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【介護日記】#23 納骨

◎納骨

本日、父の納骨を済ませました。

お骨は火葬の日から実家に置いていましたが、誰もいない家で寂しかったかもしれません。

今日は市営墓地の使用権の継承手続きと、埋葬手続きを済ませ、そのまま納骨という流れでした。

市営墓地の使用者を父から母に変更するにあたり、戸籍謄本や母の委任状などの書類が必要でした。

火葬後、忌引きの間に動き回り必要なものを揃えておいたのでスムースに進みました。

市営墓地の継承者は3親等以内と決められているため、戸籍の確認が必要だったようです。

火葬の際に骨壺に納められた埋葬許可証を添えて、何枚かの書類を記入し20分程度で手続きは終わりました。

この手続きが終わらないと、埋葬することができないのです。

費用は300円と、後日郵送される使用許可証の発送用の94円切手だけでした。

戸籍の取得には幾許かの費用が掛かりましたが、市営のためお安く済んでありがたかったです。

年間の使用料も5千円です。

手続きの後、埋葬前にお墓に行って掃除をしました。

事前に石屋さんが雑草などは刈ってくれていたので、草むしりなどはしなくて済みました。

お隣のお墓は、以前から参拝する人が途絶えていたのかよく草がボーボーになっていたのですが、今日見たら墓石が雑草で覆われており、そこにお墓があることもわからないくらいでした。

以前は両親と年に2~3回のお墓参りの際に、軽くお隣の草も抜いたりしていましたが、とても手が出せる規模ではなくなっていましたし、時間がなかったので今日は申し訳ないけれどそのままとなりました。

以前、周囲のお墓の雑草が我が家のお墓の方に根を張ってしまい、石垣が動いてしまったことがあり、母はそれ以来周囲を気にするようになっていました。

しかし、我が家も今年は春から二人そろってい入退院を繰り返したりで、とてもお墓参りをする余裕がなく、きっと我が家のお墓も草ボーボーだったに違いありません。

墓石を洗い、タオルで綺麗にふいて、周囲には除草剤を蒔いて掃除は終了。

朝から曇り空で底冷えのする日でしたが、掃除が終わるころには雲が切れ陽ざしが感じられ暖かくなってきてほっとしました。

予定より30分ほど早く石屋さんに到着しましたが、すぐに対応していただけました。

仏教なら49日を過ぎてからお坊さんと一緒に納骨となるのでしょうが、無宗教ということもあり、お付き合いのあるお寺さんもないので、簡単に納骨だけとなりました。

石屋さんに骨壺を納めていただき、お花とお線香を供えて手を合わせて終了でした。

その後、石屋さんが骨壺を納めたところをセメントで封してくださるようです。

誰もいない実家で一人でいるより、お墓に入ったほうが父も楽しいかもしれません。

しかしこのお墓は母方のお墓なので、父は50年近く前に同居していた妻の母親とまた同居するような感覚かもしれないですね。

何はともあれ、無事に納骨が終わりほっとしました。

帰宅後、礼服をクリーニングに出してお昼を食べると、急に眠気が襲ってきてリビングで転寝うたたねをしてしまいました。

特に何をしたわけでもないのに、疲れました。

週末に父母の年金手続きをすれば、事務仕事は一段落です。

あとは司法書士の先生と遺言に関する打合せが残るのみです。

葬儀や納骨等、一般的なことは何もしませんでした。

戒名も付けていないので、当然ながらお位牌もありません。

これらのことにお金をかけるのではなく、残された母の生活に費用を回そうと家族で決めました。

母は苦労してきたので、残りの人生を施設でのんびりと楽しく過ごしてくれたらいいなと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

年内にやるべきことがだいたい終わってほっとしています。

先日、夏に初めて御朱印帳に御朱印をいただいた寒川神社から大祓の案内が届きました。

なんと郵送で大祓をしてくださるそうです。

ありがたや。

ということで、同封されていた人型の紙に名前等を書いて郵送し、今年の穢れを祓っていただくことにしました。

今年はいろいろありすぎました。

そんな2023年もあと12日です。

寒波が襲ってきています。

みなさま、お体に気を付けてお過ごし下さい。

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