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【亀有】「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でお馴染みの情緒あふれる懐かしい街(下町)

秋本治氏の人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(集英社)でお馴染みの亀有。

亀有駅は、誰もが知る両さんこと両津勘吉像が立っており昭和時代の情緒あふれるどこか懐かしい雰囲気が残っている街(下町)です。


交通アクセスの利便性

JR常磐線「亀有」駅が最寄り駅。

駅は1つだけですが、JR常磐線各駅停車は東京メトロ千代田線と相互運転しているため千代田線沿線であれば「大手町」「表参道」などへも直通アクセスできるため便利です。

1回の乗り換えが必要になるものの「新宿駅」、「東京駅」方面などに行くことができます。

また、「北千住」から東京メトロ日比谷線も利用可能で都心交通網を思いのままにできるポジションです。

バス利用が便利

電車だと乗り換えが必要な場所などは、バスを利用すると便利です。

亀有駅は9路線のバスが停車するためバス路線から137の停留所に直通で行けます。

直通で行ける場所には、浅草、新小岩駅や市川駅などです。そして、リムジンバスも運行しているため羽田空港まで行けるのでとても便利です。

また、シャトルバスも出ているのでディズニーランド(ディズニーシー)まで乗り換えなしで行け、帰りのお土産などの荷物が多くなっても快適です。

参考元:京成タウンバス「ルートマップ
時刻表:ナビタイム「亀有駅の時刻表 路線/系統一覧

人口・世帯推移

まずは、亀有駅周辺の人口・世帯推移を見てみましょう。

亀有駅周辺とは、駅から半径450m以内に住んでいる方、地区は亀有3丁目から5丁目、中川4丁目を含むエリアとなります。

2014年~2023年の10年間で駅周辺の人口は、1,685人増えて2万1,327人になりました。世帯数は、1,817世帯増えて9,167世帯です。

コロナ後の20〜21年は減りましたが引っ越してくる人が増え、昨年22年はコロナ前の水準にまで戻り現在は超えているのがわかります。

また、世帯数はコロナの影響を受けずに増えていることから、単身世帯が引っ越して来ている可能性が予想されます。

出所:葛飾区「世帯と人口」および、
足立区「足立区の町丁別の世帯と人口」より各年10月1日現在

亀有駅周辺の治安の特徴

下表は、2023年1月~9月の警視庁公表の「犯罪件数」と、駅周辺の各地区の人口で割った「犯罪率」を算出しました。

「亀有3丁目」から「亀有5丁目」周辺は、商店街があるためか犯罪が集中しています。3つの地区に共通していえるのが非侵入窃盗が多く起きていることです。

内訳を見ると、中でも「自転車盗」や「万引き」の発生が多く目立つ傾向となっています。商店街が集まる人通りが多いため、とくに自転車で買い物に出かける方は注意が必要です。

一方、駅から少し離れた中川4丁目は治安がよく犯罪がほとんどなく良好だといえます。

参考元:警視庁「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数

出所:警視庁「9月累計 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」
犯罪率は、葛飾区「世帯と人口」、足立区「足立区の町丁別の世帯と人口」より9月1日現在の人口で割ったもの

両津勘吉と漫画のモデル

週刊少年ジャンプの漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所(以下、こち亀)」で有名な亀有。

亀有駅の北口・南口には主人公の両津勘吉(以下:両さん)や中川圭一、麗子などの像が点在しています。

それらを見て回れば自然と亀有の街の魅力を知ることができます。

両津勘吉像

両さんは、こち亀の主役。
そんな両さんや中川圭一、麗子などの像が亀有駅周辺に15箇所に点在しています。

とくに、北口正面にある「両津勘吉像」、そして南口正面にある「ようこそ こち亀の街へ!両津・中川・麗子がお出迎え!像」は、まず見ておきたいオブジェです。

左:「両津勘吉像」
右:「ようこそ こち亀の街へ!両津・中川・麗子がお出迎え!像」

なお、全ての像が1箇所にまとまってあるわけではなく、主要な観光名所に1体ずつ立てられているので、マップを見ながら両さんの像を巡りながら亀有の街で散策を楽しむことができます。

