紫陽花は不吉か?
こんにちは。或いはこんばんは。
ENFPの紫陽花です。
今回は初めての投稿ということで、
ユーザー名の由来について書いていきます。
タイトルはズバリ
"紫陽花は不吉か?“です。
不吉な花と言えば、
彼岸花や百合などが挙げられると思います。
彼岸花の球根には"毒"があり、
百合は"頭が落ちる"という性質が、
"死"を連想させるのでしょう。
実際、お墓やお葬式でよく見かける花々です。
ではなぜ、毒があるわけでも、頭が落ちるわけでも無い紫陽花が、不吉だとされるのでしょうか。
紫陽花が不吉とされる理由には、
「"4"枚の"がく"が"死"を連想させるから。」や、
「梅雨には疫病が流行るから。」や、
「"水気を吸い取る"が転じて"精気を吸い取る"
ため、恋愛運や家庭運が下がるから。」
など、諸説あります。
しかし個人的には、
「"色が変わる"という性質が、
"浮気"や"不倫"を連想させるから。」
という説が有力だと思っています。
というのも、今は昔、平安の世においては、
恋愛の駆け引きや政略結婚が最重要事でした。
そんな時代に"色"即ち"心"が変わるという事は、
不幸の元だったに違いありません。
そして浮気や不倫が必ず誰かにとっての不幸をもたらすという点では、現代も同じだと言えます。
これは先に述べた「恋愛運や家庭運が下がる」
と言った説にも共通するところがあります。
やはり、紫陽花が不吉とされる理由は、
「"色が変わる"という性質が、
"浮気"や"不倫"を連想させるから。」なのです。
こうした性質は、ENFPに多い"飽き性"にも通じる部分があります。育つ場所で、時間経過で、大きく周囲の影響を受け、かつマイペースなENFPは、いつも同じ色では居られないのです。
しかし、この"紫陽花は不吉か?"という話には、もう一捻り加える必要があります。
それは"家族団欒"の花言葉です。
その根拠はズバリ
「寄り集まって咲く花々が、
親族の仲睦まじさを連想させるから。」
先程までの"浮気"や"不倫"とは、
全く逆のイメージに驚かされます。
そもそも、花言葉や、不吉かどうかという議論それ自体、植物の性質や、文化的価値観に基づいた偏見でしかありません。
しかしだからこそ、捉え方一つで真逆の意味を持ち得る面白さがあるとも言えます。紫陽花はそれをよく体現した花だと言えるのです。
余談ではありますが、
漫画『呪術廻戦』の22巻の199話にて、
一コマだけ紫陽花が出てきました。
古臭い因習に縛られた家を出て、新たな家族と幸せに暮らす母が、自身の息子について語るシーン
心と色が変わっても、大切な家族に変わりない。
こうした細かい描写に裏打ちされた表現が、この作品を一層深みのあるものにしています。
紫陽花をユーザー名にした理由は、
こういう繊細な移り気も含めて、表現したいと思ったからなのです。
ここまで読んで下さった方には、感謝の念が尽きません。何しろ飽きっぽい性分なので、今後も投稿が続くかどうか未定ですが、御愛顧いただけると幸いです。
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