こんにちは。
フォレスト出版編集部の森上です。
 
自分にも「あの人」のような才能があったなら……。
 
もしあなたがビジネスパーソンなら、このような思いを抱いたことは、１回や２回はあるのではないでしょうか。
 
「アイデア」「行動力」「プレゼン力」「継続力」「コミュニケーション能力」「人を惹きつける力」「勇気」「集中力」……などなど。
 
ただ、これらすべてを持ちあわせている人なんて、この世には存在しないでしょう。誰もが何かの才能を持っており、何かの才能が足りないと思って生きています。
 
そんななか、
 
他人の「才能」を自分のものにできる方法がある
 
と言われたら、あなたはどう思いますか？
 
憧れの人、尊敬できる人、自分にはない才能を持っている人、そして、成功者の才能――。それらを自分のものにできる。

そう言われたら、多くの人が「自分のものにしたい」「自分も身につけたい」と思うでしょう。
 
そんな夢のような話、本当にあるんです。
他人の「才能」をトレースする方法が……（！）
 
その方法をメソッド化した人物がいます。
気鋭の経営コンサルタントの森貞仁さんです。
 
森さんは、欲しい才能をトレースするためには、次の５つの力を磨く必要があると言います。
 
①観察する力
②分析する力
③真似する力
④拡大する力
⑤つながる力
 
とは言っても、いずれも漠然とした、目に見えない力ですよね。
 
では、これらの５つの力を具体的にどのように磨いていけばいいのか。トレースしていけばいいのか。
 
その重要エッセンスをまとめた１冊の本が、2023年２月10日（Amazonでは２月９日発売）に発売されます。

そこで今回は、同書発売に先立ち、このnoteで特別に、同書の「はじめに」「目次」を全文公開します。

＊

はじめに

　本書に書かれているのは、「成功者と同じ結果を出すための方法」です。
　世の中には「成功者」と言われる人たちがたくさんいます。しかし、彼らは最初から成功者だったわけではありません。普通の学生、普通の会社員だったところから、一段一段、ステップを上っていった。その結果、今いる場所にたどり着いたわけです。
　成功している人、何かで飛び抜けた結果を出す人を語るときに、「才能」という言葉が使われがちです。
　もちろん、人によって向き不向きがありますし、ある能力についてプラスの数値が圧倒的に高い人もいるでしょう。
　しかし、多くの場合、才能を分解していくと、誰でもトレース、つまりマネをすることが可能であることがわかります。特にビジネスの世界では、大きな結果を出していても、実行動としての一つひとつは、単純でマネがしやすく、小さなこと。「できる」「できない」で考えたときに、誰でもできることばかりです。
　大きな結果を出している人のやっていることを「分析」して、原因と結果の結びつきを知る。そのうえで自分でも「真似」をする。より再現性高く、成功率高く結果を出すための方法を、お話ししていきます。
「成功者」というと、起業家や経営者をイメージしますが、会社員として働くうえでも役立ちます。「分析」「真似」の対象者を職場の上司や先輩に置き換えれば、そのまま同じように考えることができます。
　そして、成功者と同じことができるようになった先にあるのが、自分だけのオリジナリティです。
　オリジナリティとは、今とは別の場所で見つけるものでも、発揮するものでもありません。誰でもすでに、オリジナリティを持っている。成功者を通じて学んだことに自分のオリジナリティを加えて、ビジネスの領域を拡大していく。それが本書のゴールです。
 
　さて、申し遅れましたが、少し自己紹介を兼ねて私のことをお話しさせてください。
　私はいくつかの事業を手掛けていますが、メインとなるのは、副業や起業をしたい人を対象にEC物販のノウハウをアドバイスするビジネスコミュニティの運営です。他に女性起業家を支援する事業や不動産事業、法人に対してのコンサルティングなどを手掛けています。
 
　6期の決算では売上が27億2000万円になりました。私個人で言えば、だいたい3億円以上を自由に使えます。客観的に見て、成功したといって差し支えないと思います。
　とはいえ、私に何か特殊な能力があるわけではありません。
　私が育った家庭は、経済的に恵まれた環境ではありませんでした。頑張ってそれなりの大学に入って大手銀行の内定を受けましたが、就職はせずに大学院受験を決めました。しかしそれも失敗し、一時期スロットのプロとして活動します。のちに住宅リフォームの会社に就職したものの、30歳になるまで、年収300万円でした。
　人生を変えるきっかけとなったのは、今の妻との出会いです。お金を理由に結婚できないなんて嫌だ、自分の人生、このままでは終われない。そうして起業にチャレンジしました。
　そこから現在までの道のりは、本書でご紹介するプロセスを自分自身でなぞるものでした。圧倒的な結果を出している成功者を探し、彼をメンターと位置づけて、「分析」「真似」の対象者としました。ひととおりのことを覚えてから、自分なりのやり方で拡大。これまで、もちろん大変な部分もありましたが、おおむね、自分の予想どおり、計画どおりに進んでいます。
　お金が手に入るようになってから何が変わったか。
　よく聞かれる質問ですが、「すべて」としか言いようがありません。年収が1億円を超えるようになると、見える世界が変わります。あらゆる意味で「選べる」ようになる。ずっと楽しい人生だったけれど、より楽しく、ストレスのない人生になっています。
　好きな服を選べる。高級な夕食を選べる。ラグジュアリーホテルを選べる。世界中から旅行先を選べる。そして、どんなビジネスをするのかを選べる。何を大切に生きていくのかを選べる。
　そんな自分で選ぶことのできる人生を、ぜひあなたにも手に入れていただくために必要なのが、あの人の「才能」をトレースすること。
　本書でそのノウハウを余すところなく公開しますので、ぜひご活用いただけたらうれしい限りです。

