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機材選びで重視していること#5 bit数編

こんにちは。花火公式撮影のアシュラです。
今回から花火撮影用機材選びで私が重視していることについて書いてみます。花火は三脚に載せた状態で長時間BULB撮影するため、それに向くカメラにはちょっと変わった要素が求められ、一般的に評価が高いカメラ=花火撮影向きとは限りません。このギャップがミラーレス時代になって一眼レフ時代より大きくなったように感じています。

第5回目はRAWデータのbit数についていってみます。

RAWが14bit or 16bit

画像のbit数についてなんて気にしていないよという方、結構います。
そもそもbit数について知識がない方が多い印象です。私は16bitRAWと14bit RAWのカメラを使っています。

画像の明るさ階調をbit数で説明すると
1bitは 白 と 黒 の2階調だけの表現
2bitは 白 灰 灰 黒 の4階調で表現


8bitは 256階調 (JPEG)
10bitは 1024階調(JPEGの4倍)
12bitは 4092階調(JPEGの16倍)
14bitは 16384段階(JPEGの64倍)
16bitは 65536段階(JPEGの256倍)
となります。
bit数が多くなると1画素毎に多くの階調をもってデータが出てきます。
JPEGが「真っ黒」と「真っ黒に近い灰色」の2階調のところに
16bitでは512階調の滑らかな階調データを持っています。

256階建てのエレベータで例えると
JPEGでは1階と256階にしか止まらないが、
16bitでは1階から256階までの全ての階に止まれる感じです。

ではRAWのbit数が多いとどう良いのかですが、
画像編集時にトーンジャンプが起こりにくいです。
トーンジャンプとはよく空に等高線のようなシマシマが出ている奴です。

私のカメラは14bitだし大丈夫って方、普段は14bitだけどBULB時は12bitになる機種があるので注意してください。特にSONYの方。
参考→設定によって14bitでRAW撮影できない機種とその撮影設定 | Sony JP BIONZ XR搭載機種からは14bitのようです。

以上 簡単ですが花火撮影機材選択で重視していること第五弾でした。

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