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看護師の新たな選択肢「看護留学」とは?

こんにちは、さおりです。

看護師になってからの口癖は、
もう無理、看護師辞めたい。

看護学生時代は看護師になることがゴールだったが、
看護師になった後のゴールは看護師を辞めること。

看護師になったはいいものの、
今後の夢や希望は特になし。

看護しか学んできていないので、
今更ほかの職業に転職なんて無理。

日々業務に追われ、
毎日のルーティンをこなしていく。

看護師として働き始めて、
終わりの見えない業務をこなしていくうちに、
いつしか自分の感情はどこかへ消えてしまったような気がする。

笑いたくもない環境であったが、
作り笑顔をトッピングして明るく振る舞う。

辞めたいけれど、漠然とした不安が多く行動に移せなかった。

今回は、そんなわたしの人生を変えた体験、
「看護留学」についてお話ししていきます。

◯看護留学とは?


わたしが参加したプログラムの正式名称は、
「有給海外看護インターンシップ・プログラム」(以下看護留学)
株式会社ワールドアベニューが提供する
看護師限定の留学プログラムです。

語学学校、専門学校を経て、看護助手としての仕事を紹介してもらえます。

日本で看護師として働いていた経験を生かすことができ、
語学を勉強しつつ、海外で生活しながら
海外の医療現場に触れることができるプログラムになります。

看護留学と言われていますが、
オーストラリアで看護師をしていたわけではありません。

資格(Certificate III)を取り、現地の老人ホームで看護助手(AIN:Assistant in Nursing)として働いてきました。

詳しくはこちら↓
https://www.world-avenue.co.jp/type/nurse

※回し者ではありません。


このnoteを見てくださっている方の中には、
すでにもう知っている方がいるかもしれません。

"ワールドアベニュー 看護留学 口コミ"
で検索すると、マイナスな点がいくつか上げられています。

Twitter上では、
「またワールドアベニューに搾取されている看護師にあった」
なんてツイートも。
正直、読んでいて頷ける部分があるのも確か。

ただ、
それでもわたしはワールドアベニューを通して看護留学に参加してよかった、
そう思うので、名前を上げて書くことにしました。

わたしのnoteを読んで、
楽しそう、良さそうだから参加しようと決意するのはやめてください。

ワールドアベニューを通して渡豪し、
看護留学を経験した数多くの中の
たった1人の経験談でしかありません。

わたしのnoteみて参加したけど、
全然違った、嘘じゃん、
と言われても何も責任は取れません。

他人の意見に従って生きて、
何かあった際はその人のせいにして、
自分は全く悪くないと思ってしまうお方は
正直苦手です。

留学やワーホリ向いてるか向いていないかで言ったら、
間違いなく向いていないです。

ただ向いていなくても、
行くことは出来ますし、変わろうとすることはできます。

あくまでも自分で考えて、
自分の意思で参加するのか否かを決めてください。

こんな道もあるんだな、こんな人もいるんだな
程度に眺めていただけたら幸いです。

◯大まかな流れ

(2019年〜2021年時のものです。最新版プログラムとは異なります。)

渡航前

①申し込み

②書類準備、ワクチン接種

③渡航準備

渡航後

①シドニー到着

•ここでようやくプログラム参加者と対面

•シドニーオフィスにて、諸手続き

•シェアハウス、またはホームステイ先へ

(シェアハウス、ホームステイは選択可。エージェントに任せず自身で手配している方もいました。)

②1週間のオリエンテーションweek

•シドニーオフィスにて、一緒に到着したプログラム参加者と共に語学力テストやその他諸々の手続き。


③11週間、語学学校へ通う

•プログラム参加者と共に同じ学校へ。

•クラスはほとんど日本人。

〜ちょっとした小言〜
10月出発で10月から語学学校に通い始めたわたし。
12月末から2週間のお休み期間がありました。
渡航前はそこまで考えが至りませんでしたが、早々と語学学校を終えたい方がいましたら10月出発おすすめしません。
わたしは2週間休みなんていらない、早く語学学校終えたいという気持ちでいっぱいでした。

④ 8週間Certificate Ⅲ(Assistant in nursing :看護助手)を取得する専門学校へ通う

•座学に加え、10日間の実習をこなす。

•クラスは同プログラム参加者のため日本人のみ。


⑤政府が指定する場所、職種で一定日数以上働く
(※オーストラリアに1年以上滞在する、する予定のある方のみ)
・農家や工場など。わたしの場合は森林火災修復ボランティアに参加しました。

⑥語学力検査

⑦看護助手派遣会社を紹介してもらう&面接

⑧看護助手として働き始める

大まかな時系列はこんな感じでした。
いろいろありましたが、
充実した1年半のオーストラリア生活を送ることができました。
細かいことがたくさんあり、
もっとお伝えしたいことがあるのですが
また別の機会に書かせてください。

◯渡航した看護師のリアル

学校期間を終了し、いよいよ働きはじめ!
エージェントがいくつかの派遣先を抱えているので、
その時期に募集している派遣会社を紹介してくれます。

ここで注意しておきことは、
保証されているのは紹介のみ。
仕事は保証されておりません。

週何回、何時間働けるか保証がありません。

仕事がもらえず、自分で職場を探したり、
日本食レストランでバイトをしながらやっと生活している、
という人もたくさんいました。

わたしが学校期間時にアルバイトをしていた日本食レストランでは、
渡航時期は違うものの、同じプログラムの参加者がいました。
彼女は最初派遣会社に登録したけれど、
仕事が全くもらえない、
もらえても急にキャンセルされることがあるため、
すぐに辞めたと。

派遣で働くとオンコールで仕事をもらうことになります。
夜22時に明日6時30分から〇〇で働ける?
朝5時に今日6時30分から仕事できる?
この様な形で仕事を受ける場面もありました。
欲を言えば、前もって安定したシフト確保をしたいですよね。

わたしは運良く派遣先がすぐ見つかり、
抱えている派遣先がたくさんあるところに引っ越すことができたのですが、
ただただ運とタイミングが良かったのだと思っております。

同じタイミングで渡航したメンバーは11人いましたが、
コロナ禍ということもあり、仕事がもらえず帰国した人もいます。

資格は取ったものの、全く他の仕事に挑戦したり、実習で目にした仕事の仕方が虐待に近く看護助手として働かないと選択した人も。
(わたしの行った実習先、派遣先は優しいスタッフばかりで丁寧な方が多かったです。人によってはケアが雑だなと感じることもありましたが。。)

語学学校後、そのままみんなで専門学校へ行ったのですが、
1人急に来なくなったなんてエピソードもありましたね。

看護助手としてしっかり働いていたのは、5、6人くらいだったかと。
一緒に渡航はしますが、人それぞれのオーストラリア生活があったなと感じます。

同じ時期の渡航ですが、渡航目的は人それぞれ。
感じ方も人それぞれ。
十人十色ですね。

まだまだたくさんのエピソードがあるのですが、
止まらなくなってしまうので今回はこの辺で。

これからも思ったこと、感じたことを
フィルターなしで書き出していきます。

それが誰かの選択肢を広げられるきっかけのような物だったら嬉しく思います。

ではまた。

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