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気が合うって感じた

【メンバーとスタッフの対談Vol.1】

活動時間中にスタッフに投げかけがあったのだそうです。
「対談動画撮らない?」って。

インタビュアー:内田美穂子(みほこ)
文責:安藤さち子(くらら)

みほこ;今日はかのこの活動日です。今日はメンバーのお話を聴きたいと思います。
かのこに初めて来たのはいつでしたか?

メンバー;かのこに来たのは去年の夏くらいで。

みほこ;去年の夏くらい、うんうん。

メンバー;で、何ていったら良いんだろう、体験3回で、で、その前は不登校で。自閉ぎみだったんですけど。

みほこ;うんうん、それで、かのこに入ろうって、初めて来た時のことは覚えている?

メンバー;それはちょっと、行き渋りとかが直ってきた時で。

みほこ;うん、直ってきた時期で?

メンバー;うーん。でも行き渋りが直ってきたけど、意外と引きぎみで。俺の場合。外に出たがってはいなかったかな・・・

みほこ;かのこに来る前は家の中に居ることが多かったの?

メンバー;やっぱり、そうですよね。

みほこ;なるほどね。で、かのこに行ってみようか?ってお母さんが誘ってくれたのかな?

メンバー;フリースクール体験行く?みたいに言われて。ちょっと考えてて・・・。いったん断って。
で、その結果、行くことになって。

みほこ;初めて来たのは、この学び舎だった?

メンバー;学び舎だった。

みほこ;どんな雰囲気がした?楽しそうだなとか?

メンバー;楽しそうな感じというか、気が合うというか。

気が合うと感じた

対談動画の一部をスクショ📸

みほこ;気が合いそうな子がいそうだなとかそういう感じがしたの?

メンバー;いや、そういう感じじゃなくて。
雰囲気的に自分に合いそうな雰囲気で。
あと、そもそも昭和っぽい雰囲気が好きで。
ここが、天井が低いのと、家が古いのと。

みほこ;あー!うんうん。

メンバー;そこが好きで、すぐに慣れはしました。

※彼が初めて体験に来た日をよくよく覚えています!
「うぉー!昭和だー!」って。古い建屋ですが、その時、この学び舎を借りることができて良かった!と心底思いました(くらら)

みほこ;その昭和っぽい雰囲気が落ち着いて気に入ったんだね。

メンバー;(たくさんうなづく)

みほこ;あれから、夏だから半年くらい経って。かのこの活動はどんな活動が好き?どういう活動が気に入ってますか?

メンバー;特に、そういう好き嫌いはなく。

みほこ;そうか、じゃあ今までの学校とは違って?

メンバー;うん!驚きました。

みほこ;どの辺が違ったと思う?

メンバー;自由度が高いというか。
本当にそれで怒られないのか?っていうw
最初は不安があって。なんかもう、普通に「怒られるくない?」みたいな。

みほこ;うんうん、学校だったら、怒られそうなところを、かのこだったら、怒られないというかスタッフが何か言ったりしないんだね?

メンバー;(たくさんうなづく)

かのこは何が大切にされている場だろう?

みほこ;なんだろうね・・・じゃあかのこは何が大切にされていると感じる?

メンバー;自由度が高くって。自由さを大切にしているんじゃないかな。

みほこ;それぞれの、メンバーのやりたいこととか。

メンバー;で、外の人とかも交流する機会が増えたから、そこも大事にしてくれているんじゃないかな。

みほこ;そうだね。今年は、特に、森の学びがあって。立派な棚も作ってくれたけど。あれは、なんで棚を作ろうと思ったの?

メンバー;木工とかが、もともと好きで。小さい時からお父さんのお手伝いとかもしていて。

みほこ;お父さんが木工をやる人だったんだ。ふーん。

メンバー;プランターとか作ったり。

みほこ;そうか、作ったことがあったんだね。
もうすぐ、この学年が終わるんだけど、半年通ってみて、何か印象的だったことはある?

メンバー;特に・・あんまりはないですけど。
でもやっぱり、でもなんか、棚を作る時にホワイトウッドで作ってて。すごい固いので、伐るのが大変で。電ノコとか使ってないんで。

それで、それが完成したのが、結構デカイかなって。

みほこ;ああ、ねぇ。すごい達成感があったね。

メンバー;ちょっとした棚なんですけど、でもやっぱり、できると達成感というか。
ホワイトウッドだとなおさら、安いんですけど、固い。固すぎる。

みほこ;そうか、難しい材料で。ちゃんと設計通りにできたものね。
あれはすごい一つの今年の大きな成果というかね。

※他のメンバーが「入ります!」と言って混ざろうとしたところで、
今回の対談は終了となっています。

今年の森の学びは、
人工林の学び⇒皮むき間伐⇒製材所見学⇒原生林遠足⇒木工作業⇒伐採という年間計画を、住友ゴムCSR基金を得て実施することができました。

人工林の皮むき間伐を夏休み前に実施


見事にそのタイミングに合わせてやってきた彼との出会いは、
本当に不思議でした。

出会いをものにする力


川崎のNPO法人フリースペースたまりば理事長の西野博之さんが、
講演で、たしか、“学力とは出会いをものにする力”というようなことを言っていた気がします。
そのことを思い出さずにはいられません。

(くらら)

活動中に制作した水晶のマクラメ編みアクセサリー



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