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自分はいくら必要?本当に2000万?老後資金計画(自動計算ツール付)

老後2000万円問題というのがあります。
公的年金だけで老後生活していくには2000万円不足する、というものですが、年金受給額は個人によって違います。どのような生活スタイルを想定するかで毎月の出費も異なってきます。

一般的に2000万円と言われていますが、自分のケースは一体いくら必要なのか。いくつかの数字を入力するだけでシミュレーションできるツールを作成しました。是非ご活用ください。


概要

老後生活していく上で、公的年金だけではいくら足りないのかを計算するシートです。公的年金の受給見込み額はマイナポータル、ねんきん定期分で確認することができます。
年金の繰り上げ受給、繰り下げ受給の自動シミュレーションもできるので、マイナンバーカードをお持ちの方はマイナポータルの利用がおすすめです。

公的年金は、全額自由に使えるわけではなく、税金や社会保険料が引かれます。そのため、実際に手元に残るお金は思っているより少なくなります。

公的年金だけで足りない分は、(1)あらかじめ積み立てておく(2)少しでも長く働き、年金受給開始時期を遅らせて受け取れる年金額を増やす(3)その他の収入源を確保しておく、などの方法があります。収入を増やす他には、老後の生活をスケールダウンして、支出を適度に抑える工夫もあります。

このシミュレーションでは、年金以外の老後収入はゼロと仮定し(例えば不動産の家賃収入など)事前にいくら積み立てておく必要があるかを試算していきます。退職金を受け取る可能性のある人や、すでに老後資金を積み立てている人は、残りあといくら準備する必要があるかを知ることができます。

シミュレーション例

このようなシートです↓

シミュレーション例

シートの使い方

エクセルをダウンロードする。緑ハイライトのセルを入力する。
これだけで自動計算してくれます。

自分で入力すべきところ、自動で計算されるところ、を色分けしてあります
シートの使い方手順

STEP1

何歳まで生きる想定にするかを入力します。ちなみに老齢年金は死亡するまで生涯受け取れます。原則として65歳受給開始なので、シミュレーションも65歳から受給を開始する設定にしています。

年金受給見込み額を入力します。全国平均の数字を使うこともできますが、まずは自身がいくら年金を受け取ることができるのが知っておくべきです。マイナポータルから簡単に見込み額を知ることができます(マイナポータルの使い方シートもあります)。

老後、生活のためにいくら支出する想定にするかを入力します。家賃〇〇円、食費〇〇円、、、と積み上げていくのが一般的ですが、全く想像できない場合は2020年の全国平均をベースにして試算してみてもよいです(14.5万円)。

分かるようであれば、社会保険料などを入力します。試算の制度をあげたければ自治体のサイトで調べることができます。シートには例として東京都渋谷区に住んだ場合の例が入っています。

社会保険料を任意で入力する

収支シミュレーション、税金シミュレーションが自動計算で表示されます。

自動で算出される
自動で算出される

STEP2

公的年金だけでは足りない金額が表示されます。ここで終わっても大丈夫です。

もし、すでに準備済みの預金や金融資産、退職金、保険、個人年金があれば、それを考慮して、老後資金が足りているかどうか、もしくはあといくら必要かを計算していきます。

STEP3

最終的に、足りない金額を毎年一定額複利運用をしながら積み立てるとすると、毎年いくらずつ積み立てればいいのかを計算することができます。

積み立てシミュレーション

さっそくシミュレーションする

ファイルをダウンロードしてご利用ください。

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