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現役高校生の自主製作映画が熱い!

今朝の情報番組で紹介されていた、この映画がすごすぎたのでご紹介します。

◎『今日も明日も負け犬』

中学時代、誰より学校に早く登校し、学校が大好きだった西山夏実さんは、ある日突然朝起きられなくなりました。

その日以来、学校生活は一変します。

当たり前だった登校、友達との時間、授業を受けること、部活を楽しむこと。全部ができなくなってしまったのです。

西山さんは「起立性調節障害」と診断されました。

病気が原因であることはわかりましたが、薬だけで完治することはできないと知り、孤独感に苛まれたと言います。

高校生の時、転機が訪れます。

たまたま後ろの席に座っていた、小田実里さんが何か書いているのを見て「私のことを書いてくれない?」と頼んだのです。

それまで特別に親しかったわけでもないけれど、小田さんはとっさに「いいよ」と返事をしたそうです。

そして小田さんは、なんと手書きで300頁に及ぶ本を書き上げたのです。

自主製作で100冊の本を製本し、ネット販売で売り出したところ、なんと1日で完売に!

そして西山さんは、企画書を書き、小田さんにこういいます。

「これを映画化しよう」

企画書には映画作成の目的や目標が明確に記されていました。

ゴールを設定すること、目的や目標が明確であることの重要さを目の当たりにした気がしました。

スタッフを集めるのに一番簡単なのは、友達に頼むこと。

でも本気で映画を作りたいと思う人と一緒に取り組みたかった二人は、SNSでスタッフを募集します。

そして集まった女子学生だけのスタッフで映画作りが始まります。

この作品は国内最大規模(世界規模)の高校生映画コンクール「高校生のためのeiga worldcup2021」にて最優秀作品賞を受賞します。

さらに「今日も明日も負け犬。」「今日も明日も負け犬。ドキュメンタリー」の2作品で最優秀監督賞、最優秀女子演技賞など全部で11の賞を受賞しました。

進撃は止まりません。

「作品を映画館で見てもらいたい」という思いが募り、映画館を予約し、クラウドファンディングで資金を作り、実現させてしまいます!

さらに、「全米学生映画祭(All American High School Film Festival/ AAHSFF)」に参加し、国際部門でノミネートされます。

理解してほしいという純粋な思いが人に伝わり、人が集まり、形になった。

そんなまっすぐな作品とスタッフに、朝から感動してしまい、ここまで一気に書きなぐってしまいました。

エネルギーに満ち溢れた熱い作品作りに心を動かされました。

◎彼女たちから教わったこと

この歳になって、自分と全く関係のないところでも、心が動く、ワクワクする、熱量を感じる、そんな経験をさせてもらいました。

そして彼女たちの、行動力とスピード感に驚かされました。

私の10代のころと今では、取り巻く環境も、何もかも違います。

それでも、いつの時代も、ひとつのものに注ぐ思いが人を動かしてきたことにかわりありません。

彼女たちの若さに多少の嫉妬を覚えながらも、応援したい気持ちでいっぱいです。

私は人見知りで一人が気楽という性分であると同時に、人に助けを求めることが苦手なので仲間づくりが下手です。

しかし彼女たちを見ていて、共通の思いがあれば初めて会う人間だけでここまで到達できるのだということを教えてもらった気がします。

恐れずに、自分が心地よいと思える人たちと繋がるチャンスを生かして、行動できる人になれたらいいな、と思いました。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いつからか、日本はチャレンジしない国の代表みたいになってしまいました。

大学で働いていた時、そこは3割が海外からの留学生という環境でしたが、当時大学生の娘に聞くと、日本では留学したがる学生は少ないと言っていました。

そして留学する学生の割合は女子の方が圧倒的に多かったのです。

当時の子供の将来の夢は、公務員でした。安定しているから。

女子学生の将来の夢は、専業主婦。

8年位前のことですから、今は変わっているかもしれません。

この歳になって思います。

若いころにもっといろいろなことにチャレンジして、失敗しておけばよかったな、と。

何歳からでもチャレンジできるといいますが、本当にそうでしょうか?

チャレンジはできるけど、リスクは10代20代の人より大きいです。

この年齢からの失敗は取り返しがつかなくなりそうです。笑

後書きが長くなりました。

若者よ、あのときやればよかったと、後悔する前にチャレンジしてください。

人生100年時代になっても、元気に動ける期間は案外短いです。

今日も明日も負け犬の人も、そうでない人も、くすっと笑える日でありますように。


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