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ニシンの燻製

去年の秋に、スーパーのお買い得コーナーで目にし、その存在を知ったニシンの燻製。Harengs Fumésと書いてあって燻製にしたニシンだという事だけはわかり、味や使い方はよく分からないまま、料理のレパートリーが増えるならばと試しに買ってみました。日本のおそばに入っているニシンの甘煮と同じような形でパックに入っていますが、色はベージュっぽい色です。

取り出すと、しっとりしていて、骨はついたまま。レシピを検索すると、じゃがいもと和えてポテトサラダのようにするものが出てきて、簡単なので作ってみましたが、骨が気になったし、燻製の味わいはいいけど塩気が強くて美味しく頂けませんでした。レシピとしては一般的みたいだし好みの問題なのでしょう。また、ニシンの燻製は缶詰も存在するようなので、味や骨の柔らかさがパックの場合と違いがあるのかもしれません。夫からは、味は悪くないけど骨が嫌という感想。3パックセットのお買い得だったので、あと2パックをどうにかせねばならないと、さらにレシピ探し。日本語のサイトでお汁にいれるレシピを発見。さらに、フランス語のサイトを調べていると、真ん中の骨は切り取ってしまうという人がいました。

ということで、2回目は大きい骨をとってからスープに入れる事にしました。真ん中の骨を切り取って、ついでに思い付きでハモの骨切のような要領で包丁をいれて細い骨もさらに細かくなるように処理してから、1センチ幅ぐらいにカット。じゃがいも、にんじん、たまねぎをゆでて、ニシンを加えて煮ます。味見するとニシンの燻製の出汁が出てそのままで十分美味しかったので調味料は何も加えませんでした。食べてみると骨も気になりません。夫もおそるおそる食べてから、これならイケるとお墨付きをくれました。

ただ、このやり方の残念な点は、骨をカットする時に身も結構とってしまうのが勿体ない。まだいいやり方は見つかってないです。

でもそれ以来、ニシンの燻製のスープはよく作っています。特に寒い時には体が温まって重宝します。このスープにパンとチーズがあれば食事になるので、簡単に済ませたい時に冷蔵庫にニシンの燻製があると「助かった!」という気になります。トマトスープにしてもよく合ったし、タイムなどのハーブを入れても美味しいです。真ん中の骨を切り取るだけで骨切のようなことをしなくても大丈夫なこともわかってきました。最近白ネギとマッシュルームと一緒にパスタに和えてみましたが、最初は美味しいんだけど後から塩気が勝ってくるので、塩加減を弱める方法をまた考えてみたいと思います。

今日も読んで下さり有難うございました!

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