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ナラティブ


トラウマナラティブと聞いて、ガンダムNTは確かに3人の壮絶な体験の物語ではありました。

FECC 福岡市雇用労働相談センターのメンタル不調者を出さないためのウェブセミナーを拝聴したり

「子どものトラウマに対するCBT」の本を読んだり、兵庫こころのケアセンターの資料を見ています

すべてが大人のサバイバーに使えるとも思わないし、私は医療従事者でもないので

まったくの参考程度なのですが

個々の手順や技術はいろいろあると思いますが

いろんなことに共通する、基本的なところは大切だなと思いました

まず安全にする 他者から親から自身から 

話を聞く 受け入れて共感する

前向きで本人も改善を期待できる提案をする

共に時を過ごす 聞き取りや 乗り越える支援や くつろぐ時間・アドバイスの提供

終始 クライアントの側に立ち、不安を与えない

ハレノヒの写真の先生は 家族写真の講座で

クライアントをほぐす笑いも入れての会話で

クライアントの状況や家族の人物と相互の関係性を把握して

同時に周囲の光や撮影条件 アングルの良い位置を確認しつつ

どういう楽しい家族らしいストーリーで家族を配置するか考えながら

同時にカメラや機材のセッティングをしていました

救助の方も 入電中にすでに状況を頭で想定し

移動中に行動を組み立て 相互に確認

現場でまず安全を確認しながら 対象へ接触 

周囲の観察や会話で状態を把握 会話不能なら

けがや体位や安全を確認して 気道確保 循環のサインの確認 なのかな

意識があるなら、安心してもらえて気持ちをしっかり持てるような接し方で

武術だと 終始おだやかな表情は変えず

ごく自然な動作で 周囲の状況と相手の脅威判定と対策を想定

先手か後手かで変わりますが 

ことをなした後も 表情は変えず 周囲にも遠山の目付

速度は色々ですが、終始自然な動作で 安全な距離になるまで

( 残心は相対した相手への敬意でもあるというのが初心者の私個人の感想です )

いま、激情で包丁を振り上げてる人にも

急激な動作や大声はいけないかなと思います。

にやにやしてもいけないし 冷たい顔でもいけない

まじめにあなたの話を聞きます

という気持ちが伝わるように

自分を信頼している相手へ危害を加える確率は減ります

確率でしかないので、そうしていても防げない被害もあります

まずお互いに安全にしないと話も聞けない

助けるのや支援するなどでは、こちらは笑顔で穏やかで自信があるように

相手を不安にさせないために、どんなにピンチでも急いだりあわてて行動しない

ということを思いましたが、ピンチの場合は私はあわてるし間違えるし動作が大きく急になるしで。

まだまだ人間ができてません。

私は病気当事者でもあるので、聞く側の「仕事だから、まあ聞いてます」という態度で

強い不信感を覚えたこともありました。そうしながら、自分がやっちゃう場合もあります。

営業の人も経営者も話を聞くことが仕事の7割かなと勝手に思ってます。

きっと、仕事ですから真剣にと聞くと、仕事がスムーズにいくのでしょう。

何らかの当事者や病気やけがの方は、そのこと自体で精神的に過敏になってます。

普通の人が気にしない一般的な、雑な態度も 人格全否定のように受け取る場合もあります。

当事者側は、自分のそういう状況に気が付けるようになったら、

回復の大半が進んだと思っていいように思います。

自分でもそうでしたし、これまで見てきた方がそうでしたし。

同じ言葉が、DVや虐待の加害者にも当てはまるそうで。

やってることの自覚、が大切で。

自覚して反省できる人はもう改善へ進める

被害側も加害側も安全にしないと、介入しにくいし

自分がどの状態にあるのか知ることは

被害防止や改善に有効ですよね

軍事だろうと格闘だろうと仕事であっても、失敗防止にもなります

また、被害当時 加害当時 の感情や状況を知ることは

同じ状況での対応をよいほうへ向上させると思います

ナラティブに限りませんが、知ることは改善の入り口だと思いました


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