北口と南口に点在しており、これらを見て回れば自然と亀有の街を知ることができます。
コンプリートしてみませんか。

銅像めぐりマップはJR亀有駅改札口を出た正面のこち亀看板のラックや、ゆうろ~どサービスカウンターで入手できます。

ほか、葛飾区「観光について」より確認できます。

亀有公園前派出所

北口を出たところにある亀有駅北口交番。

この派出所は、こち亀に登場する「亀有公園前派出所」のモデルとなったといわれる交番です。

ちょっとした観光スポットになっており「両さんはいますか?」と尋ねてみると「今パトロール中です」といってくれます。

噂とおりにフレンドリーに接してくれます。
なお、観光客(外国人)が増えてきたせいか勝手に撮る人が多いので、写真を撮る際には一言声をかけると快く撮らせてもらえますよ。

出典(左):アニメ放題「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
右:「亀有駅北口交番」

亀有の住みやすさ

亀有駅周辺には、いくつもの商店街や大型商業施設もあるため、お買い物にはかなり便利なエリアです。

その他にも複数のスーパーをはじめ、薬局やドラッグストアなどの店舗も多くあり、毎日の買い物にも非常に便利です。

亀有駅周辺の魅力を紹介します。

アンベリール亀有
住所:足立区中川4丁目27番4号
交通:「亀有」駅徒歩5分(北口)

