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オステオパシー

日本では定期的に整体に通っていたのですが、フランスに来てから体のメンテナンスができておらず、どこかいい所がないかなと思っていました。夫がちょっと調子が悪くなって最初は保険のきくキネ(マッサージをしたり動かして治療する感じで、家で行う運動も指導される)へ通ったのですが、治りきらず、そこでオステオパシーを紹介されて行ってみたところ効果テキメンだったので、腰痛がちょっとひどくなってきた私も行ってみることにしました。

夫から聞いてびっくりしたのは、パンツ一丁で施術を受けたというのです。女性の私はどうしたらいいかしらと夫に相談したら、Tシャツとタイツでいいんじゃないというので、ぴったりとしたオバシャツとユニクロさんのヒートテックタイツを服の下に着て行きました。

受付には誰もおらず椅子に座って待っていると、先生が呼びに来てくれて部屋に入ります。大きな部屋の奥に問診用のデスクと椅子、手前に施術ベッドがあるだけの部屋で、衝立とか着替えスペース、荷物を入れる箱などは見当たりません。先生は大柄の若い男性で、無骨な感じ。問診が徹底していて、症状はもちろん、過去の病歴や最近の体調、スポーツ歴など色々聞かれました。夫に言われていたのである程度単語は準備していて、まずまず対応できました。

では施術ということになり、先生は「下着になってもらうのがいいけど、嫌だったらそのままでもいいですよ。」と言われました。着替える場所はないので、問診で座っていた椅子の横で服を脱いでTシャツ、タイツ姿になって靴を脱いで施術ベッドにあがります。結構な早さで体のアチコチをチェックしていきます。「右手を頭の下において」「右を向いて」など、色々な指示があり、私は日頃から右と左が日本語でもスッと行かない人で、フランス語だとなおさら、しかも指示が聞き取れない所もあって、モタモタしたり間違えたりしてしまい、先生に「違う違う、こう」と言って、なおされっぱなしで笑ってしまいました。先生も笑ってくれると気が楽でしたが、あくまで真面目に取り組んでおられました。
それから、足を付け根から回したり、首をちょっと持ち上げてじっとしたり、背中を押したり。あと、背骨を軽くポキッといわせるような施術もあり、夫から聞いていたので、あらかじめ先生にポキッという施術は嫌だと伝えていたら、一か所だけで済ませてくれました。施術が終わると問診した椅子のところで服をきて、その間に先生はベッドを消毒し、世間話をしながら支払いを済ませました。施術後の具合は2日後にメールで聞きますということでその場では聞かれませんでした。

効果のほどは... 体のバランスはよくなりました。腰痛の治療はやっぱり一回の施術ではなかなか難しいのかもしれません。あと一回ぐらい行きたかったかなと思いますが、外出規制がかかってしまいました。今後は整体に頼るということじゃなくて、自分で日々メンテナンスを心掛けるのが大事だなと改めて思います。

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