SNSに溢れる無断転載

【著作権】SNSに溢れる無断転載

みなさん、無断転載のこと好きですか?私は嫌いです。
TwitterのいいねやRTで流れてくる、明らか無断転載してるツイートとか見ると即通報、即ブロックするほやけんです。

Twitterの「もふもふ○○」とか「可愛い動物」とか「面白動画」とか、Instagramの「Cat○○」とか「DOG○○」とか、何かの動画や静止画を集めてる何十万人もフォロワーがいるアカウントは無断転載の温床になっていますが、単純に「可愛い」とか「面白い」っていう気持ちでいいねやRTするのはオススメしません。無断転載を助長しているようなもの。

今回は、SNSを使っていると良く見かける「無断転載」について焦点を充て、無断転載のトラブルや感じていることなどをまとめていきたいと思います。

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※注意※
著作権という法律に関する内容になりますので、実際に起きた問題は弁護士さんに相談してください。免責事項として、本noteにより何らかのトラブルが発生したとしても、責任を負いかねますのでご了承くださいませ。
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いいねやRTをする前に!そのアカウントって本物?

ほやけんはInstagramでワンコやニャンコ、爬虫類やフクロウなど愛玩動物を飼育している方をフォローしまくり、仕事で疲れた時とか癒されたりしているのですが、そのカワイイ子たちを別アカウントが「可愛い」とか言うて無断で投稿しているのを見ると飼い主さん以上に苛立ちを覚えています。

撮影した本人以外が勝手に画像や動画などをSNSへ上げると、著作権法が定める著作財産権のひとつである「複製権」の侵害になります。

もちろんその動画や写真にクレジットが入っていれば、その画像の転載元がどこなのか分かるのでまだマシですが、まとめアカウントを運用している人がそこまで配慮していることはあまりありません。(クレジットが入っている場合は、大抵撮影した本人が入れている)

無断転載をしていない公式アカウントのみをRTするアカウントもあるようなので、フォローするならこういうアカウントでカワイイ子たちを愛でようね。

ちなみにショート画像を投稿するアプリ「Tik Tok」は、当初から著作権侵害パレードの投稿があって絶対触りたくないアプリだったけど、少し前からJASRACやエイベックスなどのレコード会社とパートナー契約をするようになっていて、公式OKの楽曲が増えて良かったなーって思う。

ただ、あくまでパートナー契約をした会社が持っている曲をOKとしただけで、個人勢が制作した曲を無断で使用されていることもあるみたいよ。

「みんなやってるから」を理由にして正当にしちゃダメだよ。

なんでこんなに無断転載に目くじらを立てるのかというと、過去に自分がやられたことがあるからー・・・みたいな経験もありません。無断転載って知らずに転載されてるもんなので、撮影した人が知らないところで画像が広まってることってあると思うんですよね。
もしかしたらほやけんが撮影したいつぞやのラーメンの画像を「オレが作ったラーメン」とか言うて無断で転載されてるかもしれない・・・。

無断転載で起こったトラブル

SNS以外にも無断転載って溢れてるし、内容によっては逮捕とか裁判にもなってますよね。無断転載の記事を分野ごとに紹介していきます。

■テキストの無断転載で職を失う准教授

■無断で画像使ってるファンに対し本人が警鐘

■写真無断使用により使用料金を請求

■無料公開=無断使用OKではない実例

ここまでのニュースを紹介したりしてもまだピンときていない人は、一度無断転載を受ける側として、著作権侵害を味わってもらうしかないと思う‥。

制作した人(著作者)の気持ち

テキストでも画像でもイラストでも音楽でも、その作品に関わった人たちがどのくらい時間を費やしていて、どのくらい大切に作り上げているのかを考えてみてほしい。

テキストであれば文章の構成から根拠となる調査やアンケートをとることもあるだろうし、出版するのであれば校閲や入稿のやりとり、挿絵を入れるのであれば画像の手配などの時間を要しているかもしれない。個人的なブログや今書いている文章も、拙いなりに時間をかけてまとめてるんすよ。

画像だと日常の写真であれば撮影時間は少ないかもしれないけど、例えば富士山からの朝日やその瞬間しか撮影できない風景、海外の情景を撮影するとなると、移動費や機材の準備から持ち運び、撮影手法などのスキルを得るまでの時間とか、たくさん時間をかけてる。

イラストであれば構図からラフ画・下書き、線画に塗色なども時間をかけようと思えばいくらでも描くことができます。自分が終わりって思うまで作り込むことができる。そして絵を描けるようになるまでにいっぱい練習して時間かけまくってる。

どの作品もクリエイターや関わった人たちが頑張って時間かけて作り上げたやつなんすよ。「可愛いー!あたしのアカウントで載せちゃお!」って。あたかも自分の作品のように紹介しちゃうのが「無断転載」になり、クリエイターの価値を下げるような言動だとほやけんは思っています。

引用と転載は違う

ここまでのnoteで参考となる記事をいくつか紹介していますが、「これは無断転載じゃないんか??お??」と思っている人がいるかもしれないので念のため。

本noteに記載している記事は転載ではなく「引用」という掲載方法です。「この文章自分が書いたんだぜゼハハハハ!!」みたいに【あたかも自分が書いたもの】とするのではなく、明確に別のソースであることを分けて載せる手法です。

こちらの記事が分かりやすかったので引用にて紹介しておきますね。

自分の言葉でいくら無断転載についてわちゃわちゃ言っても説得力もないしそもそも分かりにくいけんね。

作品と作った人に敬意を示そう

もし「作品を世に伝えたいんだからいいじゃん」と思う人がいたら、作品を作った本人たちの目の前でその言葉を堂々と言えるかを考えてみてほしい。堂々と言えないなーと思ったら、それは後ろめたいことをしている意識があると思うし、無断転載の罪悪感を抱いているんじゃないかと。

別に無断転載の温床アカウントに対して「無断転載はダメだよ!」って声を挙げるよう求めているわけではないです。だって無断転載された本人ではないですからね・・・。

明らかに無断で画像や動画をとってきているようなアカウントに対して、「いいね」やリツイート、シェアなどをしない、無断転載の画像を拡散させないように意識するだけでもいいです。「いいね・RT」をしたくなるような画像や動画がたくさんあるけど、「その画像は公式や本人から発信しているものかどうか」も含めて見てほしい。可愛いと思うワンコがいたらその公式アカウントで好きって伝えてほしい。
無断転載の画像でいいねされても、本人たちは分からないし、むしろフォロワーの「いいね」から流れて本家に伝わってショックを受ける可能性もあります。

悲しい気持ちになるのか、スキに転載してくれていいよってなるのか、それは公式さんの気持ち次第だけど、嬉しく思う人は少ないと思う。

撮影をした人、ペットと暮らしている人、動画を制作した人、デザインをした人、絵を描いた人、文章を考えた人、作詞をした人、作曲をした人ー・・。

それぞれ思い入れがあって生まれた作品。無断転載によって公式が投稿しなくなるなんてことがありませんように・・・。

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