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40歳になって考えるキャリア

インフレが加速し人口は減り
まだまだ高齢層が社会の中枢を支配し
世界の変化のスピードに追いつかない
衰退国家と言われる現在の日本。

社会の情勢が下がっていく中
40歳というキャリアの転換点を迎える。

安定の巨大組織に属している私。

今後、組織における役割として
管理職への道か。
指導的立場か。
どちらか選べ…というような流れ。

しかし、『40歳定年説』とあるように
これまで十数年過ごしてきた
職場に別れをつげ、

新たなスキルを求めて転職をする
と言う道筋もある。

私は、社会的に不安なこのタイミングで、
後者を選んだ。

年収は140万ほど下がるが、
柔軟な働き方が可能な
ホワイト企業に転職を希望。

面接を通過し、内定枠ができ次第、
転職することが決まった。

この、慎重になるべきタイミングで、
昇進を捨てて、
わざわざ年収を落としてまで転職を選んだ
その理由について今日は触れたい。


1,『1つのスキルで定年まで』でこれから大丈夫か


もしも、今のままこの仕事を続けて
定年まで働いたとしたら
退職後に稼いでいけるのか?

という心配。

おそらく、退職金も年金も、
今より大幅に減るだろう。

積立ニーサはやっておりますが、
そういったストックを切り崩して
つないでいく70歳から100歳までの人生


(ボクらの頃は70歳くらいまで
定年が引き上げられるのでは?という見込みで)

70歳から放り出されたシャバの中で
どう生き抜いていくのか。

というお金の不安。


同時に、70歳までこの業務を
飽きもせずにやり続けられるのか?
そんな体力気力があるのか?

というモチベーションの不安。

理想は、定年を迎え
シャバに放り出されても
自分の持つ色んなスキルで
ワクワクしながら働いたり
学んだりし続けている未来


自分裁量パラレルに働く自分でいたい。


2,『家庭運営』にも貢献できる父親でありたい

組織で管理職や指導的立場などの
責任の重い仕事を担うと
目に見えない労働が増える。

全体への配慮、根回し、準備、フォロー。

会議や仕事場面で
リーダーシップをとっている姿の裏には
こうした見えない労働が多々あり、


働いていない時間にも
人間関係の調整やら
任務遂行のための心配事解消など
感情労働を強いられることが予想できる。


こういった目に見えない労働は
実は自分の可処分時間を
大きく支配している。

その歪みは
家族との関係に向いていく。
そんな事例をたくさん見てきた。
自分の両親含め。

それよりも、
大事なものに注力すべき今
にコミットしたい。
お金は、必要以上に
もらわなくていいから

大事な家族との時間を
保証できる働き方がしたい。


今の時代、家庭運営は
夫婦とも同じ立場。

父ちゃんが稼いでくるから
母ちゃんは家を守っとけ!
はナシ。

(もちろん役割分担は必要)

どちらかだけが家庭運営を
頑張るべきではない。

夫も妻も当事者となって
全力で家庭を運営
していく必要あり。


3,40歳くらいが最後のチャンス


20,30代なんかはまだ、
体力もあり
順応性も高く
色んなチャレンジができる時期。

40歳超えると
色んな機能が生物学的に衰えるため
維持するには努力が必要

だから40歳くらいが
ギリギリ変化に対応していける
そんなラインではないかと思う。

50代くらいになると、
子どもの学費に
自身の役職に
色んな責任が重なり
転身がますます難しくなる。

(それでも転身して
うまくいく人もいるのだけど)

我が家の子らは3歳、0歳。

まだ小さいうちにチャレンジしておきたい。


まとめると、
・色んなスキルをもって長く自分裁量で働きたい
・家庭運営に貢献できる働き方をしたい
・40歳くらいが体力気力ともにラストチャンス

こうしたタイミングの重なりによって
社会情勢は下向き加減である中
転職に踏み切ったわけです。


もちろん、安定を切り捨て
自己裁量の割合を増やした分
リスクは増えたけど。

同時にリスクが増えた分の
可能性も増えた。


物事はトレードオフ。
何かを得るために
何かを切り離すタイミングも
いつかは必要なのだ〜。

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