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会議で質問する習慣で起こった良いこととは?

こんにちは!木下さんの放送で、周りの目を気にせずにどんどん質問しよう!という放送がありましたね。

私も昔はちっぽけなプライドが邪魔して質問できなかったのですが、ふとしたことがきっかけで質問できるようになり、それが好循環になった経験があります。その考え方や体験をシェアしますね。

プライドの塊だった私が質問できるようになった理由

①学生時代の不完全燃焼と入社

学生時代は大学4年次~大学院の2年生まで研究室に所属していました。メンバーにはとても恵まれていたのですが、後輩に馬鹿にされてはいけない、同級生になめられてはいけない、という無駄なプライドの塊のせいでせっかく優秀な仲間の知見も活用せず、学生時代の研究にとても不完全燃焼感がありました。

社会人になったらもっと研究に打ち込むぞと気合を入れて化学メーカーの研究開発部門に配属されました。入社してびっくり、私よりも1-2ランクは高い有名大学(院)出身の先輩がゴロゴロいらっしゃったのです。

こんなすごい人たちに自分の頭だけでは到底勝てない。
完全に開き直ってわからないところはガンガンに質問するようにしたことで、先輩方からも受け入れてもらえ、大正解でした。

②育休明け時に言われた部長からのショッキングな言葉

育休から復帰して半年後くらいのタイミングで、部長と1ON1がありました。当時、研究職として模範的な働きが出来ている社員には特別手当として月の給料に数万円加えられる手当がありました。模範かどうかは各研究開発部門の部長らが会議で決めるのですが(この決め方も社内では賛否両論ありましたが。。)、「Kashiwaさんは育休明けでどんな研究しているかわからないし対象外」と言われたのです。

言われた時はショックでしたが、思い当たる節もありました。
復帰した初年度なので、月例会議でも発表していませんでしたし(発表できる研究成果が出ていなかった)、若手時代はバンバンしていた質問も、復帰後は人の入れ替わり等で部門の雰囲気が変わって質問しづらくなっていたのです。

そこで「どんな動きをすれば対象になるのですか?」と聞いたところ、「部門の月例発表会議で質問するとか。。?」と一応歯切れ悪くも回答があったので、よし、月例会議でも質問して存在感出して手当をもらうぞ、と心に決めました。今思えばお金目当ての汚い動機ではあります。

ちょうどそのころの私の研究テーマが、他部門と連携しているテーマだったので連携先の発表会には毎月出席し、進捗に関して必ず質問するようにしました。

質問を習慣づけたことで起こった良いこと

質問するようになったことで、まずその連携先のメンバーと距離が縮まり、こちらが困っている時に手を差し伸べてくださったり、ヒントを頂いたことで困っていることを克服できる状況が多々ありました。

仕事なんだから困っている人がいたら助けるのは当然、それが組織だ、と思う心の広い方もいるかもしれません(素晴らしいです!)。

でも私を含め、組織で働くのは今のところ人間です。
発表をしても反応が無かったり、揚げ足をとるような人へ手助けを快くできる人はそうはいないのではないでしょうか。

こちらが積極的に質問することで、「この人は自分の発表に興味を持ってくれている」と相手に好印象を与えられるのです。また、質問して回答いただいた内容を素早く実践し、そのフィードバックを相手に届ければ組織のコミュニケーションは完璧ですね。

最後に

上記の行動で、組織でも模範的な動きと成果が認められたのか、研究職の特別手当対象者(と昇格)を叶えることができました。ガンガン質問して、その結果を相手にフィードバックするという動きは研究職に限らず、どんな組織にも有効なコミュニケーションスタイルです。組織の動き方でモヤモヤしている方は、まずは周りからどう見られるか考えるのはいったん止めて、質問してみてはいかがでしょうか。

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