 【目次】

はじめに

序　章 成功への攻略法

　あの人〝だけ〟が成功する理由なんてない
　成功確率を最大限に高める
　意図的に自分を成長させていく
　自分で自分の進む道を決める
　あなたは、何のために人生を変えたいのか

第１章 観察する力

　「観察」の心得
　【ＳＴＥＰ１】対象者選びの大前提を知る
　【ＳＴＥＰ２】直接聞けることができる相手を選ぶ
　【ＳＴＥＰ３】ネットで対象者を探す危険性を知る
　【ＳＴＥＰ４】「外見」で対象者を見極める
　【ＳＴＥＰ５】「言葉遣い」「話し方」で対象者を見極める
　【ＳＴＥＰ６】「感情の出し方」で対象者を見極める
　【ＳＴＥＰ７】「人間性」で対象者を見極める
　【ＳＴＥＰ８】最後は「共感」できる人を選ぶ

第２章 分析する力

　「分析」の心得
　【ＳＴＥＰ９】標準性の中の特異性を見つける
　【ＳＴＥＰ10】成功者の「仕事」を分析する
　【ＳＴＥＰ11】成功者の「ストーリー」を分析する
　【ＳＴＥＰ12】対象者の「周囲の人たち」を分析する
　【ＳＴＥＰ13】ビジネスモデルを分析する
　【ＳＴＥＰ14】自分のいる「業界」を分析する
　【ＳＴＥＰ15】業界の「勢力図」「ライバル」を分析する
　【ＳＴＥＰ16】「業界の外」を分析する

第３章 真似する力

　「真似」の心得
　【ＳＴＥＰ17】仕事を「パーツ」に分解する
　【ＳＴＥＰ18】〝できない〟の考え方を変える
　【ＳＴＥＰ19】再現性を高めるポイントを知る
　【ＳＴＥＰ20】各パーツの因果関係を読み解く
　【ＳＴＥＰ21】時間軸を基準に行動計画を立てる
　【ＳＴＥＰ22】動き出してからの仮説を立てる
　【ＳＴＥＰ23】成功をイメージできたら始める
　【ＳＴＥＰ24】自分の〝感情〟と〝行動〟を分けて考える
　【ＳＴＥＰ25】動き出すきっかけを自分でつくる

第４章 拡大する力

　「拡大」の心得
　【ＳＴＥＰ26】「２つの目標」を設定する
　【ＳＴＥＰ27】「得意」「好き」を強みに変える
　【ＳＴＥＰ28】自分の「ストーリー」から強みを探す
　【ＳＴＥＰ29】〝どんな人が嫌いか〟を明確にする
　【ＳＴＥＰ30】自分だけの「行動指針」を知る
　【ＳＴＥＰ31】自分を動かす「トリガー」を知る
　【ＳＴＥＰ32】人生をつなげる
　【ＳＴＥＰ33】今いる場所から価値を広げていく

第５章 つながる力

　「つながる」心得
　【ＳＴＥＰ34】成功者に小指を引っ掛けておく
　【ＳＴＥＰ35】成功者が何を求めているかを知る
　【ＳＴＥＰ36】つまらないプライドを捨てる
　【ＳＴＥＰ37】付き合っていく相手を選ぶ
　【ＳＴＥＰ38】お金と時間を手に入れる
　【ＳＴＥＰ39】オリジナリティをさらに拡大する

おわりに

【著者プロフィール】

森　貞仁（もり・さだまさ）

株式会社Myself代表／経営コンサルタント。
京都出身。立命館大学卒業後、みずほ銀行の内定を蹴ってスロットのプロへ。３年間で1500万円の収益を残す。将来性や社会性を考え27歳で初就職。ところが、ブラック企業に勤めてしまい月休み１回、手取り20万円、サービス残業月200時間という過酷な職場で３年半勤務。20歳で現妻と出会い、年収300万、貯金なし、休みなしでは結婚ができないことから、独立を決意。脱サラ初月114万円の利益を達成する。６期目の年商は従業員なしで27.2億円に到達。副業や起業のコミュニティを多数展開し、累計生徒数１万人以上。教え子で月100万円の達成者は100名以上。YouTubeの登録者４万人超。SNSマーケティングやメルカリを使った物販、Amazonでの貿易などを得意としており、200名以上のビジネスパートナーと多数の事業を展開している

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いかがでしたか？
 
自分に（足り）ない才能、あったらいいなと思う才能――。誰しもが持っている欲であり、願いでもあります。そんな他人の才能を自分にものにする、トレースすることができるなんて！
 
その夢のような話を具体的かつ実践的に落とし込んだのが著者の森さんです。
 
昔から「学ぶ＝真似ぶ」といわれますが、まさにそれを具体的な思考法と実践法として提示しています。多くの人は、「真似する」ことを嫌い、「オリジナリティ」にこだわりがちです。ところが、本書を読んでいると、「オリジナリティは、マネをした後に勝手についてくる」ことがよくわかります。
 
もし自分が価値のないプライドで「真似ぶ」ことを避けているのなら実にもったいないので、そんなプライドなんて今すぐ捨てるべきだと思えてくる１冊です。
 
今回ご紹介した２月10日（Amazonは２月９日）発売の新刊『あの人の「才能」をトレースする技術』では、才能をトレースするのに必要な５つの力を磨きながら、約１万人の受講生が絶賛している、才能をトレースする技術を完全公開しています。興味のある方はチェックしてみてください。