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【これからのコミュニケーション】仕事での気遣いにちょっと胸が苦しくなったお話

こんにちは!今日は『今後はチリツモ型のコミュニケーションが大事だよね』という話をします。

ことの発端

私が所属する会社はフルリモートで皆さん働いていますが、ワーケーション制度があります。部署によってはこの制度を利用して、どこかリゾート地に集まって何人かで一緒に旅行しながら仕事する、ということをしています。

少し前の打ち合わせで『ワーケーションにいい場所を見つけたから、みんなで集まろう』と同僚のAさんが提案してくれました。私はてっきり自分も参加できるものだと思っていたのですが、『あ、でもKashiwaさんはゴメンね。女性には聞かせられないようなことをB君が話したがるから』とAさんが話し、どうやら男性だけで集まってワーケーションする、という趣旨のようでした。

少し心がチクっとした理由

過激な方ですとおそらく『女性を仲間に入れないなんて差別だ!』という思いになるかもしれませんが、私はどちらかというと二つの感情に挟まれて心がチクっとするような、そんな気持ちになりました。

二つの気持ちというのが
①私が既婚女性で小さい子供がいるので、ワーケーションのために遠方へ来てもらうなんて申し訳ない、という配慮をしてくれた感謝
②女性が一人でもいると部屋の手配なども大変だし、男同士で水入らずの話をしたい気持ちもわかるが、女性でなければ参加できたのだろうという切なさ
というものです。

Aさんが私に対して①のような配慮をしてくれたのは大変ありがたいのですが、一方で社内のメンバーでワーケーションをするとても楽しそうな写真を見ていたので、自分が既婚子持ち女性であるために参加できないのは悲しさもあり、心がチクっとしてしまったというわけです。

もしAさんが「2泊3日のワーケーションへ飛行機で来て!参加必須!」などといえば、人によってはハラスメントと受け取ってしまうし、今回のように『女性はごめんなさい(遠慮してね)』となるとそれはそれで切ない。。という、なんともコミュニケーションの難しさを感じました。

私が実践するチリツモ型コミュニケーション

働く人のコミュニケーションというと、これまでは出社して対面で話す、飲み会で話すなど、時間と場所を共有してのスタイルが一般的でした。今回のワーケーションによる交流も概念自体は新しいものの、時間と場所を共有するという意味では従来型のコミュニケーションになると思います。

とはいえ今現役世代で働く人は、常に時間と場所をフットワーク軽く共有できる人ばかりではありません。むしろ今後はさらにそのような人は少なくなるでしょう。

私のように時間成約や場所成約(都内から遠い、行くなら家庭面での調整が必要)がある人間は、飲み会などで一気に親睦を深めることが難しいため、日々のチリツモ型のコミュニケーションが必要だと感じています。

チリツモ型のコミュニケーションという言葉は私が勝手に考えたものですが、以下のような言動が当てはまります。
・人様に何かしてもらったら、『ありがとう』と感謝を伝える(テキストやスタンプ)。
・(当方フルリモートのため)テキストで何かを聞かれたらすぐに対応する。
・すぐに対応できないならスタンプ等で反応だけはしておく
・依頼するときは『○○してください』のような文面ではなく、協力してもらえるととても助かる・時間を貸してほしいというスタンスで依頼する
・相手の言動に感銘を受けたら、テキストでフィードバックする
(○○さんのマニュアルがとても分かりやすくて助かりました、など)
・自身の業務も納期を厳守して周囲の方をお待たせしない

これらを無理にやらなくても仕事は進むと思いますが、日々のこれらの行動で信頼を重ねていくことで、フルリモートでも問題なく仕事ができると感じています。逆にこれらの言動があまり見られない人は飲み会などに出たところで『なんであの人来たの?』みたいな空気になり、結局親睦など深められず、いつの間にか退職しているケースも見ました。本当はチリツモコミュニケーションと対面の両方で交流できるのが最強かもしれませんが、成約があって対面でのコミュニケーションが難しい方は、まずはチリツモから始めてみるのはいかがでしょうか。

余談

前職もフルリモートの会社でしたが、定期的に「社内コミュニケーションを充実させよう」という機運が持ち上がり、都内にて対面で飲み会がよく開かれていました。交通費も飲食費も会社が負担する良心的な会でしたが、私は平日夜に自宅から1時間以上かけて都内まで会社の飲み会、とはなかなか出来ず、会社がせっかくお金を払ってくれるのに損した気持ちになりました。


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