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can't stop the fire

雨まで優しい
優しい雨が降っている

さよなら桜
今年もありがとう

東京から戻ると
玄関に桜の花びらが吹き込んでいた

寒さ 異常な高温 強風に
耐えて耐えて咲き方も変わった

それでもまた花ひらき
約束のように咲いていた

踏ん張れ あと少し踏ん張れと
通るたびに声をかけた

過酷なのは気候なのか
生きることそのものか

桜はただそこにじっとしているようで
見えない速度で動いている

宛のない約束を果たすために
優しい雨をその身に染み渡らせ
静かに炎をたたえて居る



いまの想いをいま書ける言葉で残す場と考えております。拙い乱文で恐縮です。時々お読みいただけますと幸いです。