商店街がいくつもある

亀有駅は都内でも下町の雰囲気が残るエリア。

駅周辺には6つの商店街があり会員数を合計すると「288店」にもなります。個人商店が競うように並んでいるので全体的に物価が安いのが特徴です。

  1. 亀四商店会

  2. 亀有中央商店街振興組合

  3. 亀有銀座商店街振興組合「ゆうろーど」

  4. 亀有北口商店会

  5. 亀有北口中通り商店街

  6. 亀有北口一番街商店会

ここからは亀有の名物をいくつか紹介していきます。
先ずは、南口を出て右手にある和菓子屋さん「するが」です。

昭和42年創業の歴史のあるお店で、最初にどら焼きに栗を入れて商品化したお店です。元祖だけに意外なほど穏やかな味わいでとても美味しいどら焼きです。

するが 亀有駅南口店

そして、南口の「ゆうろーど」を歩いていくと、

亀有銀座商店街振興組合「ゆうろーど」

「こち亀」の作中に登場した「葛飾 伊勢屋 亀有本店」。
創業は昭和40年で焼だんごや豆大福が評判の老舗和菓子店です。

名物の焼だんごや塩大福をはじめ、まんじゅう、ようかんなどが店頭のにずらりと並んでいます。豆大福 甘すぎず豆がしっかりしていて美味しくいただけます。

葛飾 伊勢屋 亀有本店

葛飾 伊勢屋 亀有本店の正面左手「ゆうろーど仲町商店会」を歩いていくと、

亀有銀座商店街振興組合「ゆうろーど仲町商店会」

「出没!アド街ック天国」に紹介された言わずと知れた人気店「亀有メンチ」。

2010年創業メンチカツ専門店であり11種類の亀有メンチがずらり。テイクアウトや定食はもちろん、メンチカツでちょっと一杯も楽しめてしまうお店です。

亀有メンチ

南口、そして北口にも八百屋や果物などのお店が多いで、1人暮らしやファミリー層まで生活費を抑えて暮らしたい方にはぴったりの街といえます。

また、飲食店や個人店もいくつもあるため定番に飽きてしまった時は地域密着型のお店に足を運んでみると、新しい発見ができるかもしれません。

出典:葛飾区商店街連合会

駅前が充実している

亀有駅には大型商業施設が集まっているのが特徴です。さまざまな用事を完結することができます。

  • アリオ亀有

  • 亀有リリオ館

  • イトーヨーカドー亀有駅前店

  • ビーンズ亀有

中でも、大規模再開発として日本板紙亀有工場跡地に開業したアリオ亀有は地域で代表する商業施設です。

非常に大きな規模のショッピングセンターで、いくつものファッション雑貨のお店や飲食店、さらには映画館も入っています。

亀有周辺に暮らす人々はもちろん、周辺地域から数多くの人が足を運ぶ人気スポットとなっています。

亀有の将来性

JR常磐線の各駅停車しか止まらない亀有駅。
しかし、あまり知られていませんが亀有には有楽町線の延伸計画があり将来、乗換駅として存在感を高めてくるかもしれません。

また、両さんにちなんだ観光施設や高架施設建設もあり、より一層活気にみちた街になりそうです。ひとつずつ詳細を見てみましょう。

有楽町延伸計画

延伸構想概略図(下図)のオレンジ色を見ていただくと亀有まで伸びているのがわかります。

まだ構想段階ではありますが、江東区の公式HP(2023年7月13日)に掲載されていることは、実現する可能性はあるのではないでしょうか。

10年、15年単位になるかもしれませんが、実現したら都心へのアクセスが向上するために資産性が上がることが期待できます。

参考元:江東区HP「地下鉄8・11号線の延伸

出典:江東区HP

「こち亀」観光施設建設へ

こち亀の舞台である亀有に、同作品をテーマにした観光施設が2024年度に開業を目指しています。

亀有駅の南口に地上5階建て、亀有3丁目の民有地を借り上げて建設中。

工事状況(10月11日現在)
住所:葛飾区亀有3-32-17

この施設の外装は漫画のコマ割りを再現し、1階受付は派出所をイメージしたデザインとなる予定です。

各フロアにはストーリーに沿った展示物を配置し、施設から亀有周辺への回遊を促すということで、より一層亀有の街が賑わいそうです。

出典:葛飾経済新聞

高架下施設の建設「ぽちかめ」

「亀有駅」から「綾瀬駅」までの区間について、高架下の店舗や広場などが生まれ変わります。

開発エリアは亀有駅寄りで、高架下の規模は全長800mに渡り順次開発する計画を進めています。

開発施設をぽちかめと名付け、これは「さんぽみち」と「かめあり」を掛け合わせた造語です。

なお、「亀有駅」から「綾瀬駅」の区間はおおむね2㎞のため、半分近くの高架下空間が生まれ変わることになります。

出典:(株)ジェイアール東日本都市開発
ポケレス:ポケット(英:pocket)と休憩(英:rest)を掛け合わせた造語で「小さなたまり場
パス:「抜け道」を指しており、線路によって南北に分断されていた街をつなぐ

今年の3月に日用品などを取扱うディスカウントストア「Olympic亀有店」、7月に食品スーパー「Olympic西亀有店」がオープンしました。

 左:Olympic亀有店
右:Olympic西亀有店

高架による分断を解消し、地域の新たなにぎわいや楽しい散歩道の創出を生み出します。

よって、交通の利便性が改善できることで、人が集まりやすい場所を作り計画地周辺の近隣コミュニティを活性化することが期待できます。

画像「イメージパース」
出典:(株)ジェイアール東日本都市開発

まとめ

下町情緒あふれるれ下町「亀有」。

街全体が昭和感に溢れていますが、駅前には大型商業施設や飲食店などが充実していて生活の利便性がよく毎日の買い物にも困らない街です。

また、構想段階ですが延伸計画、そして観光施設や高架施設が完成すれば人の流れが活発となり「利便性」と「下町の雰囲気」を併せ持つ亀有エリアの住みやすさが見直されると考えられます。

よって、資産価値にも好影響を与えるエリアだと期待できます。

【アンベリール亀有】

ステイタスある地にふさわしい都会的でスタイリッシュな外観

ライトグレーが基調の総タイル張りの外壁、
バルコニーのガラス手摺が映え、明るく爽やかな上質な彩りを添える

住所:足立区中川4丁目27番4号


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