こんにちは、FPS（富士プラントサービス）新規事業開発部です。

おかげさまでテストキッチンがオープンいたしました。
そして、そこから連日、条件を変更して凍結テストの嵐。
ありがたい話です。

さて、本日は厚さ5ｃmもある黒毛和牛で瞬間凍結テストです。
お恥ずかしい話、こんな分厚い和牛を普段購入することがないので、
この神々しいまでのお肉様を扱う手が若干震え気味です。
そう、今日は絶対に負けられない戦い（凍結テスト）なのです。
『失敗』の2文字が絶対に許されないミッションなのです。

ということで先ずは真空パック。
実はこの真空パックが以外にポイントだったりします。
それはまたいつか。
ちなみに弊社ではTOSEIさんのV-393実機もテストが可能です。
ご興味ある方はご連絡ください。

ドキドキしながら真空されるのを待ちます。
フムフム、これはイメージ通りうまくパックできたのでは。
そして、いよいよ、弊社自慢の超高速瞬間凍結機で凍結開始です。
と、その前に、はて、何分凍結すればよいのでしょうか？？？
今日は絶対負けられない戦いで失敗は許されません。
そこで同業他社さんを参考にすると、
どうやら一般的に牛肉5ｃｍだと40分～50分ぐらいが目安のようです。

どうする、失敗の二文字は許されない。
安全にいくか、攻めるのか・・・。
いや、ここは逃げちゃダメだ！、逃げちゃダメだ！、逃げちゃダメだ！
ということで選手（超高速瞬間凍結機）を信じることにしました。
設定は『25分』、一般的な瞬間凍結機の半分の時間です。
攻めすぎちゃうか？と思いつつも、信じた選手と心中じゃぁ！
ということで、お肉様をセット、凍結開始です。

ブ～ン、ブ～ンと特許技術のアレが唸る中、
固唾を呑んでその瞬間を待ちます。
そして、ついにその時が来ました。
ゲーム終了のホイッスル、いや、キッチンタイマーが鳴ります。
そして、25分間、瞬間凍結されたお肉様の降臨です！

『勝ったな・・・！』　
静かに拳を握りしめました。
選手（超高速凍結機）を信じたかいがありました。
5ｃｍ厚の黒毛和牛様がまさにカチンカチンです。
お肉様を指ではじくとカツンといい音がします。
『いい音色だろ』って思わず口にしてしまいました。

テンションが上がりまくって忘れるところでした。
『戦い』はまだ終わってなかったのです。
そう、瞬間凍結した後には必ず『解凍』という作業が待っています。
そこではやる気持ちを押さえながら解凍です。
さて、結果は・・・、

『イエ～ス！！、めっちゃ、気持ちいい！！』
これは想像以上の再現性の高さです。
奮発して普段購入しない高級なお肉様を選択したからでしょうか、
めっちゃいい感じで解凍できました。
神様、仏様、ご先祖様、ありがとうございます！
『なんていうことでしょう！解凍後もドリップは見られません』
ビフォーアフター風に誰かに教えてあげたい！！
そして、最後に開封してパックの確認です。

う、美しい！
ドリップはほとんど見られません。
ちょっと、想像以上です。
というか、ホッとしました。
そして、じんわりと達成感が沸き上がってきました。
負けられない戦いに勝ったのです。

あえてもう一度言わせてください。
5ｃｍ厚の黒毛和牛様の瞬間凍結の時間は25分です。
まぁ、切りが悪いので30分ぐらいにしときましょう。

今日は、『超高速』（多分、世界最速凍結機）に恥じない戦いでした。
これからも色々凍結してゆきます。
凍結テストにご興味ある方、ホームページからご連絡ください。

ちなみにお肉様のその後ですが、
勝利の美酒とともに天に召されました。
アーメン。