【闇堕ち公務員】マッチングアプリって新積み立てニーサと似てるよなぁ?⑧⑨公ちゃん&ニコちゃん編
「土曜日の13時頃から北朝霞駅近くに美味しいカレー屋さんあるんで、どうですか?」
「土曜日午後から予定あるので、11時から朝霞台駅近くのカフェでお茶しませんか?」
これは、埼京線ユーザーと東上線ユーザーが被った時に使える秘技(わかるやつにはわかる)、同じ日にダブルヘッダーかます、全然参考にならないクソアラサー公務員のマッチング戦記だ。
1 マッチング
前者は、前回のサイコパスイニシエーションラブ編でお馴染み(え、みんな同じ店使うのやってるよね?)真面目な方の公ちゃん。
メガネマスクネキだ。どちらかというと堅実で結婚願望が強い。2回目のデートである。
投資でいうと、年利1-2%のインデックス投資に近い。(怒られろ)
後者は、新たにマッチングした一個下の女の子。
なんとこの子、顔が花で見えないのだ!!
でもスタイルめっちゃいい。俺のタイプの可能性大。ただ、仕事は不動産関係で、ワンちゃん勧誘を疑う。
何が言いたいかもうわかっただろ?顔が見えないけど、可愛いかもしれない!!
これは、年利−20〜+30の、
アクティブ投資枠なのだ!!!(派手にぶっ飛ばされろ)
2 11時〜アクティブ投資枠
ここで盲点。
俺、相手のこと見つけられなくね?
そしたら向こうから、
「お店の前集合にしませんか?」との提案。
その手があったか。
11時3分。ゴミADHD公務員遅刻。
ああ、こういうとこだぞアラサー。走って待ち合わせ場所に行く情けないアラサー。
待ち合わせ場所に行くと、ああもう雰囲気で分かった。お花畑にいるような雰囲気を醸し出している女の子。
ああ!絶対この子や。
源「すいません、遅くなっちゃいました。」
「私もちょうど着いたところです〜お店決めていただきありがとうございます🌸」
めっちゃほんわか優しめタイプ!!ニーサん!これはアクティブ成功です!
名前は花ちゃんとしよう...!
...いやいや花ちゃんはダメだ。笑顔が素敵だからニコちゃんとします。
3 かふぇ
店主「寒い中きていただきありがとうございました。こちらへどうぞ。」
フォレストナイト考察班の皆様ならお分かりですよね?
そう、いい子ちゃん編で使ったカフェだ。
店主!また来たよ!(別の子だけど)
案内されたのは対面の席。1回目は緊張しそうだが、柔らかい雰囲気を持ってるニコちゃん。あまり緊張せず話せた。
ニコちゃん「私20カ国巡ったことあるんです🌸例えば〜」
俺、海外バリ島しか行ったことないし、ちょっと抵抗感あるから、海外めっちゃ行ってる人はマジで尊敬する。ニコちゃんは、俺にはない世界観を教えてくれた。
俺は俺で、ぶっ飛んだ話(1回目だから抑えめ)や、色々なチャレンジ談はあるので、そんなこんなを話した。ニコちゃんは終始笑顔で話を聞いてくれた。
カフェ一杯で1時間半くらい話し、気づけば12時半。
源「実は、そろそろ行かなきゃなんですよ!」
ニコちゃん「わ!そうでしたね!🌸」と徐に財布を取り出す。
源「1回目なんで、俺出しますよ!きていただきありがとうございました。」
ニコちゃん「いえいえ!私も出しますよー🌸」
600円でこんなに言ってくれるのは多分絶対いい子や。
もちろん俺が出して、ラインを交換し、2回目のデートもしっかり決めた。
4 13時〜インデックス投資枠
公ちゃんは、この前と同じコートとメガネとマスクだった。ん?同じ?
しかも、公ちゃん...
めちゃくちゃ髪が跳ねていた。
心なしか少し顔色悪い?あれ?と思いながらもカフェを目指す。
歩きながら気づいた。
やべぇ。朝霞台駅通るルートだわ。
もし、ニコちゃんが買い物してたら、あれ、やべぇ。あれやべぇ。
ドキドキしながら、朝霞台駅を伏し目がちで通る。頼む...!あと50m。あと30m!
あー、よかったー!
5 割と遠目のカフェ到着
ハワイアンなカレー屋さんやだった。
違和感の正体はすぐにわかった。いや、間違ってたらごめんやけど、マスク外した時分かったけど、
マスクの下化粧し忘れたかな...?笑
なんか色が違かったというか、いや、もちろん男性側もしてないから、とやかく言えんよな。よしとしようぜ!!
6 カレー到着
こ、これはうまい!!結構歩いて来ただけの甲斐はあった。
公ちゃんが食べながら話し始めたのでふと目を上げた。
こ、公ちゃん。
口の中のカレー見えてるで...。
会話とか所作から気づいたんだけど、公ちゃんはめちゃくちゃズボラ女子だった。
そうか、ありのままを見せてくれているのなら、俺も素を出すことにしよう。
俺は価値観ぶっ壊れだらしない男子なので、公務員だけど、従来の仕事を改革してること、職場のクソな伝統をぶち壊してめっちゃ変えようとしてること、今までの人生経験とかめちゃくちゃ話してみた。
その結果公ちゃんは若干引いてた。
7 帰り道
「俺、実はめちゃくちゃ方向音痴で帰り道わからないんですよね笑」
公ちゃん「え、えええそんな複雑な道でしたっけ?」
「俺からしたらね。んで、16時に行きつけの美容院にシェアサイクルで行こうと思うんですけど、スマホ充電あと4%なんすよ笑」
公ちゃん「え、えええ電車で行けばいいんじゃないんですか?てかチャリ寒くないですか?」
「埼玉って、都心に向かって路線伸びてるから、横の移動しずらいじゃないですか?だから、チャリじゃなきゃ間に合わないんですよ笑 ちなみに体温バグってるのであんま寒くないです。笑」
「じゃあ、せめて私教えます!えーと、ここの交差点をまっすぐ行ってください!そんで、〇〇っていう建物が見えたら右折してください!そしたら大通りに出てまっすぐ行けば、多分なんとなく行けると思います!」
いい子だとは思う。
「さっきも言ったけど、俺方向音痴なんすよ。笑
でも勘で行きますわ!ありがとうございました!」
割と勘で行けた。
店長にダブルヘッダーした話したら、「お前ごときが調子のんな。」と怒られた。
その日の夕方、公ちゃんからは「無事に辿り着けましたか?」と連絡が来ていた。
うん、多分この子いい子なんだけど、俺と一緒で何かが抜けてるんだろう。
2日後の夜に、無事辿り着けましたよー!だけ送ったら、それに返信はこなかった。
すまん公ちゃん。幸せになってくれ。
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