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そんなの、自分のことじゃないから言えるんだ

世の中には、人の人生を面白いとか、面白くないとか勝手に決めつけて物事を知った気になっている人がいるんですね。

留年、浪人、うつ病。
そういうことを経験している人の方が面白いとか、深いとか、どうしてわかるんでしょうか。
人生順調な人は浅いだなんて、なぜ言えるんでしょうか。

この間、X(Twitter)で、人生に余裕がない人を面白がっている発言を見かけて、とても不快な気持ちになった。

まあ、そう思うのは個人の自由だし、発言するのもその人の自由です。
わたしがどうこう言うことではない。

でも、実際に留年とか浪人とかうつ病を経験している人の気持ちを、もっと考えてもいいのではと思う。

わたしは、留年ほぼ確定だし、うつ病もちです。
でも、それを人に話して、おもしろい人生だねって言われたら、ものすごく不愉快だし、バカにされたように感じると思う。

留年の苦しさを知らないくせに。
うつ病がどれだけつらいか知らないくせに。

あなたに、友達と進級したかったのにできない苦しみがわかりますか。
あなたに、毎日消えたい死にたいと思い続けるつらさがわかりますか。

きっと、わからないと思う。
だからそんなことが言えるんだよ。

いわゆる普通の人生ではないです。
でもだからといって、わたしは、面白い人間なわけではないし、深い人間でもないです。
そんなの、たったこれだけのことで判断できるわけない。

逆に、順調な人生歩んでる人が浅い人間だとも言えないですよね。
なんでそうなるのか、わたしにはよくわからない。

わたしのお母さんは、留年もうつ病も経験していないです。
順調な人生だと思う。
でもいい意味で変わっていて面白い人だし、深い思考をできる人です。

だから、留年、浪人、うつ病という、他の人とはちょっと違う部分だけで、その人のことを判断できるわけがないと、わたしは思う。


以上、ちょっと思うところがあったので、つらつらと書いてみました。


発言するなら、相手の気持ちを考えないといけないなと改めて思った出来事でした。

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