教育をどう教育していくか。
幼児期に育ってきた資質・能力や10の姿をどう活かすか。

そこで、架け橋プログラムというものも準備されているんですね。
年長組と1年生の2年間で計画されるみたいです。
10の姿を充実させる動き、がポイントだとか。

では、幼児期に育った資質・能力を活かす1年生の具体的な内容とは何か。

これは困りましたね。全然思いつかない。
学校という園よりも集団が強い場で、幼児期に育ったものを活かす。
5領域や10の姿が活きるということだから…
与えられて知識を得るよりも、テーマをもらってそれについて考えたり思いついたりするような…

例えば、学校探検はスタートカリキュラムに組み込まれていることが多いですよね。あれの最後は園内図を作る活動にして、グループで大きな校舎図の紙に「○○室。○○先生がいる。」みたいなことができないか……とか…?

提案は脆弱ですが、問題点は挙げられます。

まず幼児教育目線から。
幼児教育から考えた感じとしては、できそう
園で一緒につくる活動とか話し合いとか、やってきていると思います。
間違っていてもいいから、話し合って完成させるというゴールまでいけるでしょう。

小学校目線ではどうか。
おそらく問題ありです。
なぜなら「教えていないことは使わない(使えない)」というのが学校教育だから。
ひらがなをすべて教え切っていないのに、ひらがなで「○○のへや」とは書かせられない!ということですね。その活動は、授業でひらがなを教えるからこそできるもの、という押さえが小学校の考えです。おそらく。
私見でしかありませんが、そんな印象を持っています。
先日幼稚園の園内研修をしてくれた大学の同期に聞いてみよう。

他にも、話し合いをさせるのは難しいでしょう、という学校の先生は多いと思います。園でやっていると知らないからです。
園でできて、学校でできない。
なぜ? ここは考えてみるべきポイントです。

物的環境の違い

一人ひとりの椅子と机をくっつけて、という経験は園児にはない。
では、学校でも4人がけの座卓ならいけるのか?
文字を書かないで進めるなら、はんこ?文字シール?写真シール?
「○○しつ」と書いたプレートがすでに用意してあって、図に当てはめるとかでも十分かもしれないですね。
そんな工夫が考えられます。

人的環境の違い

先生の数が不足しているか?
20人学級を4人ずつで5グループ。先生は一人か二人ですね。
二人となると、学校では厳しい…のか?

あとは活動の進め方や説明の問題。
教科学習の進め方では、入学したての幼児は聞けないでしょう。
ここは小学校の先生に頑張ってもらわないといけないですね。
園でどうやって活動の中に子どもの心を入れていくのか。
そのために保育者が何を気をつけているのか。
知ってほしい。私たち側は言語化できるようにしたいですね。


まとめ

やはり収拾がつかなくなってきたので、強引にまとめです。
無藤隆先生のセッションのほんの一部を紹介と考察しました。

最後に、無藤先生は経験マップで年長児の経験を定期的に振り返りましょうというお話を前々からされています。
マップになっていると、俯瞰で振り返ることもできますし、小学校への連携にも使える。なるほどです。これはもっと調べる価値がありそう。

あと、記事にまとめられなかった私のメモを下に置いておきます。
雑然としていますが「やまもの奴、こんなことをメモしてる」程度でご覧ください。


【やまもメモ】

接続を意識して何をしたらよいか
そもそも
幼児期にふさわしい 小学校以降の教育とははっきりと異なる
家庭での子育ては非常に近い。同時に家庭とは異なる独自の教育の場

独自性と連続性がある
前の時期に育っているものを積み上げていく
幼児期 遊びを通して学びが成り立っている 生活科
5領域 資質・能力の表れ 具体的に10の姿として現れる

子どもの具体的な様子をとらえて が大事
交流 相互に参観

接続=交流活動 ではない

1年生をどう教育していくか
幼児期に育ってきた資質・能力や10の姿をどう活かすか

生活面 トイレの問題 和式  構造の問題 練習
授業中にトイレに行くのが困る 休み時間中に行ってほしい
休み時間を設けている幼稚園は少ない 
「念のために行く」の習慣・必要がない幼児期
10の姿を育てることが小学校生活の基盤になる

架け橋プログラム 10の姿を充実させる動き
卒園までにやることは何なのか

運動する力をどう育てるか
乳幼児期に育つ運動とは何なのか
運動の基本は移動すること 坂道 でこぼこ 段差
一列で 手を繋ぐ 車に気をつける 話しながら

一列で歩くことは難しい 目的地が見えない

運動を育てると考えた時、歩く訓練をするだけじゃない
「環境を通して」の意味
サッカー 足が速いだけではダメ 見ながら 動きながら
柔軟性 しなやかさ バランス
遊びとして 環境の中で 資質・能力が育つ

自立心
やりたいと思う できなくても
できないはたくさんあるが 遊びを通してできるようになっていく
いつかできるようになる 楽しみ 自信
のびゆく存在 未来に生きていく これが自立心
自立しようとすることの充実感

数量
はやくから算数の時間をつくるわけではない
学校はひっ算 位取り
幼児は数に親しんでいる 特に数えることで
足し算引き算がすでに学ばれている はじまり
量として把握する

経験マップ
年長児としての育ちを見渡す
10の姿を視点として 3か月1カ月くらいで捉える
記録を積み上げる大切さ 写真
個人 クラス

3学期
協同性 ルール 話し合い 自分の名前
線や図形を遊びで書く

スタートカリキュラム
1幼児期の終わりまでに育ってほしい姿が発揮しやすい環境・活動を用意
2適応指導を幼児に相談し意見を聞く
3教科学習の始まりは10の姿の活動の発展から始める
4出身園や生まれ月その他の個人差が大きいので、その様子を見定め、対応を考える



ではでは。

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