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渋谷フクラス(東急プラザ渋谷)レポート

こんにちは、フラクタPRチームの小中です。
本日は、12月5日(木)にオープンした、渋谷フクラスについてレポートいたします!渋谷スクランブルスクエア、渋谷PARCOに続き、渋谷再開発の商業施設のトリを務める渋谷フクラス。
まだまだ渋谷の再開発は続いていますが、早速レポートしていきましょう!

「アクティブシニア」に支持される商業施設へ

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フラクタはこれまで、渋谷スクランブルスクエア、渋谷PARCOと先進的かつ、渋谷ならではの体験が感じられる商業施設のレポートを行ってきました。今回の渋谷フクラスは、打って変わって「アクティブシニア*」と呼ばれる、65歳以上の大人層をメインターゲットにリニューアルされました。

人生100年時代をサポートする5階フロア
建て替え前の東急プラザ渋谷には、2015年3月に閉館するまで49年間の歴史がある。長尾康宏総支配人はその経緯を踏まえて、「新しくなった東急プラザ渋谷は、若者のイメージが強い渋谷であえて大人の方をターゲットにした。これまで愛してくださった人はもちろん、幅広い人たちに来てもらいたい」と話す。
「新しくなった東急プラザ渋谷は「アクティブシニア」に支持されるか」
(2019.12.09)
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1912/03/news126.html
アクティブシニア*
65歳以上で趣味やさまざまな活動、消費に意欲的な、元気なシニア層


【注目の店舗】

AKOMEYA TOKYO (アコメヤ トーキョー)

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新宿、銀座、神楽坂と続き、ようやく渋谷にも登場したのが、
AKOMEYA TOKYO。「お福分けのこころ」を通してこだわりがもたらす幸せを、すべての人と分かち合うというコンセプトを元に、日本独自のブランドをセレクトするライフスタイルセレクトショップです。

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渋谷店では新業態「AKOMEYA食堂」を併設しており、日本の食卓に馴染みのある定食メニューを提供。タッチパネル形式での注文式となり、スムーズな食事体験と、日本独自の定食形態を融合させる形を取っています。

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△ オーダーもタッチパネル方式でスムーズに。

BEAMS JAPAN (ビームス ジャパン)

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AKOMEYA TOKYOと同階にあるのが、BEAMS JAPAN
通常のBEAMSの店舗とは違い、「日本」をキーワードにして「食」「ファッション」「カルチャー」などを中心にセレクトしています。JAPANと名を冠するだけあって、日本原産の素材を使った洋服や、「日本」をテーマにしたBEAMSオリジナル商品も購入することが可能。一味変わったBEAMSの世界観を楽しむことができます。

Hacoa / DRYADES (ハコア/ドリュアデス)

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木製デザイン雑貨ブランドのHacoaもテナント出店をしています。暖かな木製の雑貨が、渋谷フクラスのあたたかい雰囲気にぴったり。渋谷には初出店となり、こちらのブランドだけでなく渋谷フクラス(東急プラザ)は、銀座や丸の内などに出店しているブランドが渋谷にやってきた感覚を感じます。

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また、Hacoaが母体となったチョコレートブランドDRYADESもフクラスに出店していました。こちらの薪のトリュフを購入したのですが、とても濃厚で美味しかったことをお伝えします...

身近なものもスタイリッシュに。
東京補聴器センター / ロート QualityAgingサロン

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渋谷フクラスでは、生活の中で実用的になりがちな生活必需品もスタイリッシュにディスプレイしている店舗が目立ちました。
東京補聴器センターは、青山などに店舗を構える補聴器の専門店。固定観念が根強い補聴器を、透明な耳のディスプレイを利用してスタイリッシュに展示しているのが印象的。空間スペースもセレクトショップのような大胆な作りとなっていました。

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また、同階で目を引いたのは「目薬タワー」を展示している、ロート製薬の新業態ロート QualityAgingサロン。こちらも、実用的な展示になりがちな目薬を香水専門店のように展示をすることで、スタイリッシュさを担保。

@aroma (アットアロマ)

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近郊だと、原宿に店舗を構える@aromaもフクラスに出店しています。
このブランドの特徴は、自分オリジナルのアロマをブレンドできる「アロマオイルブレンダー」という施策。つくったオリジナルの匂いは、QRコードを読み込むことで何度でも作ることが可能。以前からこのブランドにあった施策ではありますが、ブランド体験の重要度が問われる現在に非常にマッチした施策といえるでしょう。

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△ 新店舗でよりスタイリッシュな見せ方へ。下のQRコードをかざすと俳優などの有名人が作った香りをそのまま作ることが可能!

Pepper PARLOR (ペッパーパーラー)

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最後にご紹介するのは、Pepperくんが接客を行ってくれるPepper PARLORです。公開直後に話題となった、尖ったカフェエリアでしたが....
実際に行ってみると、広々としたスペースにほぼソファ席設置と、コワーキングスペースとしても利用できそうな居心地の良いカフェとなっていました。Pepperくんも愛嬌があり、実際に座ったテーブルでPepperくんの接客を体験することも可能です。
居心地が良いのか、本を読んだり、PCを利用しているお客様も多くいらっしゃいました。

最後に

渋谷スクランブルスクエア、渋谷PARCOに続いて渋谷フクラス(東急プラザ)のレポートはいかがでしたか?渋谷フクラスは、「アクティブシニア」向けというだけあり、日本独自の世界観や、日本ブランドがテナントのほとんどを占めていました。
他二つの商業施設と比べて、渋谷フクラスの特徴はそれだけではなく、落ち着いて買い物ができる雰囲気とテナントにあると感じました。
渋谷スクランブルスクエアは日本初のテナントを取り揃えていたり、渋谷PARCOはファッションとブランド体験(ブランドUX)の融合を計っていましたが、渋谷フクラスはそれこそ大人向けの「落ち着く渋谷」を体現しているように感じます。

フラクタでは、ブランディングの施策や、ECサイト構築時のプラットフォーム選択などの全てにおいて、「ブランドの世界観を理解し、それに適切なサービスや施策を提供する」ということを大切にしています。
最先端を行くことだけが正しいのではなく、ブランドのユーザー、世界観に合わせたブランディングを行うことがもっとも重要です。今いる既存ユーザーを大切にした上で、さらなる成長を測ることがブランドの成功の一歩と言えるでしょう。

このレポートが、皆様のブランディングのヒントになれば幸いです。


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